新しいことを知るのがきらいだった
小さい頃、小学校低学年くらいだったか。わたしは本を読むのがすきだった。
私学に通っていたから近所にともだちが住んでいなくて、土日はいつも家にいた。
両親はよく遊びに連れて行ってくれたし、弟もいた。同じマンションに住むともだちが居たから引きこもっていたわけでもなく、何も不自由に感じてはいなかった。
しかし家にいる時間が長いので自ずとひとりあそびが上手になった。
本や漫画を読むのが大好きだったし、アニメやゲームも好きだった。絵を描くのと音楽を聴くのも好きだった。
そんなある日