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わたしが生まれた日

先日
51歳の誕生日を迎えた。

年明けから
「今年は51になる!」
と言い続けていたら
もう51になったような気がして、
うっかり
次は52歳
という感覚でいたが、
いやいや
まだ51だった。

ひとから見たら
50も51も52も変わらないんだろうけど、
自分にとっても
年齢なんかどうでもいいという
数字にゆるい年頃になってきた。


振り返ると
10代の記憶が非常に多くて濃密で、
20代以降は
ついこの間
という気がする。
10代と20代以降では
時の流れが違うらしい。


母には
すごい齢になったね
と言われた。
ご自身も
かなり
すごい齢だが。

我が子が
「すごい齢」
になるって
どんな感覚だろう。
すごい齢の我が子が
生まれた日のことは、
おそらく
ついこの間のように
思えるだろうに。


誕生日当日、
夜遅く帰ってきた
大学生の次男が
おめでとう!
と言って
コーラとカップ麺(笑)
をくれた。

ちょろいわたしは
これが嬉しくて嬉しくて…

自分のことでいっぱいいっぱいのはずの
忙しい大学生が
母の誕生日を覚えていて
なにか買ってくる…
というだけで、
もう嬉しくて
こんな幸せなことはない
と思う。

優しい三男は
お母さん、お箸ほしいって言ってたよねー
と言って
かわいいお箸を買ってきてくれた。

三男のくれたこのかわいいお箸で
次男のくれた激辛カップ麺を
汗かきながら
食べよう。

こんなふうに
ちょっとした幸せの中で
51だか52だかわからない日々を
生きていこう。

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