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【アイドル紹介 2】Task have Fun

前回は始動して間もないグループを紹介したが、今回紹介するTask have Funは、かなり知名度があるグループではないだろうか。

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【Task have Fun 公式サイト】

《画像は公式サイトより》

インディーズアイドルに、ちょっとでも触れているなら、耳にしたことがあるグループだと思う。中野サンプラザホールでの公演を成功させた経験もあり、すっかりインディーズアイドルの大物である。

熱狂的なファンも多いグループなので、紹介するハードルは高いかもしれない。が、めげずに紹介する。以下では、このグループの魅力を、「①楽曲」、「②パフォーマンス」の2点に着目して紹介していく。

①”楽曲”のクオリティの高さ

アイドルの紹介としては、やや変則的かもしれないが、メンバー紹介よりも先に、こちらのMVを見ていただきたい。

もしかしたら、この曲”3WD”だけは知っている、という人は多いかもしれない。インディーズアイドル界に激震を走らせた楽曲だから。

出だしからハードなギターリフ。

「Task行きます」の掛け声とともに、金管楽器の音色が混じるスカ調のフレーズが入り、のっけからテンションは最高潮に達する。

そして何と言っても目を奪われるのは、三人のダイナミックな振り付けだろう。三人の長い手足を目いっぱいに動かして、飛び跳ねる、その躍動感に目が釘付けになる。さらに、サビの特徴的なフリは、剣道をモチーフにしたもので、印象に残りやすく、思わず真似したくなってしまう。

もうこの時点で、この楽曲をライブで披露すれば、会場がフリを真似て大盛況になること間違いなしなのだが、サビの後半に「HAVE FUN!」のコールポイントが存在する。こんなもの、アガるしかない。アイドルのパフォーマンスを熟知していなければ出来上がらない、最高のアンセムと言っていいだろう。

Task have Funの楽曲は、”3WD”、デビュー曲の”TASK”もそうだが、スカ、ファンクがベースとなっているものが多い。

個人的なイチ押し楽曲は、”けどハニカミ”。

ファンクとともに歌謡曲のエッセンスが盛り込まれており、エレガントかつシック。そしてジャジーなピアノが非常に官能的で、聞くたびに唸ってしまう。

歌謡、スカ、ファンクが彼女らの持ち味かと思えば、キラキラしたポップスもこなす多彩さも彼女らの魅力。上で紹介したファンク要素の入った楽曲とはまた違った印象を感じさせてくれる。

”マーブル色の気持ち”、”逆光”のようにしっとりとした曲もいいが、個人的に紹介したいのは、キュートなメロディを全面に押し出した”星フルWISH”。

ちょうど、大人と子供の境目と言える年代にある彼女らを象徴するように、「エレガント・シック⇔キュート」の間を行き来する楽曲の多彩さは、聴いていて飽きない。

今年(2020年)のプロデュースが、あの、つんく♂さんに決まったということもあり、今後どんな楽曲を彼女らが歌うのか、楽しみで仕方がない。

②ストイックさと、遊び心を両立させた”パフォーマンス”

ここでようやくTask have Funのメンバー紹介に入る。

星フルCDpg-min

《画像は11thシングル ”星フルWISH" ジャケット》

メンバーは、左から里仲菜月さん、熊澤風花さん、白岡今日花さん。

現在結成5周年目に入る3ピースのグループである。

画像を見て分かる通り、3人ともルックスが非常に良いのだが、それぞれの系統が異なるため、バランスが取れている。また、衣装が3人ともの手足の長さを際立たせていて、ビジュアル面でも非常に洗練されている。

余談だが、 ”「キメ」はRock You!”のMV、ジャケットでは非常に大胆なイメチェンを披露している。私はこのMVで、里仲菜月さんの見せる、片目を細める表情が非常にチャーミングだと思う。3人ともいい表情を要所々々で見せてくれるので、一時停止をこまめに挟みながらチェックしてほしい。

ルックス、スタイルともに完璧なこの3人が、加工の一切ない生歌の歌唱とともに、MVと一切見劣りしないキレッキレのダンスをぶちかます、という潔いパフォーマンススタイルがTask have Funの持ち味である。

つい先日の、安田大サーカス クロちゃん主催のクロフェス2020でもトリを務め、里仲菜月さん考案の攻め曲セットリストで、もはや貫禄さえ感じるアクトを披露した。そんなストイックさが魅力かと思えば、なんとそれだけでは終わらない。時折見せる、「遊び心ある演出」も、Task have Funの大きな魅力である。

例えば、彼女らのライブには時折、”黒子”が登場する。”黒子”はメンバーに小道具を渡したり、時にはメンバーとゲームを行う。そうした茶番劇が、彼女らのライブパフォーマンスに組み込まれているのだ。

直近の8月8日の配信ライブでは、顔面がはみ出るくらいのドアップで丸々一曲歌唱し、死角では限定衣装であるチャイナ服に着替えるという離れ業もやってのけている。

7月には、さいたまスーパーアリーナでの無観客配信も行った。本来ならアリーナが設営されているはずのスタジアムを、メンバー+スタッフで占領してしまう贅沢な使い方だ。会場の広さを活かして、自転車を漕ぎながらの歌唱や、ソロ曲披露を賭けてのストラックアウト(手作り)まで繰り広げられた。

そんな毎回、見るものを飽きさせない工夫がたっぷりの配信ライブが、8月22日にまた開催される。公演タイトルは「Task have Fun 5th 配信ライブ タスク高校アイドル部♡ 」とのこと。

限定衣装は、もちろん征服。ポスターを見ると、ジャージを着ての歌唱もあるようだ。ちなみに、ジャージの色には久方ぶりに、メンバーのイメージカラー通りである(笑)。

また、8月29-30日に開催される、アットジャムオンラインフェスティバル2020にも出演が決定している。

この紹介記事を読んで、気になった方は、是非チケットを購入し、彼女らのパフォーマンスを堪能していただきたい。そうすればきっと、メンバーだけでなく、彼女らの魅力を余すことなく伝えようと奮闘している運営陣もまとめて応援したくはずだ。

そして、Task have Funが、さいたまスーパーアリーナを満杯にしてのライブを成功させるまで見届けて欲しい。いや、さいたまスーパーアリーナどころか、日本武道館、横浜アリーナで公演を行うぐらいにまで成長するに違いない。

そんな未来溢れるグループだと、私は確信している。


では、また次のアーティスト/アイドル紹介で。



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