大学医局(医療マフィア)の現実:教授への道と若手医師が直面する過酷なキャリア選択

知り合いとこの話題を話していたら、実態が結構世の中に知られていないんだなぁと思ったので、メモしておきます。要するに、大学の医学部とか医者の生態ってどうなってんの?的なお話です。私の妄想交じりの話をベースにchatGPT使って書いています。


1. 大学の医学部と大学病院の関係


大学の医学部と大学病院は密接に連携しており、教育、研究、臨床の3つの主要な役割を果たしています。

  • 教育: 大学病院は医学部の教育機関として、医学部の学生や研修医の臨床教育の場を提供します。学生はここで、実際の患者に接しながら医療技術や倫理観を学び、臨床能力を磨きます。

  • 研究: 大学病院は最先端の医学研究の拠点でもあります。教授や研究者は臨床現場で得たデータを活用し、病気の新しい治療法や診断技術を開発します。また、医学部の学生や大学院生も研究に参加し、研究者としてのキャリアを築くことができます。

  • 臨床: 大学病院は、専門性の高い治療や最新の医療技術を提供する医療機関として機能します。一般の病院では対応が難しい複雑な症例や難治性の疾患を扱うことが多く、教授や准教授、助教などの医師が最前線で患者の診療にあたります。

2. 大学の教授に選ばれ方

日本の大学医学部で教授に選ばれるには、いくつかの要素があります。

  • 研究業績: 教授選考では、特に研究業績が重要視されます。優れた論文発表や、国際的な学会での発表、研究資金の獲得など、研究者としての成果が教授昇進に大きく影響します。臨床研究や基礎研究において、目に見える実績が必要です。

  • 教育経験: 学生教育や研修医教育における実績も評価の対象です。良い教育者であることは、学生や後輩医師を育てる責任を持つ教授にとって重要な資質です。

  • 臨床実績: 特に大学病院では、臨床能力が評価の対象になります。患者の診療において優れた実績を持ち、病院内外からの信頼を得ている医師が教授に選ばれることがあります。

  • 人脈と医局内での地位: 医局内での立場や人脈も教授選考において重要な要素です。医局は大学の医学部の組織で、教授はしばしば医局長を兼任します。長年の医局内での貢献や医局長との関係が、教授昇進に大きな影響を及ぼすこともあります。

上記はきれいごとで、本質は、教授になるための選考はしばしば不透明で、誰が応募してどういう理由で決められたかは一切公開されません。
大学ごとの独自のルールや慣行、そしてその場の関係者の好き嫌いが大きく反映されます。特に近年は、(教授会よりも)医学部長一人の力が強まっています。時の医学部長のお考え・趣味などが重要な要素になります(強いリーダーシップと独裁は同じですね)。
 
 関連して、大学病院長と医学部長の関係は?と聞かれますが、これはおそらく「大学による」となると思います。医学部と病院が並列のところもあれば、医学部附属病院で、病院が医学部長の下のようなところもあるでしょう。
 病院長は、普通は臨床教授の中から選ばれます。病院の診療科長は、普通は臨床の教授がやります。当該診療部門の教授が医学部長とか病院長になると、臨床をみきれないから、だいたい准教授が特任教授となり診療科長になります。
 ちなみに臨床系の大学教員(例:循環器内科教授)と、基礎系の大学教員(例:生理学教授)がいます。後者は大学では臨床業務をしていません。が、給料は同じです。それは教授に限りません。教授ー准教授ー講師ー助教、これは基礎系と臨床系、給料は多くの大学で同じです。これも謎過ぎますよね。しかし事実です。特に教授未満の人たちは、大学病院の臨床をたくさんやります(やらされます)。結果、大学教員なのに全然研究やっていないということを報告する論文も出ています。

3. 医局の奴隷的な運営

 上記のような状況では「誰でも逃げたくなるのでは・・・」と思うと思います。それは結構事実だと思います。しかしそれで逃げれないから、今の日本社会が回っているわけです。医療へのアクセスが良く、コストも安く、質もよい。こんな国、たぶん世界中で日本以外にはありません。それを支えているのは医者の人権の棄損=奴隷化、です。それはどのように行われるのでしょうか。。。

  • 医局の支配構造: 医局は大学病院を中心に、系列の病院や診療所(=関連病院)に医師を派遣する強い権限を持っています。医局員である若手医師は、医局の指示に従い、地方の関連病院へ派遣(法的には医師の派遣は禁止されています。解釈としては「紹介されて自発的に転職を繰り返す」)されることがあります。派遣先は必ずしも自分の希望に沿う場所ではなく、時には過酷な労働条件下で働かなければならない場合もあります。

  • 昇進やキャリアのコントロール: 医局内(関連病院人事含める)のヒエラルキーが強固であり、上位の医師、特に教授や医局長の指示に従うことがキャリア形成に大きな影響を与えます。逆らうことが難しく、医局の方針に従わないと専門医取得が困難になります。昇進や関連病院への派遣、さらには学術的なキャリアにも悪影響を受ける可能性があります。ってか、最近では昇進とかエサにならないと思います。専門医資格取れなくされるのが一番でかいでしょうね。

  • 長時間労働: 若手医師は、教育や指導の名のもとに過剰な労働を強いられることがあります。多くの業務を抱え、長時間勤務や夜勤が続く場合も多いです。また、医局の命令により、各地の病院へ転勤を繰り返すこともあり、私生活が犠牲になることも少なくありません。

  • 自由の制限: 医局に所属する若手医師は、派遣先や研究分野、キャリアパスなどの選択肢が制限されることがあります。医局内の規律に従わないと不利な立場に置かれることがあり、特に初期段階では自己決定権が少ないと感じる医師が多いです。

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