逆境を乗り越えるための考え方
今の環境が苦しい・つらいと感じるとき、くじけてしまうことも少なくありません。
人それぞれ立場は異なりますし、責任の大きさも違いますが、当事者にとっては大きな悩みとなります。
自分もいじめやパワハラなどを体験してきましたので、その苦しみというのはわかる方ではありますし、そういう人がいたなら手を差し伸べたいとも思っております。
なので今回は逆境を乗り越えるための考え方というテーマに沿って書いていきます。
長くは続かない
良いことはもちろん、悪いことも長くは続きません。
ですが多くの人はネガティブなことが起きると「また何か悪いことが起きてしまうのでは…」と思い込んでしまいます。
ここで一つ質問したいんですが「1年前の悩み事」って覚えていますか?
中には覚えている方もいるかもしれませんが、詳しいことまではほとんど覚えていないって言う人の方が多いのではないでしょうか。
・彼氏とけんかして仲直りしたい
・営業成績が上がらない
1年前は大問題だったとしても、今となってはほとんど解決していることが多いんですよね。
このことから言えるのは、「悪いコトってさほど長く続かない」ってことになります。
特にこの考え方はレジリエンスが高い人が持っている特徴であり、低い人ほど過去のネガティブ体験を引きずってしまうものなんです。
なお、レジリエンスとは「回復力」とも呼ばれており、高ければ高いほどストレス耐性が高く、逆境にも強くなることができます。
なので、逆境に強くなるためにはレジリエンスを高めることが必要になります。
もし日記を付けているという人なら1年前の日記を読み返してみると、当時の心境を思い返すができるでしょう。
心の免疫システムを信じる
これは「しんどいこともあるけど、まだマシな方だよね」といったように、ちょっと楽観的に考えるクセを持とうってことです。
このように考えることでレジリエンスが高まるという研究結果もあり、気軽にできる方法としておすすめできるものです。
特に不安に押しつぶされそうなときほど効果を発揮するものであり、さらに不安なことえをノートに書くことでより一層高めることができます。
脳内ストーリーテラーを助ける
これも聞き慣れない言葉ですが、簡単にいうと「脳内に浮かんでくるネガティブなストーリーを無理矢理にでも正当化しよう」ってことです。
なにかうよくないことが起こるとその途端、頭の中にネガティブなストーリーが浮かんでくるかと思います。
たとえば彼女に振られたとき、
・優しさが足りなかったから
・優柔不断な性格だったから
・あのとき仕事の都合で予定していたデートをキャンセルしたから
みたいな感じで次々と浮かんできます。
これらを徹底的に正当化していくんです。
・向こうもわがままだったし
・いつも他人任せだったし
・もともと年末は忙しいし、半ば強引な予定だったし
こんな感じで無理矢理否定していきます。
さらに振られたことで生じるメリットも考えていきます。
・自分の時間が持てるようになった
・勉強や趣味、副業に当てる時間が取れるようになった
・スキルアップしてもっと可愛い彼女を作ることもできる
これも実際にノートに書き出すことで、さらにレジリエンスを高めることができます。
ポジティブではなくクリエイティブに
ここで気を付けてほしいことが、「ポジティブ」には考えないということです。
変にポジティブに考えてしまうと、理想の結果にならなかったとき、予想以上のダメージを心に負ってしまいます。
「やればできる!」という強く思い込んでしまうと、その反動で「やっぱり私は何をやってもだめなんだ」みたいに落ち込んでしまうんですよね。
ではどうすればいいのかというと、「クリエイティブ」に考えるというものです。
・もっと上手くいくような方法はどんなものがあるのだろう
・今の環境を変えるためにはどんなアイディアが必要なんだろう
こういう風に「試すべき方法」をいくつか考えていき、ひたすら試していくんです。
これならもし失敗しても、じゃあまた新しい手段を考えればいいやって思考を切り替えるだけで済みますからおすすめです。
なお、以下の記事で不安と睡眠との関係性についてまとめていますので、もしよければご覧ください。
今回は逆境を乗り越えるための考え方を紹介してみましたが、次回もこのようにみなさんの役に立つようなことをお伝えしていきますので、もしよければお付き合いください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。