映画「シビル・ウォー」、NVIDIAとAI

●映画「シビル・ウォー」
割とアメリカ国内では国民のなかに、なんとなく潜在的に内戦の意識が芽生えているのではないか。現在、先の分断戦争であった、南北戦争から160年くらいである。前回の争点は、奴隷制がメインで、国の在り方を問う内戦だった。

実際、今年はトランプ大統領の銃撃事件が起きたが、もしかしたら内戦状態になっていた可能性もあるのではという気もする。

この映画が、具体的にどんな対立を描いているかわからないが、保守側の思想は、連帯を作って連邦政府から独立軍のようなものを作れそうな気がする。一方の、リベラル側は、アイデンティティポリティクスで問題意識が散り散りになっていると思うので、大規模な独立運動は展開できなさそう。
この辺の非対称性があるのが、現在と南北戦争時の相違点ではないか。

いずれにせよ、国民国家というある程度の共有できる価値観みたいなものが、多様性が突き進むことで、統制は取れるのか、いま世界各国がぶち当たっている問題のように思える。この映画を見ることで、いろいろと想像力を伸ばしていけるかもしれない。10月の公開が楽しみだ。

●NVIDIAの株価調整
AI市場、ここからが本番かと思う。
高まったAI化への期待値に、どれくらいの価値を現実に及ぼすことができるか、応え続けなければいけないフェースに移行していると思う。

個人的には、AIはまだまだ序章だと思っているが、生成AIに関してはもうひとつブレークスルーが必要な気がする。iPhoneなどのデバイスに載ってきて、生活への浸透と企業での利用にさらなるアイデアが共有されるようになるなど時間が必要な気がする。推論に特化したチップでは、NVIDIA以外のプレーヤーとの競争になりそうだ。

そして、本命はおそらくロボット型の運動神経とニューラルネットによる自動運転、ソフトウェア開発など、影響範囲が無限大なので、NVIDIA単体ではわからないものの、現状チップの需要が減ることはないと思う。

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