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【5分でわかる】Power Automateのクラウドフロー作成での基本用語を詳しく解説
クラウドフローとは何かをいうとPowerAumomateの3種類のフローのうちの1つです。詳しくは以下をご覧ください。
Power Automateを活用すれば、業務の自動化が驚くほど簡単に実現できます。しかし、「どの方法でフローを作成すればよいのか?」「専門知識がなくても使えるのか?」と疑問を感じる方も多いでしょう。
本記事では、クラウドフローを作成する4つの方法と、Power Automateを理解するうえで欠かせない基本用語やプログラミングの考え方について、初心者にも分かりやすく解説します。最適なフロー作成方法を見つけ、業務効率化を実現しましょう!
1.クラウドフローを作成する場合4つの方法があります。
(1)テンプレート・・初級~中級
既に用意されているテンプレートを使用して作成
既存のテンプレートを使用するので効率よくワークフローを作成可能
(2)コネクタ・・中級~上級
使用したいサービス(アプリ)を選んで作成
OutlookやFormsなど、最初のきっかけ(トリガー)となるサービス
やアプリを選んでワークフローを作成する
(3)一から開始・・中級~上級
最初のきっかけ(トリガー)を選んで作成
次の4種類がある。
「自動化したクラウドフロー」・・イベント契機のフローを作る
「インスタンスクラウドフロー」・・手動実行のフローを作る
「スケジュール済クラウドフロー」・・曜日時間指定フローを作る
「記述して作成する」・・下記(4)のこと
![](https://assets.st-note.com/img/1738388745-uYFaoD7wVcP8nrs5OEG6KBZd.jpg?width=1200)
(4)Microsoft Copilot・・中級~上級
Microsoft Copilotにプロンプト入力で指示を出してフローを自動作
成する
![](https://assets.st-note.com/img/1738388526-0CWZOtnDPL4KgX6eFx251Vbp.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1738388580-GRbQCxVuJjtDpneZA9oWfN1d.jpg?width=1200)
2.PowerAumomateの重要用語とプログラミングの考え方
PowerAumomateでクラウドフローを作る際、プログラミングの知識
は基本的には必要ありませんが、考え方は重要です。
PowerAumomateの重要用語とプログラミング思考について説明して
いきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1738389520-3AD4aEqpxJberH1IWZ7o5i9n.jpg?width=1200)
(1)アクションとトリガー
PowerAumomateで作成するフローは、全て「アクション」と「トリ
ガー」の組み合わせです。
フローを作成する際、「〇〇が起きたら(条件)」「●●する(処理)」
というように、きっかけであるトリガーと実行する処理であるアクシ
ョンを組み合わせてフローを作成します。
トリガーには3種類あり「イベントトリガー」「スケジュールトリ
ガー」「手動トリガー」があります。
・「イベントトリガー」・・イベント発生契機
Outlookに新着メールが届いたとき、Teamsのチャンネルにメッセ
ージが投稿されたとき
・「スケジュールトリガー」・・指定日時、間隔起動
何日の何時から実行、何分おき、何日おきに実行
・「手動トリガー」・・ユーザ操作契機
ファイルを選択したとき、ボタン押下したとき
アクションはクラウドサービスが提供する処理で例えば、Teamsであ
ればメッセージ投稿、Outlookであればメール送信、SharePointであれ
ばファイルのコピーなどがあります。
(2)データソースとコネクタ
アクションで使うクラウドサービスにはデータが存在します。
Outlookであればメールデータ、YouTubeであれば動画です。
このデータをPowerAumomateでは「データソース」と呼びます。
そして、「データソース」にアクセスする際に「コネクタ」という部
品を使います。
つまり、データソースを入手するためのコネクタが提供されていれば、
簡単にデータにアクセスすることが出来ます。PowerAumomateでア
クセス可能なコネクタは1000種類を超えています
(2024年10月時点)
各クラウドサービスが提供している「コネクタ」には「トリガー」
や「アクション」が含まれています。
つまり、PowerAumomateの自動処理は、各クラウドサービスが提供
する「コネクタ」を使ってクラウドサービスに接続し、各コネクタが
提供する「トリガー」や「アクション」を使って「〇〇が起きたら」
「●●をする」を指定することで作成できます。
また、各クラウドサービスが提供する「コネクタ」を使ってクラウドサ
ービスに接続する際には認証(IDやパスワード)を使ってサインインし
ておく必要があります。
(3)パラメーターと動的コンテンツ
例えばTeamsでメッセージを投稿するアクションをする場合「投稿者」
「投稿先」「メッセージ本文」などが必用です。
このように、アクション実行の際に必要で処理に応じて動的に変わる
ものを「パラメーター」といいます。
複数のアクションを組み合わせてフローを作成する場合、先に実行した
結果を後の処理の入力データとして使いたい場合があります。
PowerAumomateではトリガーやアクションの出力データを以降の処理
の入力データとして利用できる仕組みが提供されており、この時引き渡
されるデータを「動的コンテンツ」と呼びます。
(4)変数
変数はプログラミングの考えで使用されるものです。
PowerAumomateで使用する「パラメータ」や「動的コンテンツ」を加
工したり、データの意味を分かりやすくして処理したいときに「変数」
という「データを入れておくための箱(入れ物)」を使います。
例えば、日付「2024/07/02」を「2024年07月02日」と表示したり、日付
「2024/07/02」の100日後を算出したいときなどに変数を使用します。
![](https://assets.st-note.com/img/1738392457-9YDB05RsMqacLHfOrV6y4GP2.jpg?width=1200)
(5)関数
関数はプログラミングの考えで使用されるものです。
関数は「何かの決められた処理を実行し結果を返す」命令のことです。
例えば、concat(テキスト1、テキスト2)でテキスト1と2を繋げる。
などがあります。
この意味で言うと「アクション」も関数になります。
よって、「アクション」で実現できることは「アクション」を利用し、
出来ないことは「関数」を利用します。
(6)制御構造
制御構造はプログラミングの考えで使用されるものです。
「順次処理」「並列処理」「条件分岐処理」「反復処理」があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1738393111-srKq0iXz8ANcnMbPZ2dVyThw.jpg?width=1200)
Power Automateを活用することで、業務プロセスを効率化し、手作業を大幅に削減できます。クラウドフローの4つの作成方法を理解し、基本用語やプログラミングの考え方を押さえておけば、より柔軟で強力なワークフローを構築できます。
最初はテンプレートから試し、慣れてきたらコネクタやCopilotを活用しながら、自分に最適なフローを作成してみましょう!
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