アウトプットという自己表現
私はどうも目立ちたがり屋な性格のようで、人前で話をしたり、発表したりすることが好きなようです。今回、このような形で(ほそぼそと)自分の考えた事を書くことにしてみようと思い立ちました。
私は日々、結構いろんなことを考えているなぁと思います。それは、趣味の楽器演奏のこととか、指導者として関わっているスカウト運動が多いです。特に、後者の方では、自分が身をおいている社会との関連で考えることが多い気がします。
なんとなくなのですが、そういったことをその場で考えて終わり、にするのはもったいない気がしてきたのです。SNS でもつぶやいてたりしますが、後から読み返せなかったりします。なんかしらの形で残しておいて、後から読み返したときに、「あのときは、あんなふうに考えてたなぁ」と思い出したり、振り返ったり、別のところで別の形でアウトプットするネタにできたりできたら良いかな、と思ってます。
さて、私がこの日記(らしきもの)に「アウトプットする」という「自己表現」をする際に、いろいろと考えてしまいました。
「もしかすると、自分の考えていることや感じることは間違っているかもしれない」
「間違ったことを出すことで、いろいろと指摘を受けるかもしれない」
「マズい文章を書いて出しても大丈夫なんかなぁ」
なにかの説明書を書く、とかであれば間違っていたりおかしかったりすると、すぐに気付くわけですが、考えていることを言葉にしたり表現することは間違いに気付きにくかったりしてなかなか自身が持てなかったりします。
しかし、間違っていたり多少マズくても人に見えるところに出す、ということは自分のためになると思いはじめました。それを裏付けてくれたのは、ボーイスカウトの創始者・B-Pが著した「隊長の手引」にある以下の一節でした。
自己表現
スカウトの芸術技能章は, 絵かきになろうとか,その真似をしようとかいうのでなしに, 自分たちの観察したり想像したりしたものを絵に描いて自分自身を表現するように,少年たちを導いて行こうという意図のものである。どんな粗雑なものでもかまわない。絵を描くことを奨励すると, 子供の方では色や形の美しさに心を向け,むさくるしい所にも光と影があり,色彩と美しさがあることに気がつくようになる。(「隊長の手引」より)
ここで使われている自己表現例は「絵を描くこと」ですが、B-Pは他にも写真を撮ることや歌を歌うこと、演劇をすることをさせることに寄って、子供の豊かな心を育み、それを鑑賞した人たちに喜びを与えることができる、としています。
私が大切かな、と思うことはどんな粗雑なものでも構わないという点です。物書きもある意味、感じたことや考えたことを表現する芸術なのかなと思います。デマや事実と異なること、人を貶すようなことを書くのはダメですが、自分の考えたり感じたことを表現していく営みは粗雑であろうが自信をもってやっていって構わない、と思うのです。それは、子供でも大人でも変わらないと感じます。
なので、考えたり感じたことを忘れないうちに書き残しておく習慣を持っておこうと思い、これを書き始めました。毎日のようにできるとは思いませんが、ちょっとずつほそぼそとマイペースに続けられれば、と思っています。
ではでは。
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