【結婚式準備の中、相手の親御さんに反対されてどうしよう〜もう諦めようかな…】
「昨日、お義母さんから結婚式参加者の人数差が気になるという指摘を受けました、その他にも色々意見が強く私達夫婦で選択する余地がないと感じていて…
そもそもの結婚式のやり方を変えるかもしれないです」
突然ご新婦さんから
こんな連絡が入ってきました!
仕事をしながら自分たちなりに時間を作り、色んなところから情報を集め
動き始めた中でやっと
方向性が見えてきた矢先の出来事です。
続いて…
「みんなの意見を取り入れようと動いていますが最悪の場合、式自体を行わない未来も考えています。」
せっかくここまで準備してきたのに
また振り出しに戻るか…
または白紙にする選択も…
とかなり深刻で辛い状況でした。
いつもお立ち寄りいただき
ありがというございます!
本日は
【結婚式の準備中、相手の親御さんに反対されてどうしよう〜もう諦めようかな…】
とお悩みの方へ
「結婚式準備あるある」
とも言える
『相手の親御さんとの意見の相違』
『両家の考え方の違い』
などが発生した場合の
【基本的な対処の方法や、考え方の本質】
についてお伝えします。
このnoteを最後まで読んでいただくと
“どうしたらみんなで気持ち良く結婚式を迎えられるのか”
そのヒントが見つかると思います。
長文ですが…
よかったら最後までお読み頂き
参考にしていただけたら幸いです。
前提として
実際に『結婚式準備』が具体的に動き始めていくと、様々な事が見えてくることによって、問題(意見の食い違い)が出てくるものです。
それだけ2人のみならず
周囲のみなさまにとっても結婚式は
『大切な日』と言う事です。
そして唯一の日として大切に思うからこそ
『それぞれの想い』が
交差するのが結婚式です。
だからこそ
複雑に絡み合っている「想い」
という糸に1つ1つ丁寧に向き合って
必要なプロセスを踏んでいけば
「分かり合える」という事実も
たくさん目の当たりにしてきました。
そんな経験からのアドバイスですが
まずはここから始めてみましょう
1・義父母との意見の食い違いについての背景を理解する
・親御さんの想い(期待)を知る
例え「あなたたちの好きにしていいのよ!」と言葉で言っていても
多かれ少なかれ親にとっても、親なりの想いやイメージが必ずあるものです。
イメージの要素としては
・親御さんが生きてきた「時代背景」や育ってきた「環境」「文化」
・培ってこられた人生経験から、良くも悪くも「実体験」として感じていること
・“結婚式”という生涯何度も経験しない特性上、詳しい内容についてわかりにくいため「周囲からの影響」を受けやすく
「みんながこうしているから」「普通はこう」「一般的にはこう」と言った俗に言う「常識」や「伝統」を重視する傾向があります。
この様な事が多いと考えられます。
例)結婚式なんだから
「親戚や近所に対する体裁が大切…」
「我が家には守るべきしきたりがある」など
・新郎新婦との視点の違い
新郎新婦は「今」を生きており個性や自由な選択を重視します。
例え長年共に暮らしてきた親子だとしても、既にそこには
ジェネレーションギャップが生じており
そこに他人(義理の親子)という関係性が加わる事で、より一層お互いを簡単に理解することは困難になっていきます。
大切なことは
【そもそもみんなそれぞれの「普通」「常識」の基準が違うということを理解するところから始まります。】
2・義父母と対話する際の基本的な姿勢について
・ 傾聴の姿勢を持つ
・なぜ?どんな理由(心意)意図でこの話をしているのか?
・何を変えたら納得してもらえるのか?
まずは親御様の意見を真摯に受け止め、お話をしっかり伺ってみましょう
・ 感情ではない事実に焦点を当てる
・感情的にならず、起きている事象として捉える(感情を入れず)
・実際に行うことによって起こる
メリットデメリットの確認
・現実的に実行する場合の手段についてリサーチする
・ 一緒に解決する姿勢を見せる
列席されるゲストから見た時には
「二人の結婚式」のみならず
「両家の結婚式」という捉え方で見られていることを理解する必要があります。
その視点(両家の結婚式)を考えた時に
「私たち(新郎新婦)の意見」+「新郎家の意見」+「新婦家の意見」
⇩
【両家の総意】
としてゲストの皆さまに、その時間空間を提供する事が大切だと認識する必要があります。
だからこそ
“一緒に考えたい”
“一緒に課題をクリアしたい“
“お互いが歩み寄りながら進めて行きたい”
と言う2人の意思を伝えていくことが重要です。
3: 意見の違いを解決するための具体的な方法
・ 優先順位を明確にする
結婚式で譲れないポイントと
妥協できるポイントを
新郎新婦で話し合い
それを親御さんに共有します。
例:
• 譲れない:
招待する友人の人数、式のテーマなど
• 妥協可能:
席次表の書き方、親戚への挨拶。
・第三者を交える
• プロのプランナーや親しい親族に入ってもらうことで、冷静な視点を加えることができます。
• プランナーを通じて「プロとしてのアドバイス」として伝えると説得力が増します。
・選択肢を提示する
「この方法がいいですか、それともこちらがいいですか?」という形で具体的な選択肢を提案すると、親御さんも意見を出しやすくなります。
例: 会場の装飾に関して、「和風と洋風のどちらにしますか?」と選ばせる。
・時間を置く
意見がぶつかった際に急いで解決しようとせず、少し時間を置くことで冷静な議論が可能になります。
特に感情的な状況は後にしこりを残しやすくなります。できる限り冷静に話せる設定を考えましょう。
4: 心の持ち方と考え方
・「家族」としての視点を忘れない
結婚式は一日です。またその日がゴールではなく、スタートの日となり
その後の家族関係は一生続いていきます。
親御さんの意見に耳を傾けることで
これから始まる家族関係を円滑にするための信頼関係を築くきっかけと考え
謙虚に対応しながらも
新たに自分たちで作る「家族・家庭」
としての意見(二人の意見)も
しっかり構築していく事が大切です。
結婚式準備のときは、親も子もお互いに
これまでの親子関係から1つ階段を登り
「新しい家族」を形成していく大事な時
と捉えると良いでしょう。
・ 調和していくプロセスにこそ本来の意味がある
「完璧な結婚式の形や結果」
を求めることよりも
周囲との調整を行いながら
調和していくプロセスにこそ
新しい家族形成(結婚)を行うための
深い意味や何事にも変えられない価値が
生まれていきます。
誰もが生涯何度も経験しない時だからこそ
様々な問題や課題が出てくる中で、
親や周囲の親戚、大切な方々の関わり方を
試されている『テスト期間』なのです。
大変かもしれませんが問題から目をそらさず
「今が解決のチャンスの時」と捉え
諦めず向き合う事で結果は自ずと出てきます
・感謝の気持ちを伝える
どんなに意見が違っても、親御さんが関わろうとしてくれるのは「大切な子どもを思うがゆえに良かれと思っての事」です。
「心配してくれてありがとう」の感謝の想いと言葉を忘れないことで、意見の対立が和らいでいくこともあります。
ケーススタディ
例: 式場の場所に関する食い違い
親御さんの意見:地元で開催したい。
新郎新婦の意見:自分の好きなリゾートでやりたい。
解決策:
地元で「お披露目会」を開催し、結婚式は地リゾートで挙げる。
地元から招待客を送迎するための交通手段を手配する。
まとめ
結婚式の準備は、家族としての新しい関係を築くための始まりです。
意見の食い違いは、視点や価値観が違うからこそできるものですが、始まりの時だからこそ1つ1つ丁寧に向き合いながら必要なプロセスを踏んで、お互いを知り感謝する事によって家族全体の絆が繋がっていきます。
逆にいうと
なんのプロセスもないままに、いきなり「夫婦・家族・親族」となってしまう事で
後々様々な場面で【意見の相違・思い違い・価値観の相違】などが発生し
気がついた時には、大きな歪みとなって取り返しのつかない状況になってしまいます。
「位置について・よーい!・ドン!」が大事
結婚式を運動会の「徒競走」と例えた場合
夫婦も家族もみんな一斉に
「よーい!」「ドン!」は出来るのですが
「位置について」ができていないため
みんなバラバラな場所から
新しい人生をスタートし
向かう方向も・走る距離も・走り方も
異なってしまうため
気がついた時にはそれぞれが
異なる場所に立っていることになります。
ぜひ結婚式準備の段階で、お互いを深く知り皆さんで一緒に
「位置について・よーい!・ドン!」
が出来る素晴らしい一日を迎えてください。
このプロセスが必ず明るい未来につながっていくと信じております。
結びに…
結婚式を迎える状況や家族環境背景、家族構成や設定そのものが個々に異なります。ケースバイケースで状況も異なりますが、そんな二人の背景や状況を一緒に考えながら、何がベストな選択かを一つ一つ検討し検索し、皆さんが納得出来るところまでサポートしております。
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長文にも関わらず、最後までお読み頂きありがとうございます。
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