これからの日本の看取りを考えるメモ


死ぬ人が増えることは約束された未来。

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000156003.pdf


現状では日本では8割の人が病院で死んでいる。
が、そのためのベッドは増えないので、今後は、病院以外の死亡が増えざるを得ないだろう。

すでに実際、最近のトレンドは、病院以外での死亡が増えている。


国民の意識としても、半分くらいの人は、できれば自宅で過ごしたいと思っているようだ。


西日本や北海道のようにベッドがたくさんあるところでは、自宅死亡が少ないが、今後死亡者数が増えていけば、おのずと自宅死亡も増えていかざるを得ないのではないか。


いわゆる施設だと、特養60万弱、有料40万、老健40万、グルホ20万、サ高住20万などが最期を迎える候補。合計200万くらいあるから、ここが本気出せば結構看取りカバーできそう。
特養は嘱託医、老健は施設長医師、それ以外は訪問診療+看護、ですな。


それぞれに、看取りを行った場合の加算がある


10年くらい前の古いデータですが、看取りの実績。
100床の施設として、老健は年間で10例弱が平均的な姿。



緩和ケア病床は増えている

ここでも西高東低

https://www.hospat.org/assets/templates/hospat/pdf/hakusyo_2018/2018-3-1.pdf



4分の3は緩和ケア専門医が不在

ギリギリ過半数には、認定か専門看護師がいそうである




3日に1人お看取りするのが平均的な姿。
入ってから1か月ちょっとでなくなる。
8割以上が死亡退院。

緩和ケア病棟は、死亡密度が高い感じはするが、日本全体でみるとまだまだ3.6%しかない。自宅13%や老健・老人ホーム9.2%の方が数としては圧倒的に多い。



在宅の医療介護資源も西高東低なのか



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