土蜘蛛の会

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主宰の考える土蜘蛛荘の農産経営

 私が考える土蜘蛛荘のイメージは、平家の敗残兵が落ち延びた「隠れ里」である。祖谷のかずら橋を渡った先の、山の中腹に隠し田が設けられた山村、的な感じだ。実際、戦国~江戸時代には重い年貢から逃れる隠し田が各地にあったようである。ラオスや中国のゾミア民族の様に、すぐにでも移住できるような移動式生活は考えていない。もちろん簡単に移動できるような生活ができることは理想的ではあるが、今の定住を前提とした日本において、移動はむしろ高価であり現実的ではない。  本国の道教は遺伝子組み換えの

    • みんなで資本主義から遁れる、仙郷を作りませんか

       以前まで、私は社会学徒として、蒙昧な人間が積極的に公共圏に参加してくれるようになるにはどうしたらいいか考えてきた。どうしたら労働者階級の一員として、労働者同士で支えあうようになるのか考えていた。しかし、11月17日の兵庫県知事選挙でもうすべてが徒労だったと悟るに至ったのである。  対抗候補の支持者の狼藉はあったにせよ、「そもそも斎藤氏のパワハラは既得権益者の陰謀であった」とする陰謀論が加速し、それに後押しされる形での再選。私はYouTubeの脱ポピュリズムの可能性を探ってき