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【俳句企画】「甲子園」で三句

ラベンダーさんのこちらの企画に参加します▼

最初に断っておくが、私はプロ野球には相当疎い。
甲子園と聞けば、私の中では「高校野球」なのだ。
私の母校は野球もサッカーも強かった(今でも強い)。自由参加ではあったが、在校中は割と応援に行った。
私は弓道部だったのだけれど、弓道場の隣が野球部のグラウンドだった。私たち弱小弓道部とはレベルの違う熱意のこもった練習を見ていたので、応援にも自然と力が入る。実は今でもプロアスリートよりも学生スポーツが好きなのだ。
学生時代のスポーツって、恋愛とは違うアヲハルだと思う。

白鷺や甲子園まであと一球

(しらさぎやこうしえんまであといっきゅう)
季語:白鷺

甲子園慈悲心鳥の高きこゑ

(こうしえんじひしんてふのたかきこゑ)
季語:慈悲心鳥

県大会夢散る先の夏燕

(けんたいかいゆめちるさきのなつつばめ)
季語:夏燕


最後の一句は直接甲子園ではないけれど、ある年の神奈川県大会の準決勝、強豪横浜高校との一戦は物凄く熱かった。(気温も暑かった)
接戦の末残念ながら敗れたが、とても心を動かされた試合だった。
あんなに一投一打に一喜一憂して、手に汗握る野球の応援は後にも先にもあの一度だけなのではないだろうか。ここで勝てば、甲子園に行けそうだ(準決勝だったけど)という希望。選手たちの悔しさは計り知れない…。
何かに一生懸命になることの尊さを教えてもらった。
高校三年生の時の冬の全国高等学校サッカー選手権大会(受験間近なのに応援に行った)、市立船橋に敗れた決勝戦と共に、忘れられない試合である。

ラベさんのおかげで、この時の感動が蘇りました。
私もまだまだ頑張らなくては。
ありがとうございました。


扉絵:『時には強く』 燕 Swallow


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