オンライン診療
オンライン診療を開始する際の準備には、以下のステップがあります:
法的手続きの確認
オンライン診療には法的な規制があるため、厚生労働省のガイドラインや地域の医師会が出している規制を確認し、遵守する必要があります。また、保険適用の条件や診療報酬制度も把握しておきましょう
医師は、医師免許証に加えて、厚労省のオンライン研修を修了する必要があります。
私も以前に修了しましたが、テストが微妙な選択肢が多く、めんどくさかった・・・。
医師が研修終わればすぐに自宅でやっていいわけでもなく、ちゃんとした医療機関ベースで行う必要があり、医療機関から地方厚生局に届け出を出す必要あり。
なお、特例的に医師が常駐しない診療所でも、オンライン診療のための診療所を開設できるというよくわからない規制緩和もあります
こんな規制緩和するなら、最初から、都会の診療所が田舎の患者さんとオンライン診療自由にやってもいいよ、とすればいいだけなのでは・・と思うのですが。
診療システムの選定と導入
安定した診療システムが不可欠です。いくつかのオンライン診療システムプロバイダがあり、セキュリティ(個人情報保護)や操作性、コスト、システムサポートがどの程度充実しているかを基準に選びます。インターネット環境と機材の準備
高速で安定したインターネット接続が必要です。また、診療用のパソコン、タブレット、カメラ、マイク、スピーカーなども確認して、患者とスムーズにコミュニケーションが取れる環境を整えましょう。スタッフの教育とトレーニング
スタッフがオンライン診療システムを使いこなせるように、操作方法のトレーニングを行います。また、患者のプライバシー保護や緊急対応のプロトコルについても、スタッフ全員が理解しておくことが重要です。患者向け案内資料の作成
患者がオンライン診療をスムーズに受けられるように、接続方法や診療予約の方法、支払い方法に関する案内を用意します。初めて利用する患者向けに手順をわかりやすく説明するリーフレットやウェブページの準備も効果的です。診療内容の検討と規定作成
オンラインで診療するにあたって、どの診療内容が適しているか検討し、緊急性のある症状や対面診療が必要なケースに備えて、適切な対応基準やガイドラインを作成しておきます。プライバシー保護とセキュリティ対策
個人情報や診療データの保護が必須です。システムの暗号化や二段階認証の設定、診療記録の管理方法など、データの取り扱いにおける安全対策を講じてください。事前テストの実施
実際の診療前にシステムの接続や機材のテストを行い、不具合がないか確認しておきましょう。テストを通じて、診療の流れや患者対応の流れも確認できるとスムーズです。