虫愛ずる次男
次男(大学生)は
ちっちゃい頃から虫好きだ。
というか
もう
生き物全般好きで、
魚も好き
トカゲも好き
カエルも好き
犬猫も好き
動物園の動物みんな好き…
水族館の生き物みんな好き…
という子。
そして
一連の「好き」の最後に
どっぷりはまったのが
虫だった。
図鑑
テレビ
実物…
なにからでも情報を仕入れ、
小4くらいまでの間に
あらゆる虫の知識を身に着け
ハンターの目でたくさんの虫を採り
飼ったり標本にしたりした。
以前にも書いたが
このひと
アリを食べようとしたこともあるらしい。
アリクイがうまそうに食べるから
だそうな。
うまく食べれず
なんか
からかった
とのこと…
(たぶん噛もうとして噛まれてる…)
わたしは
もともと
虫大キライ
だったのだが、
大好きな次男が愛ずる虫を
一緒に追いかけているうちに
虫キライ
↓
虫ヘイキ
↓
虫好きーーー!!!
へと
急速に変化していった。
(愛の力はスゴイ)
次男かわいい
虫かわいい
と
幼い次男と一緒に虫を追いかけた日々は
忘れられない思い出だ。
さて。
そんなわたしが
珍しく寝込んでいる間に
我が家のリビングでは
ひと悶着あったそうな。
それは
夕食後のまったりタイムに
長男(虫ダメ)が叫ぶ…
Gぃぃぃぃーーーー!!!
という声で始まったのだと。
三男(虫ダメ)は
運良く不在。
娘(虫ヘイキ)は
ふーーんと傍観。
次男(虫好き)は
長男のことも大好きなので
めんどくさいが救出に。
次男のG捕獲方法は
基本的には
昆虫採集と同じで
捕虫網だ。
が、
捕虫網が手元になく
取りにいく間に
逃げてしまいそうだったので…
ティッシュで
そっとつかまえて
窓から外にリリースしてあげた
のだそうな。
そう。
彼は
Gを殺生することはない。
森へおかえり…
と
そこいらに投げたのだそうな。
殺虫スプレーなんて
彼には
もってのほか。
素手でもいけるが
捕獲しやすさを考えて
ティッシュを用いたのだろう。
Gは嫌いじゃないよ。
ちょっと速いだけだよ。
バッタのほうが
よっぽど気持ち悪い!
カマドウマとか最悪!!
と、
バッタ目全般を毛嫌いする次男だが
必要とあれば
バッタ目もカメムシ目も捕獲してくれる。
すごいな。
後天的虫好きであるわたしは
まぁ
Gも
いこうと思えばいけるが、
やはり
積み重なったものが
邪魔をする。
いちどもGを嫌ったことのない次男は
普通の足が速い昆虫
として
愛でている。
寝込んでて一連の騒動を見逃したわたしに
立派なGだったよ♡
と報告してくれた。