ご主人には悪いが、正直〝歯みがきおやつ〟の味は、吾輩の口には合わないのである。
ご主人には悪いが、正直〝歯みがきおやつ〟の味は、吾輩の口には合わないのである……
先日、チュールはカラダに悪いということで、
いつものゴハンだけでは寂しいだろうと、
吾輩のことを気にかけてくれ、ご主人が気を利かせて買ってきてくれた、
この〝歯みがきおやつ〟なのだが、
あまり吾輩の口には合わないのである……。
ちなみに吾輩はチキン系のゴハンは嫌いので、
ご主人の計らいで、歯みがきおやつの味は、
マグロ味のモノを用意してくれたのである。
ただ、これがまた、ほんとに味が微妙なのである……
カリカリゴハンほどの味気なさはないのだが、
勝手にチュールを期待していたぶん
正直、期待外れ感が半端なく、
「えーーー!! そっち〜?」と、
これが出てきた瞬間、ゲンナリするのである……。
というのも、吾輩のゴハンは、
すべてこのケースに収められているのだが、
ご主人は吾輩のゴハンの時間になると、
毎回、この場所に吾輩のゴハンを取りにくるのである……。
ただ、その時点では、その取りにきたモノが、
チュールなのか?
カツオ味のゴハンなのか?
カリカリゴハンなのか?
この曰く付きの〝歯みがきおやつ〟なのか、
まだ、分からないのである……。
午前中やお昼時であれば、
カリカリゴハンの確率が、ほぼ9割なので、
「あー、はいはい。カリカリね……」
と、吾輩も楽に受け流せるのだが、
ただ、夕方や夜間であれば、話は別なのである……
そのほかの選択肢も、一気に確率が跳ね上がる。
まず、カリカリゴハンの可能性は、
フードボウルに入っているゴハンの残量で判断すれば、
ある程度、簡単に見分けがつく。
つぎに、カツオのゴハンである。
これは時間帯が決まっているのと、
一日に2個までと、個数が制限されているので、
そこまで難しくない。
問題はここからである!!
チュール or 歯みがきおやつ
ここが見分けがつかない。
チュールは特別なときしか出てこない。
そこは、吾輩もなんとなく理解している。
しかし、歯みがきおやつに関しては、
もうこれは、ご主人の気まぐれである……。
チュールを出すほど特別な日でもない。
とはいえ、カツオ味のゴハンは、さっき出したばかり。
けれど、吾輩も何かを欲しがっている……
そんなときに、
「まあ、これで勘弁してくれ……」
的なニュアンスで出てくるのである……。
もう、ここまで来ると、詐欺である。
チュール詐欺である!!
吾輩を期待させるだけ期待させておいて、
直前で崖から突き落とすのだから、