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PTAはそんなに簡単に人手が集まらないのに、なんか地域からは期待されている…っていう話

先日
地元のPTA会長たちが集まって
雑談(情報交換とも言う)
する会に行ってきた。


PTA会長たちの情報交換会とは…


情報交換会は
文字通り
近隣のPTA会長同士がお互いに情報交換をする会。

わたしが参加し始めたとき、
最初は、
オカタイ雰囲気だなぁ…
各校のPTA会長がマウントとりあっているなぁ…

あんまり行きたくない感じだったのだが、
最近は徐々に
仲良くゆるく情報交換しましょうねーー
という
和やかな雰囲気になってきた。

わたしも
いろいろとPTA改革の経験を積んできたので、
うちのPTAでこうやったらうまくいったよ
というようなことを
他の会長さんたちに
伝えてあげられるようになった。



この情報交換会では、
会長なりたてほやほやの会長さんは
他のところではどうやってるか
が聞けて
とても参考になる。

会長何年目とかの
ほやほやでない会長さんも、
ほやほや会長さんに助言するだけでなく、
他校の取り組みを聞いたり
他の会長さんたちの意見を聞いたりすると
いい刺激になるし
自分の取り組みの振り返りにもなる。

そんなに頻繁に開かれる会ではないから
負担にならないし
うん
なかなか良い会だ
と思っている。



地域から「人手を出してね」と言われても…


先日
この会で
あるPTA会長から
「来年度から盆踊りに駆り出されるかもしれなくて困っている」
という話が出た。

地元の自治会が
とても乗り気で
盆踊りを新規開催したがっている
のだと言う。
が、
なにせ
自治会はお年寄り率が高くて
やりたい気持ちはあっても
実際に動ける人は
あんまりいないから…

だから
PTAさんお願いしますねー
となるのだと。


えええっ。
ちょっと待って。

PTAさんよろしくって…

まぁ盆踊りは
子どもを喜ばせようと思ってのイベントだし
日頃からお世話になっている地域の方たちが言うことだから、
非常に断りにくい…

けど!!
簡単に気楽に
当たり前のように
頼むわぁと言われると、
非常にモヤっとする。

いまは
どのPTAでも
忙しい保護者が増えたため
活動を整理して負担を減らそう
としている。

そんな状況で
ひとつイベントが増えるというのは
たいへんなことだ。

なにか今ある活動を減らしたりしなければ
なかなか対応ができない。

やりたいのはいいけれど、
やりたい人たちの
やれる範囲のことを
自分たちでやってよ。
わたしたちはわたしたちで
やれる範囲のことをやってるんだからさ。

と言いたくなる。


聞いてみると、
各校同じように
地域のひとからの要請や希望に困っている
という状況があるようだ。

ある会長さんが
『PTAは人材派遣じゃないんだがねぇ…』
と言った。

あぁまさに
そのとおり。

でも
地域からは
無料でささっと若手を集めてくれる団体
と思われているように感じる。

いやいや。
実情はめちゃくちゃたいへん。
PTAさん頼むね
PTAさん何人集めてね
と言われても、
簡単には集まらないのだ。
乗り気でない保護者を
強制的に引っ張ってこなくちゃ
対応できない。

そんなこんなで、
自校PTAの負担も減らしたいけれど
地域ともうまくやりたい

間にはさまれて悩みながら
どちらもうまくやれるよう
模索している会長は多い。


地域のお年寄りの感覚と
いまのPTAは
ずいぶん
歯車が噛み合わない感じになってきている。

わたしたちPTA会長は
その間で
うまく噛み合うように
あっちにもこっちにも
上手に働きかけなくてはいけないのかもしれない。

わたし自身は、
地域か自校PTAか
と二択を迫られたら、
迷いなく
自校PTAをとるけどね。

いやなるべく
そんな二択を迫られないように
うまーくやっていかねばね…

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