ツチダカズヒデ

言葉を軸にアイディアとコミュニケーションのお仕事してます。ブランドストラテジスト/コピ…

ツチダカズヒデ

言葉を軸にアイディアとコミュニケーションのお仕事してます。ブランドストラテジスト/コピーライター 日々の良いことも悪いことも文章に昇華させて行きたい所存。

最近の記事

あそこで許せたら、ハッピーエンドだったのか

僕は、めちゃくちゃいじめられっ子だった。 中学時代の野球部。あのとき僕に居場所はなかった。 当時から今まで抱えてしまっているコンプレックスについては過去に書いた。 ある日、ひょんなことから当時の野球部の子と再会した。 用件は僕が働いている業界への転職を検討しているから仕事について聞かせてほしいとか何とかだったと思う。 彼とは、大学生の頃にも地元の集まりで何度か顔を合わせていたし、いじめられる前は仲も良かったので連絡が来た時には何気なくOKの返事をしていた。 一通り仕事の

    • くたばれ自意識。でも,それでも主人公になりたい。

      この一文目を読んでくださっているあなた、 突然ですが、 「映画やアニメを見ているときに、もし自分がこの世界にいたらこの役かなあ・・」と重ね合わせてみたことってないですか? 「ドラえもんだったら、おれはのび太ってよりはスネ夫だなあ」とか。 僕はずっとハリーポッターになりたかったけど、ネビルロングボトムだったし、ルフィみたく仲間救いたかったけどウソップのように泣きべそかいちゃう。「主人公になりたいけど、なれない」人生を送ってきました。 (ちなみにネビルもウソップも今は大好き

      • 「最も個人的なことが、最もクリエイティブなことだ」に救われた話。

        『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞を取りましたね。 ポン・ジュノ監督をはじめ、映画に関わった全ての方おめでとうございます!すごい!本当にすごい!! この受賞で、 ・英語以外の作品が初受賞。アカデミー賞の歴史を変えた!       ・国を挙げて作品を支援する韓国映画界が素晴らしい! など様々な感想が飛び交ってますが、 個人的にグッときたのが、受賞時のポン・ジュノ監督のインタビュー。 (※師と大舞台で再会、感謝を述べるという厨二男心をくすぐる展開) 「最も

        • 僕が死んでも回っていくこの世の中で。

          自分という存在が消えた世界を想像したことはあるだろうか? 僕は、ある。それも頻繁に。 いじめられて自殺を考えたとき、仕事を失って無職になったとき、深夜のオフィスでひとり働くとき、 いろんな場面で世界と自身のつながりを考える。 そして気づく、世の中のことはほぼ全て代替可能だと。 自分なんて所詮替えのきく、大勢の中のひとり。自分なんて存在しなくても、地球は回り続ける。 社会や仕事は幸か不幸か残酷だけど、代替可能なシステムになっている。 それなのに、今の世の中は「自分らしさ」

        あそこで許せたら、ハッピーエンドだったのか