サンタクロース、来たよ
今朝起きたら
サンタクロースが来ていた。
昔は
サンタクロースに手紙を書いたり
サンタクロースを捕まえるんだと言って
夜遅くまで頑張って起きていたり…
と、かわいい姿を見せてくれていた子どもたちだったが、
いつの間にか
分かったような顔をして
サンタクロースに無理を言わなくなった。
大きくなったんだなぁ。
それでもしつこく
うちの子どもたちのところには
毎年サンタクロースが来る。
ほんとにちょっとしたものだったりするのだが
サンタクロースはプレゼントを持ってくる。
それは
日頃
ちょっと欲しいなぁ
とつぶやいていたものだったりする。
今年
ほしかったけど買わなかったものを
誰かがちゃんと覚えていて
そっと届けてくれる…
そんなやりとりの中で
あぁ、自分は大事にされているんだな
という実感を
心の中にちょこっと
小さな光が灯るように
あたためておいてもらえたら。
そんなふうに思っている。
一緒に暮らせる日々は
あっという間に終わってしまうのだ。
こんな伝え方ができる日々も
あと少しかもしれない。
朝起きて
「サンタさん来たよ」
と言っている笑顔を見て、
わたしの心にも
サンタクロースからのプレゼントが
届けられたのだなと知った。