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誰にでも人生があるらしい。
人それぞれに人生があるんだなあ、って、当たり前のことを考えています。
ミュージカル『おどり村と妖の森』の上演から1週間が経ち、役者たちがあれこれと振り返りを投稿してくれているのを見ていると、それぞれがそれぞれの環境や現状にあって、それに伴って考えてたことがあって。そんなタイミングで、オファーやオーディションがあり、出会ったんだなあ…。と感じました。
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「袖振り会うも多生の縁」と言いますが、本当にそうなのかもと思ったり。
前世…というか、それぞれの輪廻のなかで何かの因縁があり、縁が巡ってここで出会えたのかも…とかいうとなんかスピリチュアルで怖い気もしますが。笑
今回の作品を書くにあたって神道や仏教のことも覗き見したのでどうしてもこういう物言いになってしまいますね。面白かったのでもっとちゃんと勉強したい。
演劇ができることなんてたかが知れているけれど、演劇に出会うことで救われたり、頑張れたりすることも多々あると思います。それは別に作品のテーマがそういうものじゃなくても。私は何度もブラックコメディや不条理演劇に救われています。
私の書くものがどんなものなのか。私自身ではあまり言葉にしにくいし、「誰かを救いたい」なんてことは烏滸がましいので言わないけれど…。
みんなが「こういう作品だった」「こういう出会いだった」と言葉にしてくれて、じゅんわりとみんなの人生の中に組み込まれていくような感覚は少し腰が引けつつも嬉しいです。
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そして私にももちろん人生があります。
あんまり大したことないやつだけど、結構お気に入りな部分も多い人生です。
こんな人生の中でしか生み出せなかった作品であることは確実なので、人生と、人生が触れ合って関係して影響していく一瞬をみんなでぎゅっと共に過ごしたんだなあと思うと面白いですね。
もっともっと誰かの中に住みたいな。
なんて、ちょっと欲張りな想いを密かに抱いている私です。
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![ひらたあや(ミュージカル作家)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163458347/profile_7154c424fbcd36c625a99c11fd977c38.png?width=600&crop=1:1,smart)