「やらずに後悔」じゃなくて「考えずに後悔」
「○○をやりたい。いつかこうなりたい」とだけ言っていては何も起こらないし、結局何もしないのが人間というものでして。私もでして。
何か行動を起こすときって何かしらの障害や困難が道に転がってるため、魅力的な目標や成し遂げたい事があっても、それに至るまでのプロセスをつい考えてしまって萎えてしまう。「そこまでするくらいなら別にやらなくてもいいか・・・・。」みたいに。頑張りたい気持ちはあるんだけどね。
【やって後悔か、やらずに後悔】という言葉があります。声の大きい人というか、世間一般で言われていることは後者であって、【やらずに後悔するくらいならやって後悔するほうがよい。】・【やらずに後悔することはあれど、やってみて後悔することはない】などです。私は嘘だと思います。
どっちもあり得るし、どっちもあると思うのです。ただ、後者の方がよく叫ばれている理由はちゃんとあると思います。道のりに転がっている障害や困難は考えているほど厄介なものではないことが多いというものです。これは単純に想定力が足りなかったか、固定観念に縛られてしまっていたか、雑に想像してしまった結果だと思います。
本当に面倒なことかどうかは意外と見えないものです。一つ例を出します。私のくだらない小さなことですけど。
食器洗いが面倒です。ちょっと目を離すと2日(きついときは3日)ためちゃっててそろそろやらねば・・・でも面倒くさい(外食が多いので思ってるほどたまってはいないのですけどね!)
でも、よく【食器洗い】を分解して考えると、【①以前洗って乾燥させた(放置したままの食器)物を片付ける→②たまっている食器をスポンジであわあわ洗う→③水で流して乾燥させるところに置く】の3フェイズあることに気が付きました(油ものがあればまたフェイズが1つ増えたりします)。
食器洗いは面倒です。でもこれは3つの動作をまとめて考えていたから無意識に面倒と感じていたのではないでしょうか。意外と一つ一つは簡単だったり単体で見ると楽だったりします。このように分解するとよく見えるものです。
この『見える化』がとにかく重要だと考えます。
分解した結果、「なんだ、思ったよりも分解した後のタスク少ないじゃん。3つだけならできる!」とぼんやりとしていた困難が偽物と気づけたり、
「なんか余裕と思っていた仕事、よく分解して見てみるとタスク量やばいな・・・。早めに取り掛からないと・・・簡単だと思っていたタスク⑫とか意外と面倒だ」などと、本当の困難ポイントが見つかったりします。
やりたいことがあるのなら、すぐにそこまでの道のりを分解して見ましょう。なりたい自分があるのならできる限りでいいので必要なものを列挙してみましょう。列挙したものを手に入れるためにはまた何が必要が列挙してみましょう。意外と少ない?実現できそうですか?考えるだけなら無料なので、ここまでセットで思考する癖をつけたいものです。
やらなければならないことでもこの分解して考えることは便利です。【とにかくやる!】よりも【やるまえに考える】ことで、見えるものがぐんと広がると思います。予想以上に困難なものならやりたいことでも「諦める」ことも肝心だったりするからです。やらなきゃいけないことなら頑張りましょう。
食器洗いは・・・やらなきゃですよね。まずは①だけでもやってやることにします。ではでは。
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