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医者泣かせのきれいな腕

健診や検査で
採血をするたびに

うーーーーん
左は見えにくいですね
右にしましょうか
うーーーーーーーーん
右も見えにくいですね
もう一度左を見せてください
うーーーーーーーーーーーーん…

となる。

なんか
わたしの腕は
血管が
非常に見えにくいらしい。

医者泣かせのきれいな腕
なんだそうな。

きれい
と言われて
あんまり喜ばしくない
って
珍しい。


見えにくいのが
自分のせいだとは思わないのだが、
看護師さんが困っているのを見ると
自然と

すみません…

と言ってしまう。


そして

いつも見えにくいって言われるんですよ〜


決してあなたの
血管探し能力に非があるわけじゃない
と伝える。


さらに
和ませようと

皮下脂肪が厚いんですかねぇ

などと言ってみると
そういうことじゃありません

バシッと否定されたりする。


そうして
手を下げて
グーパーグーパーしたりして
なんとか
針を刺したはいいが
うまく血管にヒットしなくて
刺し直しになることもある。

うまく血管にヒットしたか?
と思っても
途中でなかなか
血が出なくなってきて、
看護師さんに
がんばれ
がんばれ
あと少し…
と言われたりする。
(頑張りようもない)

刺されたあとは
だいたい青あざだ。
全然気にしないけど。


そんなわたしが
先日
貧血がひどくて点滴することになった。

見えない…
刺さらない…
看護師さんはお手上げで
先生を呼んできた。

わたしの好きな
おじいちゃん先生は
一生懸命に
血管を探して
針を刺し
一発でヒット!!

「あぁ!上手!!」
と自画自賛していた。

医者泣かせでもあり
医者喜ばせでもあるのか。


こんなに血管見えないひとは
なかなかいないのかと思っていたら、
先日
学校で貧血検査を受けた娘が

血管見えないって言われた…

とつぶやいていた。

あらら
このきれいな腕は
遺伝するのか…

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