『小児科へ行く前に』ジャパンマシニスト社
先週
とっても久しぶりに
寝込んだのだ。
パリピ善光寺以来かもしれない。
パリピ善光寺は
こちら↓
寝込みながら
思い出していたのだが…
子どもが小さいときに
熱出したりしたときって
ほんとにほんとにたいへんだったなぁ…と。
自分の体調不良なんか
どうでもよくなるくらい、
赤ちゃんの体調不良は
たいへんだった。
だって。
赤ちゃんはしゃべらない。
頭イタイのか
おなかイタイのか
のどイタイのか
だるいのか
寒気がするのか
少しよくなったのか
今が山場なのか
なんにも言わないから
なんにもわからない。
しかも
小さくて
体力も免疫力もなくて
急変する。
ええええーー!
急に熱??
え?ぐったり??
と慌て、
なにをしてあげたらいいやら
おろおろする。
だるいし食欲ないから寝るわ。
熱冷まシートとポカリちょうだい。
とか言ってくれれば
枕元にいろいろ用意してあげて
様子を見守るのだけど…
辛そうに泣くばかりの赤ちゃんには
どうしてあげたらいいやら
ほんとに困り
ほんとに心配で、
あのころは…
心身ともに消耗したなぁ。
長男が
1歳くらいで
熱性けいれんを起こしたときには
不安も心配もおろおろもMAXで、
夜中に救急車を呼んだ。
今の育児書には
どう書いてあるかな?
当時
熱性けいれんは救急車呼んでよし
とどこかに書いてあった気がする。
が、
病院について
診察してもらったら、
お医者様から
「こんなことで救急車呼んじゃって…」
みたいな
おこごとをいただいた。
しゃべらない赤ちゃんが
白目むいて泡吹いて
カクカクしだしたら、
もう
死んじゃうかも!!
って思ってしまって、
朝まで待つ余裕はないんだけどな…
当時のわたしには
お医者様の言う「こんなこと」の、
どこまでが「こんな」の範囲で
どこからが「こんな」を超えてくるのか
さっぱりわからず、
判断できない自分を
嘆いたのだった。
そのころ
わたしが出会ったのが
『小児科へ行く前に』
(ジャパンマシニスト社)
という本だった。
(↑今はもう売られてないみたいです。)
この本では
赤ちゃんのよくある症状をいくつか取り上げて、
症状ごとに
「この症状ならこんな病気が考えられる」
「こんな病気ならこんな対応をしたらよい」
ということが解説されていた。
いま目の前の赤ちゃんが発熱しているのは
風邪のせいなのか
それとも重大で怖い病気なのか。
どこまでなら様子をみていてもよくて
どんな症状が出たら
大急ぎで病院へ向かうべきなのか。
よくある「心配のいらないもの」と
極稀にある「重大なもの」を
区別できるように
解説してあった。
この本を読むまでのわたしは
病気→医者に診断してもらう
のみだと思っていたのだが、
この本に出会ってからは
考え方がちょっと変わった。
赤ちゃんの症状を一番最初に目にするのは親で、
その親が
簡単にでも病気の見極めをして、
そのうえで
緊急に病院へ連れて行くのか
診察時間内に連れて行くのか
の判断をするのだ。
親は判断力を磨かねば…と
考えるようになった。
この本には
何度も助けられた。
発熱、腹痛、せき
などのたびに、
その項目を何度も読み
考えられる病気を予想し
一番よいと思われる対応をしてきた。
思い出の一冊。
今はもう売られてないのは残念だけど…
似たような
良い本がでているといいなぁ。