国際的な医療費の比較における注意点:日本政府にとっての不都合な真実(陰謀論w)
日本の医療費って高いんでしょうか?
高すぎるかどうかは日本国内だけ見ていてもよくわからないので、国際比較で議論することが多いです。
その際は、国によって、人口も経済力も違うので、妥当とされる比較方法は、OECDなど経済規模が同じようなグループの中で、GDPに比べて医療費がどの程度なのか、という観点で比較することになります。
そのように比較したものが以下となります。
昔は日本はこの数字が低かったので、日本は「安い、うまい(質がいい)、早い(医療アクセスがいい)」3つそろっている奇跡の国だ!とWHOにももてはやされたわけですが、今は上の通り、決して安くもありません。
米国は例外なので無視するにしても、もはやかなり上にいますよね。
これはつまり「経済力の割に医療費にお金使っている国ですよね」ということになります。
戦争をしているロシアが軍事に国のお金をたくさん回して景気を維持しているように、日本は医療というチャネルを使って田舎の景気を維持しているともいえると思います。
まぁそんな議論をしているだけでも十分味わい深いとは思うのですが、実は、現状でも日本の医療費ってかなり過小評価な可能性があると思っています。そういうことをまとめて説明してくれている資料があればうれしいのですが、見つけても見つからなかったので、自分のメモを備忘録として残しておくことにします。
国際的な医療費の比較の解釈にあたりいくつか注意することがあるように思います。異なる国々で医療費がどのように定義され、計算されているかに大きく関わる要素です。以下に、医療費の国際比較において考慮すべき点を解説します。
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