転職がインディアンカレーの注文のようだった
卓球ITベンチャーと言われて、はて?となるのはわかる。
そりゃそうだ。
でも、卓球専門WEBメディアですと言われて、はて?となると、
卓球を、専門にした、WEBの、メディア、なんです、と
ただ分解に末尾になんですを付けた説明を繰り返してしまう。
インディアンカレーの「ダイタマルー大盛り横がけ」の方がはるかに難解だと思うのに、人はインディアンカレーのカウンターで「はて。」という顔をしない。
違う。別にインディアンカレーで働くわけじゃない。
シンプルに言えば、4月から下記のサイトで働く。
まだ創業3年目の会社でまぎれもなくベンチャー、カッコよく言えばスタートアップだ。大盛り卵(オオモリタマゴ)じゃなくて大玉(ダイタマ)。
どんなトップ選手だって、PTA卓球のお父さんお母さんだって、
まず人生があって、その中に卓球がある。
一度きりの限られた人生を楽しむために、
長さ2.74m、幅1.525mの卓球台が、世界中にある。
卓球が先にあって、人生があるわけじゃない。
それは生涯スポーツである卓球という競技の幅を狭めることだ。
どんな関わり方でもいい。
見るだけでもいい。
なんなら見なくてもいい。いや、ごめん、それは見てほしいけど。
美味しいインディアンカレーを食べて(しつこい)
演劇を見て「ハズレをどれだけ我慢できるかが観劇よ」などと言い
かまいたちやさらば青春の光の漫才youtubeで見て癒されながら
自腹のときは大衆居酒屋で結局卓球の話をしながら
googleに卓球関係のニュースばかりリコメンドされながら
娘2人と妻は全く卓球に興味を示さぬまま
俺は練習すればまだまだ上手くなると信じながら
明日終わるかもしれない一日を生きる。
それでも卓球が大好きだと胸を張っていいのだ。
人生にはやりたいことがもうたくさんたくさんあって、
その中の一つに、卓球があるわけだから。
人生と好きなことは、どんな濃度とタイミングだっていいんだということを
40歳で突然、テレビ業界から卓球専門ITメディアに転職した私が、
ラリーズでも、自分のSNSでも伝えていきたい。
あと、インディアンカレーのダブルダブル(+680円
ルー2倍、ライス2倍)にも挑戦したい。