特殊詐欺の報道を見ての感想
この報道を見ていて気になったのが、特殊詐欺受け子役の実行犯はタクシー会社に電話する前に、読み方の微妙な駅名を検索すらしない点だ。
おそらく、そんなちょっとしたひと手間をかけて調べるといったことができない、あるいはしないので、特殊詐欺に関わってしまうのだろう。
報道は、タクシー会社のファインプレーなどと報じているが、なぜ実行犯になってしまうのか、どういう構造でこういった事件が発生しているのかを問うた方がいいのではないか。
実行犯になってしまう人たちは、「自分がこれからするのは詐欺かも」とすら思考することができないのかもしれないし、周囲に聞いたり相談できる人がいないのかもしれない。そういった社会の問題まで踏み込むべきだと思う。