理解しやすさと考察されやすさ

最近、分かりやすい文章が特に求められている気がします。

すごく分かりやすい例(かどうかは怪しいのですが)で言うと、ネット漫画の表題などは『〇〇が△△した話』のように、もはやタイトルの時点で内容がわかるようになっています。手に取ってもらいやすさに繋がっていると思います。

HOW TO本や啓発書なども、なるべく難しいことは避け、誰でも理解できるようにかみ砕いた表現、読者に寄り添った文章、文体、レイアウトが意識されているように思えます。統計を取ってるわけではありませんし、あくまで個人の観測範囲内での話なのですけどね。

一方で、完全な理解をさせないことで注目を浴びるものも実は多いと思っています。主に映画や音楽などになります。ネットでもよく考察をしてる人がちらほらいるのを見かけますが、つまりは考察する余地が残されていることを意味します。

情報の過不足のない完成形が求められる作品と、情報に不足があるからこそ完成といえる作品の違いなんだと思ってます。どちらも美しい。読み込めば読み込むほど素晴らしい作品なんだろうと思います。

作品をあなたが作るときー音楽かもしれないし映像かもしれない、文章かもしれないーあなたはどっちを意識していますか。

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