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掌編「鉄棒、鋭くなって」

 大学生まで勃起をしたことがなかったというと、人には気味悪がられて、嘘をついていると思われる。高校で身長一九〇センチの男性性のカタマリ然とした髭面に成長した鉄也が言うとなおさらだ。同級生が自分の下半身事情に敏感な年ごろになっても、鉄也の鉄也自身は不動の状態を保ってピクリとも反応せず、教室で回し読みされるグラビアや友達の家で見たビデオでもいちもつは沈黙を貫き続け、骨のない態度を示していた。健康的な一般男性の朝は脳より下半身の方が早起きだというが、自分の意志と無関係に鎌首をもたげるモンスターが股間に取り付いていることを鉄也には想像できない。さすがに不安で、刺激を与えてみたけれど反応は芳しくなく、そのまま思春期を空費した。大学三年生になるまで股間にぶら下がったモンスターはただ一塊の肉塊であった。


 昼の込み合った大学食堂でカレーを食べていると前の席に座ったのが麻原で、まだ名前は知らなかった。何も言わず向かい合った彼に、スプーンを持ったまま鉄也が顔を上げると、ためらうことなく、それはなんだ、と不遜に彼は尋ねてカレー皿の横に置いていた鉄也の金属彫刻を指さし、え、課題、と面食らって答える。ふうん、君は彫刻学科だ、おれも。えっとぉ、同級生ですか? いや、たぶん君より一年上、その課題去年やったから……と言ってカレーを食べる麻原の指の動きから視線を上げ、重そうに眼鏡をかけた青白い顔はまるで日に当たっていない吸血鬼であり、外国の彫刻のように容姿が整っていた。見とれていると、金属彫刻好きなんだ? と続けられ、あっ、えっ、 溶接が。溶接が好きで、と答える。
 そうか、上手いよ、おれよりずっと。はあ。おれの顔になんか付いてる? いや、べ別に。
 話しかけて悪かったけど、その課題適当に鉄片溶接しておけば単位もらえるからさ、ちゃんと精巧に作ってるやつ初めて見たんだよね、それなに蝶? いや、妖精。
 妖精?
 森の妖精。
 麻原は、にやりと笑う。いいね、あんた。ロマンチックだよ。
 この時の会話をあまり覚えていない。鉄也は人生で初めて勃起をしていた。経験したことのない熱が体の中心にたぎっていた。目の前の男に鉄也の性器は初めて自制を失っているのだ。下半身は痛いほど怒張し、彼が立ち去るまで椅子から立ち上がることができなかったのである。
 目の前に座った男が麻原明だと知ったのも、後でクラスの友人に尋ねたからである。ああ、あのひと、結構有名だよ、特に女子からの人気がすごいよな、でもあまりいけ好かないぜ、美術史とか哲学とかの本ばっか読んでるってのも当てつけみたいでさあ、お前とかとは一番遠い人間だろ、とまるで熊のような容姿の鉄也を笑う友人の口からのぞく歯を見ながら、工房で作業着を着て溶接マスクをかぶった鉄也は頭のなかで名前を何度も反芻する、あさはらあきらあさはらあきらあさはらあきら。顔が熱く、溶接機の火花が飛ぶ。
 溶接工場に就職して、油と粉塵にまみれながらも充実した日々を鉄也は過ごしていた。黙々と鉄を溶かして繋げる作業を続けることは性に合っていた。仕事ぶりも真面目そのものだと自負していたから、同僚の目を盗んで仕事と関係のない部品を溶接していても、誰よりも朝早く出社した時間で工場の廃品置き場から部材を失敬しても気づかれることは無かった。溶接して作り上げた部品は借上げのアパートの自室に持ち帰る。爪のような小さな部品から精巧に組み立てたのだ。狭い部屋の隅に置かれた椅子には、屑鉄で作り上げた麻原の全身が鎮座しているのだった。薄暗がりで椅子に腰かけた麻原の裸体は、黒光りする皮膚や筋肉に目を凝らすと針金や鉄片や歯車やバネが複雑に絡まり合った鉄塊であった。
 コンビニで買った弁当と酒をちゃぶ台に放り出し、まずは今日作った部品を鉄塊に組み込んだ。それは麻原の乳首で、ネジを溶接してつくった珍妙な形状がカギ穴へ刺さるように鉄塊の隙間へ嵌合すると、満足したため息を吐いて布団に尻を落とした。また一段と、鉄塊は完璧な麻原へと近づいた。
 しばらく見とれてから、やはりまだピクリともしない自分の下半身に落胆する。勃起をしない限り、本物ではない。不完全な鉄塊に過ぎず、麻原ではないのだ。黒と銀に輝く麻原の身体は鉄也の頭のなかにあった理想像を実現しているのに、まだまだホンモノと同じになるには足りないところが多すぎるのか、まだなにがどこが足りないのか。完璧をさらに完璧にすることを続けて麻原に近づけることのできない自分の未熟さを歯がみしながら、今ではほとんど習慣となっている仕草で無意識に床に置いたノートパソコンに電源を入れる。数クリックでお気に入り登録されている動画共有サイトを開く。「アダムスキー光宣愛宇宙教団」と名付けられたチャンネルは毎週金曜日の更新を欠かさず、広く宇宙すべての人々に向けた無償の愛と救済を主張した訓話を導師様が語る数十秒の動画をあげている。今日はその更新日、サムネイルをクリックする。
 画面で訓話を話す男は麻原明だ。
 男の白い詰襟には顎の肉が乗って身体は樽みたいに膨らんでいる。あの頃の吸血鬼のような美しさは消えて昔の鋭い気配が消えて笑顔が増えてきっとこれはもうただの豚だ、でも鉄也の性器は作業着の下で熱く硬くなっている。画面と肉の向こう側の麻原を指し示す羅針盤。いうことを聞かない鉄也のコンパス。 大学を卒業した後でもただ、こうして麻原の姿を画面越しにでも見続けることができて幸せなのだと思う。これ以上を望んではいけないのだと呟いて言い聞かせる。リピート再生に目を凝らしながら作業着を脱いで裸になると、血液の漲った鉄也の芯がビィンと空気を切る。
 やっぱ、おれじゃあ、起たないんだ。
 声をかけて、鉄也の首に回り込んだ冷たい腕。
 金属像の麻原アキラが立ち上がっていた。
 ごめんな。まだうまく作ってあげられなくて。
 あんたのせいじゃない、おれはおれに嫉妬してるだけなんだ。アキラに背中から抱き着つかれ、汗ばんだ背中が冷たくなる。十円玉を擦ったときと同じ強い金属の臭いがする。駆動する機能なんて組み込んでいない金属像が動き始めた理由は、あの拾った部品のせいなのだと思う。工場の周囲は柵の外がすぐ農家の田んぼとなっていて、初夏にミステリーサークル騒ぎがあって地元の新聞で少しのあいだ話題となった。第一発見者は農家のお爺さんだということになっているが、朝誰よりも早く出社した鉄也が実は最初にそれを見つけている。綺麗な幾何学模様に倒された稲の中心に、落ちていた部品を拾ったことを誰にも話していない。継ぎ目のないなだらかな棒状の物体で、金属製にみえるものの触っても冷たくも熱くもなく人肌に近く、見た目以上に軽かった。黙ってポケットに隠して持ち帰り、仕事中も一日興奮していたのを覚えている。あの部品をアキラにぴったりだと思って組み込んだ矢先、アキラは意志を持って動き出したのだ。
 物体を組み込んだアキラの下半身が、鉄也の腰にあたっている。鉄也の熱を吸って温まるアキラに抱きしめられ、武骨な手の冷たく固い指先で鉄也は握られる。昔のまま変わらない鉄也の理想像から耳元でささやかれる愛のことばを聞きながら、どうかその言葉を自分にだけ聞かせてほしいと動画のなか世界の愛を語る笑顔に向けて射精した。


 麻原の笑顔は学生の時はほとんど見たことがなかった。鉄也は卒業制作の佳境だった。大学の溶接工房の窓の外は暗く、降った雪がサッシの端に溜まっていた。闇の方が濃い蛍光灯を浴びながら、工房でひとり溶接台に向かっている。寒々とした外と対照的に青白い火花が飛んで、ときどきスローモーションのように台の上で跳ねるスパッタが好きだ。鉄と鉄を滑らかに繋げることは魔法みたいだと鉄也は思っていた。汗をぬぐおうと、溶接マスクから顔を離すと、工房の戸口のところに麻原が立っていた。麻原は卒業すらも興味がないようで、留年をし、近々、大学を辞めるとの噂もある。麻原がいなくなってしまう。なぜだが自分の一部を失うことのように苦しくて怖くて作るはずの像は麻原をかたどった。ごまかすため、男性版のサモトラケのニケといって卒業制作とするつもりだったから頭と腕はなかったが、麻原の目の前で当の本人をモデルに天使の羽根を生やした裸像を作っていると思うと、いますぐ逃げ出したい。もちろん麻原はそんなこと知らないはずで鉄也に近づいて立ち話をする。食堂の一件から顔見知りになっていてたまに話す程度で、鉄也が遠くから見ていることのほうがずっと多く、こんな機会は今まで数えるほどしかなかった。すでに鉄也の頭と下半身には血が集まってきている。
 ごまかしたかったのか本音だったのか今となっては判然としないけど、鉄也は必死にズボンのポケットに手を入れて前かがみに膨らむ股間を隠して麻原の動く喉ぼとけしか目の焦点があわなくて、あはは、ぼくも大学辞めようかな、なんて言った気がする。麻原はほおほおじゃあそうだ。海に行こう、なんならおれの車もそこにあると工房の外を指さすのだ。鉄也は聞き間違えたのかと思って、返事をしかねていると、麻原に海、車、と同じことをささやかれ、それ持ってこいよ。お前の像。溶接台の上に、重たそうな眼鏡の視線をやりながらたしかに麻原は言った。
 気づいたら助手席に座っていた。後部シートには、鉄也の卒業制作が無造作に横たえてある。運転する麻原の横顔を見ながら、本当に麻原は吸血鬼で自分は知らず知らずのうちに血を吸われて下僕になっていたんじゃないかと想像を巡らせる。ときたま落ちてくる雪片がワイパーに薙ぎ払われる。こんなに冷えるのに、麻原はワイシャツ一枚で、筋張った鎖骨が見えた。人形のような。白い金属。鎖骨。
 二人以外誰もいない。寒風吹きすさぶなか波の打ち付ける防波堤の縁に車を止めて、麻原は、おまえ、その卒業制作を今ここから捨ててみせてよ、像を抱えたまま黙って立っている鉄也に笑いかける。見たことのない月光のような笑顔に鉄也は耳まで熱く赤くなったのを感じる。麻原は、ハハハと言って、ワイシャツを脱いで海風に飛ばしてその下は肌で、暗闇と街灯に痩せた白い上半身が浮かび、寒いなあ寒いなあそいつを捨てたら暖めてくれよそうしたら暖めてもらってもいいんだ。鉄也はそれができないと思っているのか、からかっているだけなのかどうしてそんなこというの、波の飛沫が白く飛んで麻原の起っている乳首から鉄也は目が離せない。
 あんた勃起してんだろ。
 おれに起ってるんだ。
 風に邪魔をされながら叫んで悪戯めいて笑う麻原は鉄也をからかいたかっただけなんだ。股間に気づいて笑っていたんだ、とてもひどいと思うけど事実の指摘だしそれでもいいから今ならお前を抱いてやれるのに。賃上げのアパートの蒸した薄暗い部屋であの冬と同じシーンをアキラと演じ挑戦的に笑うマスクに触れて、大学の時と同じ形をしたアキラと交える接吻は鉄の味が舌に広がる。記憶に録画されたシーンを繰り返し再生してこの真夏の夜なら鉄也は目の前のアキラに手を伸ばすことができるのに、しごいてもしごいてアキラでは起たなくて、ごめんよごめんよごめんどうしてもここだけ再現出来ないんだ、あの時の記憶を閉じた瞼の裏に掘り起こしながらアキラを抱いている。「あんた勃起してんだろ」と祈りのように呟きながら、アキラが背中をさすっていた。


 あの時にふたりで帰った車内で一言も話さず、ガンガンに焚いた暖房の唸りと走行音ばかりが耳に貼りついている。麻原の横顔ではなく擦れるワイパーばかりを見ていた。重さの変わらなかった車内。捨てることができていたら、麻原と鉄也の関係はまた変わっていたのだろうかとアキラの鋼鉄の身体を撫でて思うことがある。アパートの郵便受けに風俗のチラシと一緒に入っていたのは偶然だとわかっている。ピンク色の封筒に「アダムスキー光宣愛宇宙教団」はあなたに愛を届けます宇宙から愛が降り注いでいることをあなたは知っていましたかビッグバンによって生まれた力は弱い力と強い力と電磁力と重力そして愛の力だということが判明しており宇宙背景放射から愛はあなたに降り注いでいますあなたは愛されていますもしそう感じられないのなら、身体のアンテナが鈍っているのですだいじょうぶ私たちがあなたのアンテナを磨くお手伝いをします、とパンフレットに載っていた写真は麻原だともちろん鉄也は一目でわかった。これこそ愛の偶然だと鉄也の股間に着いたアンテナは教えてくれた。裏面に描いてある教団の動画配信チャンネルを見たその日のうちにアパートへインターネット回線の工事を頼んだ。鉄也のアンテナは常に麻原にだけ5本立っている。宇宙に愛の力があると麻原が言っているのなら彼と鉄也の間にあるこれも愛の力なのだと麻原に教えてあげよう、アキラが動いていることはふたりの愛の奇跡なのだと麻原が知ったら彼はどんな顔をするだろうかと鉄也は胸をときめかせる。喜んでくれるかなあ。
 仰向けになったアキラにまたがって、操縦桿のように彼を握る。いくよアキラ、おれは鉄也だけを愛しているよと鉄塊がしたで囁き腰を抱えると二人は浮かび震えて、安アパートの薄い壁を破って夜空に飛び立つ。光となって夜のとばりを切る。
 行き先は決まっている。動画の収録場所で教団のホームページに書いてあった住所なのだ。数百キロ離れた他県であるがアキラにとっては造作もなく飛んでいける距離だった。「アダムスキー光宣愛宇宙教団」の本部は高級マンションの一室だ。ビルの谷間を飛行しているふたりを地上の人々が指さしているのが分かった。あれはなんだ、鳥だ飛行機だ、いや、UFOだろフライングヒューマノイド、合体した男ふたりだ、スマホを振りかざしてSNSにアップされている少し恥ずかしいね、アキラに跨る腿に力をいれて強く挟む、なんだ、おまえそんな図体でビビってるの、べ別に、おれたちはなにか教えようぜ、なんだとおもう、妖精、え? 愛の妖精。
 衝突事故みたいに振動が全身を打った。破壊されたマンションのコンクリに咳き込みながら見ると、道場のようなフローリング部屋だ。割れたガラスと粉々になった瓦礫に数人白い詰襟が下敷きになっているが、カメラと録音機器は無事に三脚へ乗っている、そのレンズの先の一段高い場所には、あぐらをかいた麻原が座っていた。
 アキラから降りると、うめき声と怪我人が警察だとかなにかわけのわからないことを言って、腰を抜かしていればいいのに数人が殴りかかってきたのを、アキラがこぶしのハンマーで割っていくああもう血が出ているじゃないか。鉄と瓦礫と血の匂いが鼻孔をくすぐって、大きな衝撃とシートベルトが身体に食い込む感触を思い出す麻原トラックが深夜の雪、ワイパーの雪片が払われて。冷たい風。君の眼鏡をヘッドライトが照らした。あれ、太った麻原眼鏡やめてコンタクトにしたんだっけ。
 ああ、麻原だ麻原。やっぱりそうだよ。
 だって、鉄也の下半身はむくむくと大きくなる。
 やっぱり導師様、見た目はまるで変ってしまったけれども、この股間が証拠だ。落ち着いて座っているけれども本当にこの宗教を信じているのかな。信じているんだよな。きっと。愛の力をさ、宇宙からの力を。君に奇跡を教えに来たんだ。
 誰だ、なにものだと、麻原は険しい顔で鉄也に怒鳴るが、いつもの優しい微笑みではなくこんな顔も鉄也に初めて見せてくれたから股間は痛いくらいだ。覚えているくせに、君は変わってしまったかもしれないけれど鉄也は変わってないから。
 隣のアキラが背中に励ましの手を添えた。花嫁の付き人のように、鉄也に付きそう。
 振り返って、アキラを見ると眉をひそめた物調面で、「ロマンチックだよ」と口の端を上げる。アキラ本当にごめん。君は愛してくれているのに。裸足で割れたガラスを踏んで赤い血も痛みも告白のための小さな儀式のようで、キッと見据えてくる麻原の前に一歩一歩進む鉄也は股間の屹立したアンテナを見せつける、勃起している。麻原にしか勃起しないからそうだろわかるんだ、羅針盤だレーダーだ、これはこの世界から麻原を見つけるサーチライトなんだよ。
 あのとき卒業制作を海に捨てていたらどうなっていたんだろう麻原に触れることができたんだろうか本当にからかっているだけだったのか麻原の尖った乳首と白い肌と暗闇に光る雪をもっと見ていられて過去の時間の車の帰り道とかタイミングが変わったりして麻原がいなくなったりしなかったのかなあ、何を言ってるの麻原は目の前にいるじゃないか。たまに見るんだ夢を。海の底で朽ちていくアキラ、錆びていく鉄の像を。
 知っている知ってる君は今すべての人間を愛していて、でも、どうか一度でも愛していると一人に向かって言ってくれないか。


 麻原は肉の付いた顎を震わせた。きっと喜びに、愛のアンテナを見上げて、「わたしは、わたしは全てを愛する……おまえ、見知らぬおまえが誰でも……誰でさえも……おまえだけを愛することはないよ……」


 体の芯からあさはらあきらあさはらあきらあさはらあきら叫んで後ろにいたアキラが鉄とスクラップと卒業制作の波となって身体を覆い溶けあい自身の中心に凝縮し股間から屹立した一本の巨大な刃となって麻原の胸を貫く。
 麻原だけを見つける刃が麻原だけを貫ける刃がもうきっと麻原を見つけることのできなくなる刃が麻原を抱きしめ深くねじ込みありがとうアキラのおかげでひとつになれた股間のアキラは火花をあげるドリルとなって回転しこれでもう二度と自分は起たなくなるんだなあ一抹の寂しさを覚えた脳へ突き抜ける激しい射精の快感とともに麻原は赤い血しぶきとなって飛び散った。


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サークルで製作した初コピ本「BLアンソロ 黒塗りの高級車」は2018年冬コミで一冊も売れなかった。他のサークルメンバーはほとんど黒歴史にして再販もないし抹消したがっていたが、この掌編はめちゃくちゃノリノリで書いたので個人的にかなり気に入っている。供養したい。
 
 

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