日本の医療情報(電子カルテ)が統合されることはあるのか(反語)/電子カルテ情報共有サービス/3文書6情報/医療DX/HL7 FHIR/補助金ビジネス/厚労省(健康・医療・介護情報利活用検討会医療等情報利活用ワーキンググループ)
より効率的・効果的で質の高い医療サービス等を確保するために「医療DX」を推進する必要がある
タイトルやリード文を見ると、ようやく異なる医療機関での電子カルテの相互乗り入れ・閲覧ができるようになるのか?と期待してしまうが、後述するようにそんな未来は2030年にも全く達成されなそうだなと。。。
マイナンバーではなくマイナンバーカードを用いて、ID管理をする
➡・すべての国民がマイナカードを保険証のように使用することが前提
・情報を見るには、当該患者のマイナンバーカードが必要
この2つかなり大変だと思う。
前者についてはマスコミ報道の通りで、大反対しているnoisy minorityな皆さんが同意するわけないと思う。
後者について、カード忘れました、無くしました、今ありません、はどうなるのか。急病の時こそ持ち歩いていなそう。
そして仮にカードがあっても共有される内容はかなり限定的で、日々の記録は共有されることはなさそう。
厚労省の別の詳しい資料
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処方情報が100日しか保存されていないとなると90日処方で、薬なくなっちゃったーという人、数日過ぎてから医療機関に行っても、前の処方内容がわからないよーということになるということですね。
デジタル庁のPMH
一方、デジタル庁にも別の医療情報統合のことが書いてある・・・・
この厚労省の動きとデジ庁の動きは、整合性が取れているんだろうか・・・
文書情報(3文書)及び電子カルテ情報(6情報)の取扱について
https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001016921.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001016921.pdf
HL7 FHIRに関する調査研究一式最終報告書 令和2年3月 株式会社富士通総研
https://www.mhlw.go.jp/content/12600000/000708279.pdf
FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resource)
厚労省の「地域医療情報連携ネットワークの現状について」まとめ
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