平泉~高館義経堂・熊野三社・毛越寺・達谷窟毘沙門堂~
中尊寺を後にして、さらに平泉の寺社を回ることに。まずはすぐそばの高館義経堂へ。
高館義経堂
北上川に面した丘陵にある義経終焉の地としてお堂があります。「ぎけいどう」と読みます。拝観料(200円)を払って階段を上っていくと小さな資料館があり、その横の階段を上った先に義経堂があります。
お堂には本尊として木造の源義経公像が祀られています。お堂の創建当時に製作されたものですが、かなり立派な木造です。そばには供養塔もあります。
熊野三社
毛越寺の近くに鎮座しています。熊野社、子守社、勝手社の三社が合祀されて「熊野三社」となったそうです。
嘉保年中、奥州藤原三代藤原清衡将軍が平泉鎮護の神として五方鎮守総社を建立された際、當熊野社を平泉北方鎮守の神として熊野社を建立し、五間四面の宮造りの社殿で紀伊国より熊野権現の分身を本宮より御分霊賜り守護神として木像を安置しまた。
末社に、子守社、勝手社を祀りしも元亀二年野火にて焼失し、後に末社を合祀し熊野三社と社名を改めました。焼失の際、蔵王権現木造(鎌倉時代の作)の一部(首)を以って面に改め残って居リ、當社の宝物として祀られて居ります。
明治二十四年仮宮を改築造営致して参りましたが老朽化の為、平成二十二年九月に社殿を造営し境内整備をし完成致しました。
(公式HPより)
御祭神
熊野社 伊邪那岐命(イザナキノミコト)
伊邪那美命(イザナミノミコト)
子守社 少名彦命 (スクナヒコノミコト)
勝手社 天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)
毛越寺から少し住宅地に入ったところ、平泉文化遺産センターの前に鎮座しています。とても静かで落ち着いた空気に満ちていました。御朱印は書き置きですが、印刷ではなく、社殿や鳥居の写真の印刷され鷲に墨書きされていました。日付が入っていなかったので、自分で入れます。
熊野社なので、社紋は八咫烏ですね。御朱印にもありました。
毛越寺
言わずと知れた世界遺産、毛越寺です。平泉駅からも歩いて行けるところにあります。広大な伽藍跡は圧巻です。本堂は平成元年に建立されているので、非常に綺麗です。御本尊は薬師如来です。
開山堂には、毛越寺を開いた慈覚大師円仁が祀られています。現在、建物として貼るのは、山門、本堂、開山堂、常行堂ですが、時間の関係でゆっくりできず、常行堂へは行きませんでした(^^ゞまぁ、2度目なので・・・
正直、この伽藍が全部復元されたら相当見応えあるだろうなぁ~と思いました。(奈良の平城京跡と同じ感想を持ちました)
中尊寺の小さなお堂でに直書きをしてくださるところがあるので、毛越寺も直書きしてくれればいいのに・・・などと不遜なことを思ってしまいました。スイマセンm(_ _)m
達谷窟毘沙門堂
今回の旅で、訪れてみたかった場所の一つです。毛越寺から道一本で到着します。入口で拝観料を払い、御朱印帳を預けました。御朱印は3種類あり、すべて直書きしていただけます。
一ノ鳥居
二ノ鳥居
三ノ鳥居
お寺ですが鳥居があります。神仏習合が色濃く出ていますね。由緒は坂上田村麻呂がこの地を平定した際に毘沙門天の御加護と思い、京都の清水寺を模してお堂を建立したとか。それにしても、崖に食い込むように建てられた毘沙門堂(現在の建物は五代目だそうです)は圧巻ですね。見に来て正解でした(^^)
毘沙門堂を出ると岩面大仏があります。写真だとちょっとわかりにくいかな?
蝦蟆ヶ池辯天堂
姫待不動堂
金堂。別當達谷西光寺の根本道場。平成八年に再建されたのでとても綺麗ですね。中々に迫力があるお堂です。
それほど境内は広くはないですが、中々に見所も多く、平泉を訪れる際は、必ずコースに入れることを進めしますね。ただ、バスが通っていますけど、車じゃないと辛いかな?
シンプルですが、とても素敵な御朱印です。
さて、これにて平泉も寺社巡りも終わりです。さすがは世界遺産の地、歴史感じる寺社が多く楽しいですね。