
また予告なく、吾輩は風呂に入れられたのである。
また予告なく、吾輩は風呂に入れられたのである。

ご主人はいつも、とつぜん吾輩を風呂に入れるのである。
ヒドイのである。
ただ、風呂とわかったときには、もう手遅れなのである。
妻から唐突に風呂場に連れていかれ、
風呂場で待機しているご主人に、
まるでラグビーボールのように、吾輩をパスするのである。

その連携プレーの手際の良さに、
吾輩はなすすべがないのである……

「おわーーーーーーーーーーをん!!!」
「おぎゃーーーーーーーーーーーをん!!!!!!」
「ぎゃにゃーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!」

大絶叫である!!!!
それなのにふたりは、ケラケラ笑っているのである!!!

血も涙もない人たちなのである!!!!!


ただ今回は、
しっかりシャワーの温度が温かくしてくれていたので、
意外と入ってみたら入ってみたで、気持ちよかったのである……。

ちょうどからだが痒かったので、スッキリしたのである……。
