第16回 夜型のリズムになっていませんか②
前回、生活リズムを変えた実践例をご紹介しましたが、
今回も生活リズムを整えることについてのお話の続きになります。
1歳半〜2歳頃の場合、
歩き始め、自我の目覚めと同時に子供の自己主張もしっかりしてきます。
これまでと違い向き合い方が難しくなるのもこの頃ですね。
ごまかしや放任また指示・命令では
主体的でなく人の顔色を見ながら動く子になってしまいがちです。
ではこの頃の子どもがぐずる時はどんな時なのか?
保育園の現場で見ていると……
①眠い時
②甘えたい時
③お腹が空いている時
④体調が悪い時
のように見受けられます。
①眠い時
→たっぷり眠っているのに?と思われがちですが、
良い眠りを保障することが大切です。
眠りのリズムはノンレム睡眠とレム睡眠の繰り返しです。
(ノンレムは深い眠り、レムは浅い眠り。)
深い眠りの最中に成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは入眠の始まりから30分〜60分の間に多く分泌されるとのされること。
時間帯は10時〜12時頃とのことです。
目覚めのタイミングはレム睡眠の時です。
②甘えたい時
→母乳育児の専門家である山西みな子先生の話から
「愛情を感じていない子どもの喜びは中途半端になっている。
では愛されていることを実感するとっておきの方法は?
しっかり抱きしめることです。」
とのことです。
③お腹が空いている時
→歯もしっかり生えているにもかかわらず
流し込みの食事が多くないですか?
噛むことで満足感を感じます。
たっぷり食べているのに?と思われる時は、
こどもがしっかり噛んで食べているかを親が知ることも大切です。
では何を見れば良いかは
“こめかみが動いているか”です。
保育園では「ヨクカメヨ タベモノヲ カンデ カンデ カンデ カンデ ツヨクナル〜」と歌で応援しながら噛むことを進めています。
生活リズムを整えるには①②③④を
大切にしながらデイリープログラムを工夫することです。
実践例にもありましたが、
早寝早起きには食事や入浴の時間などを入眠前1時間か1時間30分前に終えることも大切なポイントです。
子供だけでは無く、大人も生活リズムを整えると生活が豊かになります。
一緒にチャレンジしてみてください。