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2018.09.17 - 三連休 3日目という日。

月曜日。祝日。微妙に曇り。

三連休最終日

朝。本日はソサイチというスポーツをするために、豊洲まで行かなくてはならなかった。ソサイチというのは、societyが語源となる、7人制のサッカーのことであった。サッカーにsociety、つまり「社交場」という名が付けられていることは、なんだか、さすがブラジル発祥のスポーツだなという所だった。

昨日、家計のことを考えたときに「月に3,000円は書籍代に使って良い」というルールを決めた。よし。月に3,000円というルールを決めていれば、積読し過ぎて、罪悪感に苛まれることもないかなと思って、心が少し楽になった。そうして、その3,000円で購入したものの一つが榎本一子の『家族最後の日』を購入した。Amazon Primeはさすがで、翌日(つまり本日)のAMに届くとのことだった。

配達の方が優秀なのであろう。俺がソサイチに出かける前に『家族最後の日』が届いた。ココ最近の買い物の中で、最もテンションが上がった気がした。予算を決め、考え、購入した本というのは、とても楽しみなのだなと実感した。幸福は、考え方次第で作ることができるのかもしれなかった。

その本を鞄に入れて、出かけた。電車の中では、可能な限り『家族最後の日』を読んだ。

榎本一子さんの、母親との不仲。子ども2人の子育てについて。なんだか、やはりこの人の文章は、まさに知っている友人の相談を、昼間のカフェであらたまって打ち明けられているような感じがする。どうやら、血肉になっているような気がする。

ソサイチの会場である豊洲に到着したのは、11:21だった。集合時間が11:30だったので、これは遅れるかもしれない。と思い、グループLINEに連絡を送った。「今、豊洲に着いて、会場に向かっています!」と送った。

久しぶりにするサッカーは楽しかった。「常に周りを見る!」ということを意識しよう、意識しようと、試合前は常に考えていたが、実際の試合になるとすっかり忘れてしまうのだった。合計5試合あるうち、全ての試合前にそれを考えた、しかし全ての試合で、試合中に「周りを見る!」ということを意識できなかった。難しい。しかし、こうして試行錯誤して「次回はこうしよう」と考えることは楽しいことだと思った。

昨日読み終えた『夢の叶え方知っていますか?』の中に、「作らなくなった現代人」というワードがあった。夢の基本は「作る」ことである。現代社会では、全て「これが欲しいんだろう?」というマーケティングという言葉などが行き交って、我々が何も手を加えずにして、完成形が手に入るようになっている。しかし、創作の良さは、自分で考え、オリジナリティを出して、それが着実に目に見えて前に進んでいくことが分かることである。という内容であった。

確かに、毎日こうして日記を書いているのは、毎日起きていることをただただ書いているだけだが、最近では楽しいことのように思えてきた。俺も、何か作ってみたい気がしていた。

***

ソサイチからの帰り、急激な空腹で、帰りにコンビニでベーコンとチーズを買った。あと、アイスコーヒーのペットボトル1リットル程度の大きさのものを2つ買い、帰宅した。

中島さんから、の頻繁なLINEと、空腹で食事を作ろうとしている自分とでタイミングが合わず、イライラした。中島さんが「冷やし中華いる?」と袋麺の写真を送ってくれていて、それはまさに買い物中であり、そういう場合は可能な限り速く返事をしてあげたい。しかし、それに返事ができておらず、さらには電話までかかってきていたが、それにも出られたなかった。

結局、賞味期限が明日までの冷やし中華を、中島さんは買ってきた。俺は17時頃に、軽くご飯を食べていたので、あまりお腹は空かないだろうと思っていたが、まあ時間が経てば食べられるかもしれないなと思った。

突然、大雨が降り出した。冷やし中華の買い物は後で行こうという話であったが、大雨が降ったことで「どうする?」ということとなった。冷やし中華の付け合せを買いに行く?どうする?のどうする?だった。

家には、豚肉や鶏肉、グリーンリーフなどがあったので、冷やし中華の付け合せは、それらで十分だと考えていた。それもあり、この雨ということで、付け合せは結局、買いにいかないということになった。しかし、中島さんは「トマトやきゅうりがないと寂しい」と言い出した。

もう決まった事なので、その範囲で冷やし中華を楽しむべきなのに、なぜそんなことを言うのだろうかと、不思議に思った。苛立った。だったら買いに行く?と言っても、雨だし。ということで買いに行くことは渋っていた。

ここ数日、いや数ヶ月、数年。こういう蓄積されるようなストレスが、中島さんとの間に生じている。些細なことであることは承知しているし、自分が幼稚なのかもしれない。とも思っているのだが、なぜわざわざそんな事を言うのだろうと、思ってしまう。

そのストレスを、今日は中島さんにぶつけた。「だったら買いに行くよ!」と言ったが、俺が怒りを滲ませた口調になると中島さんも折り合いをつけようとして「いや、大丈夫」という。こうなったらもう、お互いに上辺だけで会話をするしかなくなる。本当に疲れてしまう。話し合いすらも成立しないようなことになる。

他人にこの状況を説明するのはもう面倒で面倒で仕方がない。説明する義務もない。と思ってしまう心そのものが、中島さんと一緒にいることで、毒のように蓄積されているのかもしれなくて、尚更気持ちが滅入る。

***

明日は仕事なので、夜は仕事をしなければならなかったが『家族最後の日』を読むのがどうにも止まらないようだった。風呂の中でも読んで、結局100ページ程読んだ。旦那さんが「癌の疑いがある」という所で、話を一旦終えた。

癌。

中島さんのお父さんも、先日、癌で亡くなったのだった。このことについてはあまり触れることができていない。

何か言葉に触れたいと思って、若松英輔の『言葉の羅針盤』を開いた。高崎グラフィティの上映会で、佐藤玲にサインを書いてもらったページが見つかり、ふっ。となった。「好きな芸能人(女優)は?」と聴かれたら、しばらくは佐藤玲と応えるだろう。あとは、伊藤沙莉。

若松英輔を読んで、寝た。

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