伊勢神宮参拝(その6)~瀧原宮~
伊勢神宮参拝、最後は伊雑宮から車で1時間、三重県度会郡大紀町に鎮座する「瀧原宮」。多くの自然に囲まれた山あいに鎮座しています。通りに面した駐車場に車を止め、少し歩くと参道の入口が見えてきます。
鳥居の向こうは、何か別世界への入口みたいで神秘的です。他の別宮に比べて参拝する方が多かった気がします。
沢山の木々に囲まれた参道を歩いていると、本当に気持ちがいいですね。内宮の神苑のように開放的な空間も素敵ですが、こういう、すこし鬱蒼とした雰囲気も大好きです。実は参道の途中で御手洗場へ下りる道があり、手が清められる川が流れているのですが、実は気がつかず(というか後で思えば案内がありましたが「お手洗い」と勘違いしてスルーしていたんです(^^ゞ・・・)もったいないことをしました。
樹齢何百年という木々が立ち並んでいて、それだけで厳かな雰囲気が醸し出されていますね。
瀧原宮、瀧原竝宮(たきはらならびのみや)の2社の別宮に、若宮神社、長由介神社(ながゆけじんじゃ)の2社の所管社があります。月讀宮と同じで参拝の順序が示してありますので、その通りにお詣りします。
瀧原宮(たきはらのみや)
御祭神 天照大神御魂
倭姫命が御杖代として巡行の際、宮川下流の磯宮から上流にすすんでいくと「大河の瀧原の国」という美しい土地があり、この地に二宇の宮殿を造立したのが起源とされます。こちらも天照大御神の御魂を祀っているため「遥宮(とおのみや)」として崇敬されています。
奥が瀧原宮、手前が瀧原竝宮です。大きな杉の木を挟んで並んでいます。どちらも天照大御神の御魂が祀られています。
若宮神社。瀧原宮の奥の石段を上がった場所に立つ所管社です。ご祭神は詳らかではなく、天水分神との伝説が残ります。
長由介神社。若宮神社への石段の手前に鎮座していて、同所管社である川島神社が同座されています。由緒は古いとされていますが、詳細は不明です。
写真左の小さな小屋が御船倉(古い御船代が納められています。天照大神の御神体が納められているという説もあります)で、この御船倉があるのは瀧原宮だけだそうです。
参拝を終え、参道を戻りますが、やはりなんともいえない雰囲気はいいですね。歩いているだけで清められていく感じがします。
御朱印です。
伊勢神宮の正宮、別宮の7社の御朱印です。こうして並べると、シンプルが故に迫力を感じますね。
時々、ネットなどでは神宮の御朱印を「手抜き」とか「残念な感じ」などという意見を時々目にしますが、そういう人は御朱印を記念スタンプとしか考えていないんでしょうね。御朱印、というとおり「印」が大事であって、墨書きやアーティスティックなデザインは、本質じゃないんですよね。カラフルな御朱印も嫌いではないですが、こういうシンプルな御朱印も素敵です(^^)
これにて伊勢神宮参拝は終了です。今回は内宮にてご祈祷もしていただき、正宮、別宮、全てのお社で強い御神気をいただき、本当に楽しい素敵な参拝でした。また、伺いたいと思います。そしていずれは伊勢神宮125社めぐりを・・・は難しいかな?リタイアでもしたら考えよう(笑)
(おわり)