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目標達成に向けて行う自己調整学習

子供のころはよくわがままを言ったりだだをこねたりするものですが、自分の衝動を抑えることってなかなか難しいものですよね。

だからといってわがままが許されるかといったらそうでもなく、大人になるにつれて自分自身をコントロールできるようになっていきます。

でも、なかなか抑えることが難しいという方もいるかと思いますので、今回はSRLと呼ばれる自己調整学習方法について書いていきます

3つのステップ

具体的に3つのステップに分けて取り組んでいきます。

・プランニング
・モニタリング
・リフレクション

この3つを詳しく書いていきます。

最初のプランニングではゴールとなる目標を決めます。

・「1ヶ月後までに新規プロジェクトを成功させる」

・「1週間で数学の赤本1冊やりきる」

こんな風にそれぞれ立てます。

そして、具体的に目標達成のために必要な戦略を立てていきます。


・競合他社を含めた細かいマーケティング
・余計な費用をカットする
・必要な人員を揃える
・放課後自習室で10ページ進める
・自宅で5ページ進める

このように、客観的に一つずつ取るべき戦略を立てていきます。

なるべく細かく、自分ができそうな範囲で立てていくことが大事ですね。

次に、モニタリングでは実際に取った行動を確認していきますが、そこでポイントになりるのが「30分ごとにチェックする」というやり方です。

スマホのメモ帳でもノートでもかまいません。

この30分でどれだけ進捗があったのかを記録していきます。

・コストカットの計算が終わった
・思ったより捗らず、1ページしか進まなかった

その後も30分ごとに見直していき、記入していきます。

最初は面倒な作業に感じるかもしれませんが、成果を客観視することが大事ですので、一言でも残していきます。

そして最後のリフレクションでは、「原因と対策」を考えていきます。

ここでは想像以上に捗った理由や進まなかった原因を考えて、今後の活動に活かしていきます。

途中で余計なことを考えてしまい、集中力が途切れてしまった
→心配事を一度紙に書き出してみよう

普段は行かない静かなカフェで作業したから捗ったのかもしれない
→これからは静かな環境で作業する

徐々に気分が上がり、乗ってきた
→これまでのデータでもだいたい作業開始から2時間から3時間くらいの間が一番作業量が多い。ならこの時間に難しいことをやろう

このように考えていくと、自分だけのプランニングができるようになります。

挫折対策も一緒に

もちろん順風満帆なときだけではありませんので、つまずいてしまったときの挫折対策も一緒に考えます。

この日だけは縛りも制約もない、自由に振る舞える「チートデー」を一ヶ月に数回用意しておくと気が楽になります。

・毎月10日、20日は勉強のことを忘れて遊びに行こう
・月末だけは我慢してきた漫画を読破しよう

これならセルフコントロール力も付きますし、モチベーションも維持することができますので、一度お試しください。

プランニングは無理のない範囲で

多くの方がやりがちなのが、「順調に進む」ことだけを考えてプランを立ててしまうことです。

特に自分は順調にいった試しがなく、いつもいつもトラブルが起こってしまい、その度に挫折してしまいました。

なので、目標と挫折対策をセットで行うのが一番の特効薬かもしれませんね。

今回、自己調整学習というあまり聞き慣れない言葉の方法を紹介しましたが、根っこの部分は今まで紹介してきた方法と一緒かなと思います。

次回もみなさんのお役に立てそうなことについて紹介していきますので、ぜひお付き合いください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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