群馬銀行の好決算
【決算〇】
5/9群馬銀行の決算が発表される。
画像の通り24年3月期は経常利益14.3%増、25年3月期予想も前期比17.6%増となる見込み。増配と1.65%の自己株買いも同時に発表された。発表後すぐにPTSは+5%と好反応を見せた。
【半分利確して決算を迎える投資判断は?】
決算跨ぎが怖くて半分利確した状態で迎えた決算だった。結果的に利確は不要だったとは言え、無難な判断が出来たと思う。
決算への不安を拭えないのは仕方ないものの、他の銀行株が前日までに好決算を出していたのを確認していたので、これを根拠に買い増すことは出来たのではないか?とは思う。
勿論、減配や減益発表の銀行株もあったから確信を持つのも良く無い。しかし、銘柄分析を深めれば同業他社の決算から予想を立てることは出来る筈だ。これは今後の課題としたい。
【今後の方針】
買い増し。群馬県2位の東和銀行の決算は振るっておらず、群馬銀行に注目が更に集まる可能性は高い。増配や自己株買いは勿論、好材料だ。
決算短信を少し読み進めてみたが、中小企業向けと個人の住宅への貸出金が上昇しており、メインの業務は好調だ。金利上昇は確定路線なのは追い風になる。
円安で国内に海外企業の工場誘致が進んでいる。熊本や福島に半導体工場の建設が進んでいるが、この流れはこれからも続くと考えている。その時に、東京に隣接した群馬県に何か大規模な工場の誘致が実現する可能性は十分に考えられる。また、群馬県が選ばれなかったとしても製造業の国内回帰の流れ自体は確かだ。それは下請けになる中小企業には確実な追い風になる。そうなれば、中小企業への貸し出しで県内1位の群馬銀行にとっては確実な利益へと繋がる。
円安・利上げの大きなトレンドに乗れているので、群馬銀行を買い増しするのは勝算が見込めると思うのだがどうだろう…。
トレンド変化には注視しないと駄目だけど、決算を終えたので、中長期の保有を視野に入れて300株ほど買い増ししてみたいと思う。