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伊勢神宮参拝(その2)~皇大神宮~

さぁ、いよいよ皇大神宮(内宮)参拝です。

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朝の宇治橋。まだ参拝者はそれほど多くはないですが、すでにお詣りを終えて戻ってくる人もいらっしゃいました。やはり、早朝からお詣りに来る方も少なくないですね。

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宇治橋を渡ると、神苑が広がります。これほどの空間にほとんど人がいないのはメチャクチャ気持ちがいいですね。大きく息を吸いながらゆっくり歩きます。背筋がスッと伸びてしまいます。

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手水舎の向こうに一の鳥居が見えます。この鳥居をくぐった先に御手洗場があります。五十鈴川でしっかりお清めをしましょう。

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二の鳥居までの参道。高くなりつつある日の光が木々の間から差し込んできて、とても神聖な雰囲気に包まれます。この先が神楽殿です。今日は、折角なのでこちらでご祈祷(御饌)をお願いしようと決めてきました。

本来、伊勢神宮は「皇室の弥栄」「国家安泰」「五穀豊穣」を祈る場であり、個人の祈祷はしないなどとも言われていますが、この3つの加えて、1つ、個人的なお願いが出来ます。今回は「合格祈願」です。

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神楽殿の中にある「御饌殿」でご祈祷を受けます。実は、ご祈祷を受けるのは初めてなんです。少々緊張しつつ、殿内に入ります。神職の方の祝詞の奏上、その中に自分の名前や職場の名前が読まれるのは、不思議な感じですね。祝詞の独特のリズムに身を委ねるようにしてお祈りさせて頂きました。

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頂いた撤下品(神前にお供えしたお下がり)と御饌料の収納証です。御札は帰宅後に、簡易的な神棚を作ってお祀り致しました。

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ご祈祷を終えて、いよいよ正宮に向かいます。少し人出も増えてきた感じです。どんどんと御神気が強まっていく感じがします。

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皇大神宮
御祭神 天照大御神
御鎮座 垂仁天皇26年
神路山、島路山の麓、五十鈴川のほとりに鎮座する皇大神宮は、皇室の御祖神であり日本人の大御祖神である天照大御神をお祀りしています。
今から2000年前、皇位のしるしとして受け継がれる三種の神器の一つである八咫鏡をご神体として伊勢の地にお祀りし、国家の守護神として崇める伊勢信仰は平安末期より全国に広がりがみられました。現在でも全国の神社の本宗として特別に崇敬を集めます。(公式HPより)

石段を登ると板垣南御門があり、この向こうに外玉垣南御門があります。ここからお詣りです。もはや何かをお祈りすると言うよりは「無」になってしばし心を落ち着かせていました。スーッと風が吹いてきて、とても心地よいお詣りでした。

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御稲御倉(みしねのみくら)です。三節祭でお供えされるお米がしまわれています。

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外弊殿(げへいでん)です。古神宝が納められている建物です。御稲御倉も外弊殿も、立派な神明造です。

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正宮の真後ろになります。

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別宮 荒祭宮(あらまつりのみや)
御祭神 天照大御神荒魂
内宮別宮の第一に位しています。社殿の大きさも正宮に次ぐ大きさです。

正宮の後に鎮座しています。知らないとお詣りせずにかえってしまいそうですが、木々に囲まれ神聖な空気に満ちていました。

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荒祭宮から神楽殿の方に戻ってくるとひっそりと鎮座するのが四至神(みやのめぐりのかみ)です。四至とは神域の四方を意味します。社殿や御垣はなく、石畳の上に祀られます。内宮神域の守り神になります。

※神様をお祀りしているので、手をかざすのではなく、「二拝二拍手一拝」でお詣りしましょう。

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境内を流れる島路川にかかる風日祈宮橋をわたるとその先に別宮の風日祈宮があります。

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別宮 風日祈宮(かざひのみのみや)
御祭神 級長津彦命(しなつひこのみこと)
    級長戸辺命(しなとべのみこと)
伊弉冉尊の御子神で、雨風を司る二柱をお祀りしています。元寇の時に神風を吹かせた神様としても知られています。

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神楽殿に戻り、御朱印を拝受。素晴らしい(^^)

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御厩(みうまや)には皇室から献上された神馬がいます。凄く大人しくしていましたね。

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所々に桜が咲いていました。季節はすっかり春ですね。この時間には参拝の方もだいぶ増えて賑やかになっていました。以前はこの奥の大山祇神社、子安神社にもお詣りしましたが、今日は域外別宮5社を回りたいので、失礼させて頂きました。

広大な神域は、張り詰めるほど神聖に保たれていて、帰る頃には神宮の空気が体を柔らかく包んでくれているように感じました。天気の良さも相まって、本当に居心地のよい空間でした。是非ともまた、伺いたいと思います。

(つづく)


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