応援席からマネージャー
高2の三男と
中2の娘は
バスケ部だ。
バスケ部出身
バスケ大好き
のわたしは、
試合があると
喜んで応援に行く。
キュッキュッというバッシュの音と
ドリブルの音が聞こえると
わぁーーっと
気持ちが盛り上がる。
応援Tシャツを着て、
応援うちわをパタパタしているわたしは、
必ず
ビデオを持っていく。
応援しながら
試合の動画を撮る
ということを
もう何年もやっているのだが
いまだに
興奮すると
どこを撮っているんだか
わからなくなる。
そんな
クオリティーの低い動画だが
子どもたちは
試合後の振り返りに
使っているので
少しは役にたてているようだ。
そのほか
わたしは
もしものために
氷とテーピングを
持っていく。
夏場は
冷えたスポーツドリンクや
アイススラリーや
塩分タブレットも持っていく。
試合のときは
部で
氷と救急バッグは持っていくはずなのだが
なぜか
怪我人が出たときに限って
いっこも氷がないなんてことがある。
そんなときに
さっと氷を差し出すために
わたしはいつも氷を持っていく。
応急処置のトレーニングも受けているので
すぐに手当てしてあげたりもする。
テーピングに関しては
わたしは
講習を受けたことがあるので
ちゃんと貼ることができる。
試合前に固定してあげたり
疲労でつりそうなときに
途中で貼ってあげたり。
何試合かある日には
何人もの選手に
貼ってあげたりする。
人間のからだって
不思議なもので、
皮膚にテープを貼ってあげることで
筋肉の働きを助けたりすることができる。
中3の引退試合で
珍しく足がつった三男を
マッサージして
テーピング貼って
またコートへ送り出したっけ…
あのときは
わたしも
テーピングする手が
震えた覚えがあるな…
怪我のないのが一番だが
もしものときには
役に立てるよう
わたしはいつもスタンバイしている。
応援席から
ちょっととしとった
マネージャーみたいな気持ちで…