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楽観的になるための考え方

人生を充実させている人の特長として、楽観的な人というのが挙げられます。


「なにかトラブルが起きてもなんとかなるよね」みたいな感じでポジティブに捉える人だと思いますが、これは楽観的というよりも「楽天的」な人かもしれません。


言葉は似ていますが、意味合いはけっこう違うもので楽天的な人ではちょっと雲行きが怪しくなってきてしまいます。


今回はこの2つの違いについて紹介していき、楽観的になる方法について書いていきます。


客観的に「観る」こと


楽天的な人というのは生まれ持った性格によるものなので、これから身に着けようと訓練してもなかなか難しいでしょう。


ただ、楽天的な人は単に軽く物事を捉えることが多く、具体的な改善案を考えなくなってしまうので、あえてこちらを目指すことはありません。


一方で楽観的な人というのは基本的にポジティブですが、トラブルが起きたときはしっかりと対策を取っていけますのでこちらを目指すことが大切です。


そのためにはなにが必要なのかというと、「物事を客観的に見る」ということです。


たとえば新しい事業を行うために借金をしたとします。


楽天的な人は「この借金は将来の投資だし、成功すれば返せるだろう」と考えますが、これでは資金繰りに苦しくなったときの対策がないため、首が回らなくなってしまいます。


一方、楽観的な人は「将来の投資」というポジティブな発想は楽天家と変わらないんですが、「投資なんだけど、借金には変わらないよね」とあくまで客観的に捉えているので、失敗したときの対策方法もしっかり考えることができるんですね。


・最低限のお金は使わずプールしておく
・最初はリスクの高いチャレンジはしない


こういう風にしていくことで、きちんと事業全体のことまで把握できるようになるんですね。


・楽天的→物事を全て良い方向で考えてしまう

・楽観的→物事を客観的に見ながら良い方向に捉えていく


なので、目指すのはやはり「楽観的に考える」人でしょう。


「楽観的」=観るという漢字が使われていることも、納得ですね。


では具体的にどのようにすれば、この楽観的な考え方ができるようになるのか。


物事の両極を考える・敬虔の評定


「最高にポジティブな場面」と「考えたくないほどの最悪のケース」を想像し、その真ん中を取っていくと、徐々に楽観的な考え方に近づいていきます。


たとえば転職しようと悩んでいる場合、最高のケースというのは、

・今の職場よりも給料が良い
・上司が優しい
・風通しが良い社風

こういう会社で自分の力を存分に発揮できる様子をイメージしていきます。


さすがにそこまで良い条件が揃うことも珍しいでしょうが、次に最悪のケースをイメージしていきます。


・給料が下がる
・パワハラ・セクハラ上司にあたってしまう
・上下関係が厳しく旧体制


このような会社で疲弊しながら毎日を過ごしていく様子をイメージしていきます。


想像していくと落ち込んでしまいますが、最後にこの真ん中を考えていきます。


・給料はさほど高くないけど、風通しはいい会社
・あまり相性は良くないけど、こっちの邪魔しないでくれる上司がいる会社


良くも悪くも真ん中くらいのことを思い浮かべていくと、今の状況ってそんなに悪くはないのかなと、改めて気付くことがあるでしょう。


「100%良いわけじゃないけど、最悪な場面ではないよね」


この感覚を持つことで、リスクを考えながらポジティブに取り組む楽観性を身に着けることができるようになりますので、一度試してみてはいかがでしょうか。


技術で身に付く楽観性


楽観的な感覚も悲観的な感覚も両方にメリットがあり、どちらも訓練や技術で身に着けることができます。


「観る」ことならいつでもどこでもできますし、特に特別な道具もスキルも必要ありませんからね。


今回は楽観性を身に着ける方法について紹介していきましたが、次回も皆さんのお役に立てるようなことを紹介していきますので、もしよければお付き合いください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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