京都寺社巡りの旅⑧~伏見稲荷大社~
京都最終日は朝イチで伏見へ。もちろん、伏見稲荷大社へのお詣りです。以前伺ったときは真夏で、汗だくになりながら稲荷山を歩いた記憶がありますが、今回はどうでしょうか。
伏見稲荷大社
御祭神が多いですが、伏見稲荷では御本殿に五社が一宇相殿(1つの社に合祀すること)に奉祀されています。向かって左側から、下社摂社、中社、下社、上社、中社摂社と並んでいます。中央にお祀りされているのが宇迦之御魂大神で、五穀豊穣、商売繁盛の神様として信仰されています(稲荷信仰)。
駅前から延びる参道の先には大鳥居。その向こうに楼門が見えます。まだ朝早いので流石にさほど参拝者はいませんね。
楼門
立派な造りに、伏見稲荷を象徴する鮮やかな朱。豊臣秀吉による造営という伝承があります。
本殿
楼門をくぐるとまずは外拝殿(舞殿)が建っています。この向こうに本殿があります。
通常お詣りする内拝殿です。この後ろに本殿があります。
本殿を横から見ると、屋根が前方に長く張り出しているのが分かると思います。このような造りを「流造り」といいます。本殿の横幅が五間あるので「五間社流造」といわれます。屋根に千木や鰹木がないのも特徴的ですね。お詣りを済ませて授与所で御朱印を拝受。授与所の巫女さんに御膳谷奉拝所の空く時間を聞いたら、丁寧に対応くださいました。
千本鳥居
お詣りを済ませたら奥社へ。伏見稲荷と言えば千本鳥居。ここは手前で大きな鳥居が幾重にも連なります。
この鳥居を抜けた先に奥社奉拝所があります。多くの人はここで引き返す人も多いですが、自分は奥社へ。その前に授与所で御朱印を拝受。
ゆるやかな石段を登りながら先へ進みます。途中、「熊鷹社」「荒神峰(田中社神蹟)」を通って行くと四ツ辻に到着します。ここを起点にぐるっと参道が続いています。ここからの見晴はステキです。
まだ9時前です。なので空気が少し冷たくて気持ちがいいです。ここから本格的に稲荷山の参道になります。参道もずっと鳥居が幾重にも連なっています。まずは、御膳谷奉拝所に向かいます。
御膳谷奉拝所
鳥居のあいだから差し込む朝日が神々しい。やっぱり神聖な空気を感じずにはいられませんね。体力は無いですが、涼しいので苦しまずに歩けそうです(^^)
御膳谷に到着。が、授与所がまだ空いていないので、先にこの辺りのお社にお詣り。戻ると授与所が開いたので御朱印を拝受。2種類(狐のイラスト と鳥居のイラスト)ありましたが狐のイラストを拝受。
この後はひたすら、稲荷山を歩いてお詣りしていきます。
三ノ峰~二ノ峰~間ノ峰~三ノ峰
何だかんだ、1時間半ほどで四ツ辻に戻ってきました。本殿の方は、もう沢山のお詣りの方が見えていました。やっぱり、神社は朝早いうちの参拝がいいですね。静かで空気も乱れて無くて気持ちがいいです(^^)
御朱印
伏見稲荷大社では3ヶ所で御朱印をいただけます。本殿授与所、奥社奉拝所、御膳谷奉拝所です。
伏見神宝神社
千本鳥居の途中から山道を数分登ると鎮座しています。伏見稲荷大社とは関係が無いみたいで、伏見稲荷の地図には書いてありません。が、神社への案内板は出ています。
神社名の「神宝」は十種の神宝を奉安しているところから来ています。かつては皇室の信仰もあつかったようですが政変などにより中世以降は廃れていったとか。境内には、いろいろあって不思議な神社でした。
東丸神社
伏見稲荷大社の境内にあるように見えますが、実際には、「隣接する別の独立した神社」です。御祭神の荷田春満は江戸時代の学者で、学問の神様として祀られています。
御朱印、あるのかな?と社務所に人がいたので尋ねたところ、書置きですがありました。ありがたく拝受致しました。
さて、8時20分頃に伏見稲荷大社に到着し、2時間ほど滞在していましたね。でも、朝早かったのでノンビリとお詣りできて良かったです。以前夏に伺ったときの汗だくになっての参拝とは違いました(笑)
この後は、帰る時間まで京都市内の寺社をまわろうと思いますが、完全にノープランです。
(つづく)