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PTAの互選会に行く

先日、
高校PTAの互選会というものに参加してきた。

互選会とは
次年度のPTA本部役員を決める
話し合いの会のこと。

前に招待状がきていた
これだ。


時間ちょっと前に学校に着く。
招待状には会場となる教室名があったはずだが、
うっかり招待状を忘れてきてしまったので
場所がさっぱり分からない。

よくわからないけれど、
以前PTAで使った部屋へ行けば
たぶんなんとかなるだろう。
他にも出席者いっぱいいるだろうし。
流れについていけば大丈夫だろう。



3部屋回って
全部間違い。
しかも、誰もいない。
なんで、誰もいないんだ??
日にち間違えた?
事務室前で校内案内図とにらめっこしても、
部屋の名前が分からないからさっぱり分からない。
親切な高校生が「どちらへお越しですか?」と
声をかけてくれたが、
え…えーと、部屋の名前分かんないけど、
PTAなんです…すみませんがんばります…
と答えるしかなかった。
(親切な高校生!!ありがとう!)

もうだめだと職員室前で途方に暮れていたら、
あ、PTAさんはこっちねーー、

副校長先生が助けてくれた。

あぁよかった…。

しかし、
なんと親切なひとの多い学校なんだ…!


互選会会場の部屋はめちゃくちゃ小さくて、
一度も踏み入れたことのない
物置の向こうみたいなすごいとこにあって
そこに
静かに
互選会出席者が集合していた。

おぉ、みなさん、
こんなかくれんぼみたいな場所に
自力で集合できて、
なんとすごい!!


兄たちのときの高校2校では
互選会は
大規模に開かれていて、
大きな教室で
何十人かの出席者が集合していた。
(招待状出しまくり作戦)

門をくぐれば
はい、こっちーーー
って大歓迎で誘導してくれる
くらいの大イベント。

そのイメージが強かったので、
こんなちっちゃい部屋で
ひっそりと互選会が
開かれるなんて…
想像と違う!!

今までの経験では、
保護者が大勢集まって
2時間だか3時間だかかけて
難しい顔して
なんだかかんだか話し合って
それで
全然決着せず
最後に誰かが
仕方ないんでやりますよ
とか言い出して
みんなほっとして
ようやく解散…
みたいな
PTAで最も恐ろしげな会なんだが。

こんな小さな部屋で少人数で
大丈夫なんだろうか…。
急に
ものすごく不安になる。


自己紹介が始まると
判明したのだが、
出席者の半数以上は
現本部役員で、
もう卒業するひともいるから
ほとんどが
「来年度は関わりません」
という方たちだった。

ということは。

残りの
わたし含めた数名は
なにかひとつ引き受けなければ帰れません!
的なやつだ…。

こういう状況で
「絶対決めたい」現本部と
「絶対やりたくない」出席者が
対立すると、
もう
こじれてこじれて
どうにもならなくなるのだ…。
うわ、
めちゃくちゃ不安な展開…。


わたしの心配をよそに、
なんだかとっても
穏やかなひとが多かったので、
もめずに進行。

さくさくと
あ、じゃ、やりますよーー
と決まっていく。

わたしはちょっとやれそうもないですー
他の形でご協力しますねーー
とおだやかにお話しされるかたも出るが、
そうですよね
ご無理なさらず〜

終始おだやかな雰囲気。

決まらない役職は
無理に押し付けず
決まらないままで、
後日また調整しますね〜

1時間で終了。


なんと親切なひとが多くて
そして
なんとやさしく穏やかなひとの多い学校なんだ…!!!
そして
決まらなくてものんびりした空気が流れているなんて
そんなPTAがあるんだ…!!!

数々の修羅場を見てきたわたしは
びっくりし、
日が暮れる前に帰れる互選会なんて…
と感無量で
帰途についた。


ちなみに…
わたしは
副会長やりますよー
と立候補してきました。

ところ変われば
やることも雰囲気も全然変わる
PTA。
穏やかな
この高校のPTAの
来年度に乞うご期待!

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