高額療養費制度改悪により元・世界一の医療制度も勤労世帯も崩壊する:沈没国家ジパングの不安すぎる行く末


https://hodanren.doc-net.or.jp/info/news/2025-01-10/


日本の医療制度は世界一と評価された(過去形)

 この高額療養費制度の改悪は、多くの国民にとって重大な影響をもたらす。かつてWHOが「世界一の医療制度」と評価した日本のユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)が、政府の政策変更によって崩壊の危機に瀕している。

https://www.med.or.jp/people/info/kaifo/currently/

catastrophic health expenditure(破滅的な医療支出)

 これまは、高所得者であっても、医療費の自己負担は月額約25万円+αで抑えられていた。しかし、2024年度の制度改定により、高額所得層(手取り1100万円、月収90万円)の場合、月額44万4300円程度を自己負担しなければならなくなる。これは家賃や生活費を考慮すると、とくに子育て世帯にとっては致命的な負担であり、**catastrophic health expenditure(破滅的な医療支出)**の基準である可処分所得の40%以上を超えることになる。

https://www.who.int/data/gho/data/themes/topics/financial-protection




この政策変更で何が起こるか

この政策変更により、

  • 勤労世帯、とくに子育て世帯の家計が一気に破綻するリスクが高まる。

  • 高齢者と生活保護受給者のみが経済的負担を気にせず医療を受けられる状況になり、現役世代だけが過重な負担を強いられる

貯蓄のほとんどが高齢者が持っているのに・・・

https://www.stat.go.jp/data/zensho/2004/tansin/gaiyo10.htm
  • 政府の税収は過去最高を更新しているにもかかわらず、社会保障改革の方向性が歪んでいる。


https://www.jiji.com/jc/article?k=2024122700326&g=eco
  • すでに患者団体からは13万件以上の反対署名が集まり、社会的な反発が強まっている。


https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20250212/1000114178.html


 上記にもかかわらず、政府は微修正はするが基本的にはこのままいくようですね。何考えてんだ、、、、そもそもこの議論が国会の議論をへないでできてしまう現状のガバナンスが狂っていると思うが、そうなると話はさらに大きくなってしまう(やっぱもうだめだ・・・)。夏の参院選(次の衆院選)では、自公はまた負けるでしょうね(政治家がわからないはずもないと思うんだが)。そしてさらに不安定政権になり、何も決めれなくなり、国民のストレスが高まり、いわゆるポピュリズム政党が議席を伸ばすという不安すぎる将来が見えます・・・。


どうすべきか?UHCの概念から考える


https://www.who.int/teams/health-financing-and-economics/economic-analysis/health-technology-assessment-and-benefit-package-design/resource-guide-for-the-use-of-hta-and-hbp-design-processes/what-are-the-overall-principles-of-hbp-design

ここから先は

1,715字 / 9画像
この記事のみ ¥ 300

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?