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抱きしめて、ヒューストン。

(Rallysメルマガ12月配信分)

いや、別に何も抱きしめられなかったわけですが。

世界選手権報道に行ってきました。

その舞台は夢のようでもあり、その報道の日々は地獄のようでもあり、あまりにも没頭しすぎたのか、いま、隔離期間中にゆっくり思い出そうとしても、うまく思い出せないのです。

なので、結局まとめ記事にならなかった、ヒューストン現地メモをここに羅列しておきますね。

・自動的に引かれるのは、それは日本人的にはチップではない
・1DAYコンタクトが1つずつ減っていくのが楽しみ
・ホテルに電気ポットがない
・1回は洗濯するかなと思ったが、しない
・刑事モノのアメリカ映画でしか耳にしないパトカーのサイレンが街に響いて、夜中2回くらい起こされる
・疲れすぎると朝、5本指ソックスに指がうまく入らない
・持ってきた日本食が本当に貴重、アメリカのスーパーは早く閉まる
・疲れすぎて、かすみんカレーをレトルトのまま部屋のレンジで温めてしまい小爆発
・預けたデポジット金額からレンジ掃除代を引かれる予感がして、いまも不安

疲れ成分多めで恐縮です。
でも、選手たちの多くはそのままシンガポールに渡り、WTTカップファイナルズを戦っていました。

超人。

私も凡人なりに精いっぱい報道で奮闘してみて、多くの選手や関係者が“あのヒューストン大会のときはさ”とか、のちのち感慨深く語る気持ちがわかる気がしました。

終わってみれば、すべて抱きしめたい思い出なのです(その後の14日間の隔離期間も抱きしめるわけですが)。

つかの間の、人の一生のように。

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