総裁選と金融所得課税、スト、闇バイト

●金融所得課税
石破さんの立ち位置としては、自民党の総裁候補で、リベラルの意見の受け皿と理解している。
どのくらいの金融所得から課税対象になるのか、具体は述べていないようだけど、ようやくNISAのような形で直接投資の気運が高まったなかで、どうするつもりなのだろうか。

格差是正というなら、日本の金融資産分布を見ると、高齢者から高齢者への所得の移転になるのが論理的な帰結になると思う。
たとえばマイナンバーを利用した一定の金融資産がある人は、診療費を多めに負担してもらう等の施策になるなら理解できる。
増える社会保障に加えて、現役世代の投資に対しても増税になるなら、あまりに酷である。

●米国ホテルのスト
実に健全だと思うのだけど、人間の労働のコストがあがると、自動化への投資も進むだろうと思う。人間が働くことと、自動化へのインセンティブ、その両者の微妙な綱引きが各業界で起こってきそうだ。

●闇バイト
闇バイトの募集で、特有の「隠語」を使わなくなったという指摘。
隠語を使ってた理由って、少し後ろめたさというか、これだけはしてはいけないみたいな、指示役たちの彼らなりの倫理だったということなのかな?
巧妙化している背景は、もうなりふり構わないよという表明なのかもしれない。


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