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着物マフラーについて考える
今年も成人の日がやってきます。
30歳の時に産んだ娘が昨年、成人式を迎えました。
娘に誂えたのは、新潟県十日町の友禅工房 青柳さんのもの。
赤がとりたてて好きというわけではなかったようですが、色々合わせてみて本人が一番気に入ったものになりました。
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ちなみに31年前の私の成人式は、イタリアのデザイナーLEONARD (レオナール)のものでした笑
サッチーさんが着ていて有名になったブランドです(苦笑)
裕福なおばちゃん御用達のような位置づけですが、当時はそこまでではなく、普通のハイブランドという位置にいたような記憶があります。
1993年当時は弾けたバブルの余韻が残っているような時期で、華やかな女子大に通っていた私はブランド大好き女でございましたので、誰かとかぶらない振袖を探してたどりついたお品物でした。
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かなりの金額だった記憶がありますが、そんなことより人と被らないことの方が大事!と親を口説き落としたのではないかと思います。
さてさて、時は流れ50代になった私は、「上質なものを長く愛用する」というスタンスで暮らしておりますので、ブランド品を盲目的に肯定することも、真っ向から否定することもなく、おしゃれを楽しんでいます。
着物についても同様、「恋に落ちるか否か」をモットーにワードローブに加えていますが、趣味は少々地味め、渋めです。
柔らかものよりは紬が好き。
華やかなものよりも、落ち着きのある色や素材、意匠に心を惹かれます。
昨夏、バイセルの催事で買った野蚕紬は、どんな帯を合わせても合うのでワードローブがまだまだ少ない私はとても重宝しています。
秋から初冬は羽織やコート、真冬になるとウールのコートを着るのですが、ちょっと悩むのがマフラーのこと。
大判ショールと並んで定番なのはファーのマフラーでしょうか。
ミンクやセーブルなど毛皮のマフラーをしている方が多いように思います。
私も母から譲り受けたミンクのマフラーを使うこともあるのですが、昨今なんとなーく気がひけるんです。。。
動物の毛皮を使わない、「ファーフリー」を宣言しているブランドも増えてきている今、何となく本当になんとなく避けようかなと思っているところです。
でも首元のふわふわ感って可愛いし、温かい。
ふわふわっとした毛糸で編んでみたら楽しいかも、と思って試作してみたのがこちらです。
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リアルファーほどのボリュームもないので、本当にカジュアル使い用です。
紬や小紋のカジュアルなお着物に、首元だけちょっと温めてって時に使えたらいいかなぁと思っています。