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「それ代」の話
おつかれ様です🫖
台風、ちょっと逸れたのかな。
東京に住まうわたしはあしたの夕方くらいまでは気が抜けそうにありませんが、地震と同じタイミングで台風通過〜とかが一番恐ろしいですよねぇ…。
みんなたちに悪いことが何事も起こりません様に。
さて!
明日もミドモを鼓舞するため、noteを綴ります。
俳優させてもらっています、田中成美です。
今日は「それ代」の話にお付き合いしていただきたく。
今日の夜も、バイトに行ってきてお客さんに美味しいお料理を運んできました。(俳優としての収入がまだまだ安定せず、都内の懐石料理のお店で働かせてもらっています。)
こんなの働いている私が言うのもあれですが。。
それはそれは、なんでこんなに高いんや?と思うほどコースが高いんです、エクスペンシヴなんです!!!
つまみ食い(大将公認のつまみ食い)をする度に「どこでたべるよりも美味しい料理だなぁ」って思うんです。
でも、最低でも二万円からのコースのみ受付で、しかも毎日それなりにお客さんが訪ねてくる。
これは、味だけなのか?と。
そいつが「それ代」、つまりここで言う「サービス代」の大切さであると思っているのです。
「それ代」とは、私の中で
【形あるもの以外で、供給する側の人たちがお客さんに向けてプレゼントできるもの】に名をつけたものであります。
私は「サービス」として「それ代」に当たるものをやっていますが、
例えば動物園だったら、動物たちにご飯をあげたり水浴びをさせたりする飼育員さんの「お世話代」も含まれるだろうし
例えば消防士さんだったら、家事や事件で出動している時以外にも、いざという時力を発揮する為にトレーニングをしている。
みたいなみたいな、
「なぜこれにはこんなにお金がかかっているんだ?」の裏には、
多くの人の努力や手間がかかっていて、だから「それ代」がかすみ、
どうしても良きパフォーマンスには大金がかかってしまう、と言う私なりの解釈であります。
(消防士さんや警察の方々に関して、パフォーマンスという言葉はあまりにも不適切と思うのですが、雰囲気としてわかっていただければ。。)
それの中で、最もコスパが悪いとされているのが
「演劇」であります。
演劇界には、お客さんに見せられる作品に仕上げるための稽古期間があります。
そして、稽古期間には勿論お給料は出ません。
売れっ子の人はいろんなギャラ設定があると思うのですが、
おそらくほとんどの人が「1ステージあたり〇〇円」のギャランティor「1枚チケットを売ると〇〇円バック(売れば売るほど返りが多くなる)」チケットバックのどちらかとしてお給料をもらっています。
しかも、それだけじゃ生活ができない。
から、バイトもする。
俳優って、みんなあんなにもお芝居に熱心に取り組んでいるのに「それ代」がめーーーっちゃ少ないんです。笑
じゃあ、私何ができる??って考えて、
「この流れを変える」なんてことはできなくて、つまり、「演劇界のコスパをよくする」なんて力は私には当然なくて、
とりあえず、自分の価値を上げる努力をするしかないのだなぁ。という、
物凄くパワーが必要な答えを見つけました。
って、前も多分似たような話をnoteで書いたような気がするんだわ。
まぁいっか!
夜も更けましたのでそろそろ寝ます〜!
最後まで読んでくれて有難う。
ぽやしみ~。
田中成美