スタンフォード大学式・グリッドを高めるための方法
グリッドというのは「やり抜く力」という意味の言葉であり、目標達成のために必要な力と呼ばれています。
スポーツでも仕事でも単純に粘り強い人の方が目標達成しやすいでしょうが、だからといってすぐに身に着けられるものでもありません。
スタンフォード大学が紹介しているグリッドを高める方法を、前回に引き続き紹介していきます。
成果ではなく過程・努力を認める
テストに受かった、契約が取れたというような結果を褒めるより、その成果を出すまでに行った過程を褒めてあげるとグリッドが高まります。
これは親や兄弟といった他者からの賞賛だけでなく、自分自身でも同じです。
・毎日1時間勉強した
・毎日10件新規開拓の営業に取り組んだ
だれでも一定の努力をしているはずですので、こちらに目を向けて肯定しましょうというものです。
言葉選びに注意して、自分自身を認めていきましょう。
学習ゴール・パフォーマンスゴールを設定する
若干ややこしいんですが、本来定めている目標とはちょっと違うものになります。
恐らく多くの人が、月収を10万円上げよう、1ヶ月で新しい英語をネイティブ並に話せるようになろうといった「成果」をゴールに設定するかと思います。
今回はそうではなく、この成果を出すためのちょっと前に到達できる状況をゴールとして設定するんです。
たとえば学習ゴールでは、「新しい学びを得る」ということをゴールにします。
これはどんなことでもOKであり、趣味の読書でもスキルアップの勉強でも、「今までやったことのない分野を勉強しよう」と決めて行動するものです。
また、パフォーマンス目標では「今の自分のが持っているパフォーマンスを向上させよう」ということをゴールにするものです。
たとえば年収を上げようと何か副業を始めることにします。
ライティングでもプログラミングなどは、やはり稼ぐためには一定以上のスキルが必要です。
そこで、
・今まで1記事4時間掛かっていたブログを2時間で終われるようにライティング力を付けよう
・今まで3時間掛かっていたC言語の案件をこれからは1時間で終わらせよう
こういう風に自分のパフォーマンスアップをゴールに設定していきます。
「年収を上げる」ではなく、「年収を上げるために必要なスキルを高める」という点にフォーカスしようというものになります。
これはだいぶ応用できますし、すぐに結果が出なくてもへこたれずに続けることができるようになりますので、一度試してみるのもいいかもしれませんね。
すぐに結果を求めない
・なかなか会社で認めてもらえない
・同期に差を付けられてしまった
会社勤めをしていると恐らく大多数の人がこういう悩みに直面するかと思います。
自分もちょくちょく遭遇してしまうんですが、この「パフォーマンス目標」を立てることによって以前に比べると焦りとか不安が少なくなってきたな~と感じています。
今できることを愚直に進めて、いずれ大きな目標を達成したいものですね。
前回に引き続きグリッドについて紹介していきましたが、次回もみなさんのお役に立てそうなことを紹介してういきますので、ぜひお付き合いください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。