★自分の作業メモです★コロナ COVID19 ワクチン 論文 SDH SES
随時更新予定
★ワクチンの効果
Safety and Efficacy of the BNT162b2 mRNA Covid-19 Vaccine
Fernando P. Polack, M.D., et al., for the C4591001 Clinical Trial Group*
December 31, 2020, N Engl J Med 2020; 383:2603-2615
DOI: 10.1056/NEJMoa2034577
多国間プラセボ対照観察者盲検有効性試験において,16歳以上の人を,プラセボまたはワクチン候補であるBNT162b2(1回あたり30μg)のいずれかを21日間隔で2回接種するよう,1対1の割合で無作為に割り付けた。主要評価項目は,実験室で確認された Covid-19 に対するワクチンの有効性と安全性であった。合計 43,548 名の参加者が無作為化を受け,そのうち 43,448 名が注射を受けた。そのうち,43,448人がBNT162b2を21,720人に,プラセボを21,728人に接種した。BNT162b2投与群では,2回目の投与から7日以上経過して発症したCovid-19が8例,プラセボ投与群では162例発生し,BNT162b2のCovid-19の予防効果は95%であった(95%信頼区間,90.3~97.6).年齢、性別、人種、民族、ベースラインの肥満度、併存疾患の有無などで定義されたサブグループにおいても、ワクチンの有効性は同様(概ね90~100%)であった。初回投与後に発症した重度のCovid-19の10例のうち、9例はプラセボを受けた患者で、1例はBNT162b2を受けた患者で発生しました。BNT162b2の安全性プロファイルは、短期間の軽度から中程度の注射部位の痛み、疲労感、および頭痛で特徴付けられた。重篤な有害事象の発生率は低く、ワクチン群とプラセボ群で同程度であった。結論
BNT162b2を2回接種することで,16歳以上の人はCovid-19に対して95%の予防効果が得られた.中央値2ヵ月間の安全性は,他のウイルスワクチンと同様であった.
・1回接種、スコットランドのGPのデータ(RWD)
VOLUME 397, ISSUE 10285, P1646-1657, MAY 01, 2021
Interim findings from first-dose mass COVID-19 vaccination roll-out and COVID-19 hospital admissions in Scotland: a national prospective cohort study
Eleftheria Vasileiou, PhD *et al.
Published:April 23, 2021DOI:https://doi.org/10.1016/S0140-6736(21)00677-2
本研究では、Early Pandemic Evaluation and Enhanced Surveillance of COVID-19-EAVE II(Early Pandemic Evaluation and Enhanced Surveillance of COVID-19-EAVE II-データベース)を用いて前向きコホート研究を行った。このデータベースは、940の一般診療所に登録されたスコットランドの500~400万人(人口の約99%)のワクチン接種、プライマリーケア、リアルタイム逆転写PCR法による検査、入院患者の記録をリンクさせたものである。過去に陽性と判定されたことのある人は解析から除外した。時間依存のCoxモデルと逆傾向重みを用いたポアソン回帰モデルを用いて,初回接種後のCOVID-19入院に対する有効性(1-adjusted rate ratioとして定義)を推定した。
2020年12月8日から2021年2月22日までの調査期間中に、合計1,331,993人がワクチン接種を受けた。ワクチン接種者の平均年齢は65-0歳(SD 16-2)であった。BNT162b2 mRNAワクチンの1回目の接種は、接種後28~34日目のCOVID-19入院の減少について、91%(95%CI 85~94)のワクチン効果と関連していた。同じ時間間隔でのChAdOx1ワクチンのワクチン効果は88%(95%CI 75-94)であった。COVID-19による入院に対する複合ワクチン効果の結果は、分析対象を80歳以上の高齢者に限定しても同様であった(接種後28~34日目で83%、95%CI 72~89)。スコットランドでは、BNT162b2 mRNA ワクチンと ChAdOx1 ワクチンの初回接種が、COVID-19 による入院リスクの大幅な減少と関連していた。観察された効果の一部は、残余交絡によるものである可能性が残っている。
・2回接種、イスラエルのデータ(RWD)
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)00947-8/fulltext
16歳以上のイスラエル住民600万~500万人
BNT162b2の2回接種
有効性:完全にワクチンを接種した人(2回目のワクチンを接種してから7日が経過した人と定義)の発症率と,ワクチンを接種していない人(1回もワクチンを接種していない人)の発症率を比較して算出した.負の二項回帰モデルを用いて,年齢層(16~24歳,25~34歳,35~44歳,45~54歳,55~64歳,65~74歳,75~84歳,85歳以上),性別,暦週で調整した.
解析期間中(2021年1月24日~4月3日)、16歳以上の人のSARS-CoV-2感染者数は232,268人、COVID-19による入院者数は7694人、COVID-19による重症または重篤な入院者数は4481人、COVID-19による死亡者数は1113人であった。2021年4月3日までに,16歳以上の6 538 911人のうち4 714 932人(72-1%)が,BNT162b2を2回接種して完全に予防接種を受けた。2 回目の接種から 7 日以上経過した時点でのワクチン効果の調整済み推定値は,SARS-CoV-2 感染に対して 95-3%(95% CI 94-9-95-7;ワクチン未接種者の 10 万人日あたりの発生率 91-5 対完全接種者の 10 万人日あたりの発生率 3-1),無症候性 SARS-CoV-2 感染に対して 91-5%(90-7-92-2;10 万人日あたり 40-9 対 1-8),97-0%(96-7-97-2.10 万人日当たり 32-5 対 0-8)、COVID-19 関連の入院に対して 97-2%(96-8-97-5;10 万人日当たり 4-6 対 0-3)、重度または重篤な COVID-19 関連の入院に対して 97-5%(97-1-97-8;10 万人日当たり 2-7 対 0-2)、COVID-19 関連の死亡に対して 96-7%(96-0-97-3;10 万人日当たり 0-6 対 0-1)。すべての年齢層において,ワクチン接種率の上昇に伴い,SARS-CoV-2感染症の発生率は低下した。検査した8472検体のうち8006検体でスパイク遺伝子の標的が失敗していたことから,SARS-CoV-2感染者におけるB.1.1.7変異体の推定有病率は94~5%であった.
BNT162b2の2回投与は,すべての年齢層(16歳以上,85歳以上の高齢者を含む)において,B.1.1.7型のSARS-CoV-2に起因するものを含む,症候性および無症候性のSARS-CoV-2感染,COVID-19関連の入院,重症疾患,死亡の予防に高い効果を示した。SARS-CoV-2の発生率は、ワクチン接種率の増加に伴い、顕著かつ持続的に減少した。これらの知見は、COVID-19ワクチンの接種がパンデミックの抑制に役立つことを示唆している。
・Effectiveness of the BNT162b2 Covid-19 Vaccine against the B.1.1.7 and B.1.351 Variants
B.1.1.7およびB.1.351バリアントに対するBNT162b2Covid-19ワクチンの有効性 カタール
The estimated effectiveness of the vaccine against any documented infection with the B.1.1.7 variant was 89.5% (95% confidence interval [CI], 85.9 to 92.3) at 14 or more days after the second dose (Table 1 and Table S2). The effectiveness against any documented infection with the B.1.351 variant was 75.0% (95% CI, 70.5 to 78.9). Vaccine effectiveness against severe, critical, or fatal disease due to infection with any SARS-CoV-2 (with the B.1.1.7 and B.1.351 variants being predominant within Qatar) was very high, at 97.4% (95% CI, 92.2 to 99.5). Sensitivity analyses confirmed these results (Table S3).
・Vaccine Breakthrough Infections with SARS-CoV-2 Variants
April 21, 2021
DOI: 10.1056/NEJMoa2105000
We describe two fully vaccinated persons in whom subsequent breakthrough infections with SARS-CoV-2 variants harboring a number of substitutions of interest developed.
2例症例報告でNEJMのoriginal articleになるとは・・・
そしてコロナの確定は唾液のPCRとなっている。日本の医療機関ではいまだに鼻ホジホジしているがあれ不要なのでは・・・
★第21回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 資料 厚労省
2021(令和3)年5月21日
新型コロナワクチンの接種について アストラゼネカ社ワクチン 武田モデルナ社ワクチン
以下の資料はかなりワクチンの包括的なレビューとなっている
・Reactogenicity Following Receipt of mRNA-Based COVID-19 Vaccines
Johanna Chapin-Bardales, PhD, MPH; Julianne Gee, MPH; Tanya Myers, PhD, MSc
JAMA. Published online April 5, 2021. doi:10.1001/jama.2021.5374
・65歳以上の副反応は少ない
・副反応は、接種後1日目に最も高く、7日目までは顕著に減少した。
・報告された反応の頻度は、臨床試験で観察された結果とおおむね一致
・どちらのmRNAベースのワクチンも1回目と2回目の接種後には注射部位の痛みがもっとも多かった。
・だるい感じ、頭痛、筋肉痛、悪寒、発熱、関節痛などの全身反応は、1回目の投与後に参加者に発生したが、ファイザー・バイオンテック社とModerna社の両方のワクチン接種者において、2回目の投与後により頻繁に報告された。
・臨床家は、ワクチン接種者に対して、局所的・全身的反応は、2回目の接種後1日目に最もよく報告されること、症状が治まるまでの短い期間が予想されることをカウンセリングする必要がある
副反応といえば「モデルナアーム」
mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン接種後、数日から1週間後くらい経ってから、接種した腕のかゆみや痛み、腫れや熱感、赤みが出てくることがあり、いわゆる「COVIDアーム」(または「モデルナアーム」)と呼ばれています(※1、※2)。ほとんどが武田/モデルナ社のワクチンで報告されています(※3)が、ファイザー社のワクチンでも稀に起こります。
これ、1回目接種で起こり、女性で多いそうですね。
これになると2回目不安!となりますが、2回目はほとんど起こらないそうで・・・(ってか、1回目なったのに翌2回目モデルナ打ってるな・・・)
メカニズムは謎ですね。普通のアレルギーではなさそうですね。解明が待たれます。
The study results suggest that reinfections are rare events and patients who have recovered from COVID-19 have a lower risk of reinfection. Natural immunity to SARS-CoV-2 appears to confer a protective effect for at least a year, which is similar to the protection reported in recent vaccine studies. However, the observation ended before SARS-CoV-2 variants began to spread, and it is unknown how well natural immunity to the wild-type virus will protect against variants.
➡既感染者は、1年くらいは免疫持続するかも?もしこれが正しければ、既感染者はワクチン必要ないよねぇ。
★ワクチンのインターバルは?
・日本の厚労省:「2回目の接種は、1回目の接種から20日過ぎたら可及的速やかに打て」
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000755198.pdf
・インターバルについてイギリスからの知見「2回目接種はむしろ12週あけたほうが抗体ついてました!=もっと間隔開けたほうがいいよ」 2021/5/14
https://www.birmingham.ac.uk/news/latest/2021/05/covid-pfizer-vaccination-interval-antibody-response.aspx
Antibody response in people aged over 80 is three-and-a-half times greater in those who have the second dose of the Pfizer COVID-19 vaccine after 12 weeks compared to those who have it at a three-week interval, finds a new study led by the University of Birmingham in collaboration with Public Health England.
・米国CDC 最終アップデート 2021/5/14
https://www.cdc.gov/vaccines/covid-19/info-by-product/clinical-considerations.html#:~:text=The%20minimum%20interval%20between%20the,19%20vaccine%20is%2028%20days.
The second dose of Pfizer-BioNTech and Moderna vaccines should be administered as close to the recommended interval as possible, but not earlier than recommended (i.e., 3 weeks [Pfizer-BioNTech] or 1 month [Moderna]). However, second doses administered within a grace period of 4 days earlier than the recommended date for the second dose are still considered valid. If it is not feasible to adhere to the recommended interval and a delay in vaccination is unavoidable, the second dose of Pfizer-BioNTech and Moderna COVID-19 vaccines may be administered up to 6 weeks (42 days) after the first dose. Currently, only limited data are available on efficacy of mRNA COVID-19 vaccines administered beyond this window.
上の日本語訳サマリー:ワクチンの2回目の投与は、推奨された間隔(すなわち、3週間[Pfizer-BioNTech]または1ヶ月[Moderna])にできるだけ近い時期に行うべきですが、推奨された時期よりも早く行うことはできません。ただし、推奨された2回目の投与日よりも4日早い猶予期間内に投与された2回目の投与も有効と考えられます。推奨された間隔を守ることが不可能で、ワクチン接種の遅れが避けられない場合、ファイザー・バイオンテック社およびモデナ社のCOVID-19ワクチンの2回目の接種は、1回目の接種から6週間(42日)まで行うことができます。現在、この期間を超えて投与されたmRNA COVID-19ワクチンの有効性については、限られたデータしかありません。
・シンガポール、ワクチン、間隔、広げていい 6-8週でいい 2021/5/18
https://www.channelnewsasia.com/news/singapore/singapore-to-extend-interval-of-covid-19-vaccine-dose-8-weeks-14832648
SINGAPORE: The interval between the first and second doses of the COVID-19 vaccine will be extended to between six and eight weeks, up from the current three to four weeks. This was announced by Health Minister Ong Ye Kung at the COVID-19 multi-ministry task force press conference on Tuesday (May 18).
・当初よりも長く保管できそう
”欧州医薬品庁(EMA)は17日、新型コロナウイルスの米ファイザー製ワクチンについて、これまで推奨していたよりも長い期間、冷蔵庫での保存が可能だとの見解を示した。欧州連合(EU)の医薬品規制当局、EMAはこれまで、ファイザー製ワクチンの冷蔵庫での保存期間を5日間としていた。しかし今回、解凍後でも未開封なら、最長1カ月は冷蔵庫で保存できるとした。”
★ワクチンを打つことができない人はどれくらいいそうか?
「ワクチンは打った個人を守るだけではなく社会全体の集団免疫のためでもある。ワクチンを打つことができない人を社会として守るためにもより多くの人が接種することが重要」という議論があります。
その是非はさておき「ワクチンを打つことができない人」というのは実際にどれくらいいるのでしょうか?それは既に厚労省も以下で説明しています。
1) 明らかに発熱している方(※1)
2) 重い急性疾患にかかっている方
3) ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症(※2)の既往歴のある方
4) 上記以外で、予防接種を受けることが不適当な状態にある方
1は会場でもいたりしますねw 良くなってからにしましょうwとおかえりいただきます。
2は、がんなどで治療中などでしょうが、これも落ち着いてからが良いことは言うまでもありません。
3は以下に書くのでひとまず飛ばして、4ですが、これって具体的にどんな状況なんでしょうか??
あ、例えば他のワクチンを接種したばかりというのがありますね。
以下の記事で解説されていますが、当初は2週間間隔開けましょうとなっていました
が、少なくとも米国は変更されて、他のワクチンと同時接種でもOKのようですね。
"COVID-19 vaccines were previously recommended to be administered alone, with a minimum interval of 14 days before or after administration of any other vaccines. This was out of an abundance of caution and not due to any known safety or immunogenicity concerns. However, substantial data have now been collected regarding the safety of COVID-19 vaccine currently authorized by FDA for use under EUA. Although data are not available for COVID-19 vaccines administered simultaneously with other vaccines, extensive experience with non-COVID-19 vaccines has demonstrated that immunogenicity and adverse event profiles are generally similar when vaccines are administered simultaneously as when they are administered alone.
COVID-19 vaccines and other vaccines may now be administered without regard to timing. This includes simultaneous administration of COVID-19 vaccine and other vaccines on the same day, as well as coadministration within 14 days. It is unknown whether reactogenicity of COVID-19 vaccine is increased with coadministration, including with other vaccines known to be more reactogenic, such as adjuvanted vaccines or live vaccines. When deciding whether to coadminister another vaccine(s) with COVID-19 vaccine, providers should consider whether the patient is behind or at risk of becoming behind on recommended vaccines, their risk of vaccine-preventable disease (e.g., during an outbreak or occupational exposures), and the reactogenicity profile of the vaccines.
If multiple vaccines are administered at a single visit, administer each injection in a different injection site. For adolescents and adults, the deltoid muscle can be used for more than one intramuscular injection."
同時でもいいけど場所はかえようね、ということでしょうか。
上記についての日本語解説記事。
https://toyokeizai.net/articles/-/431053?page=2
で、3についてです。ワクチンでアナフィラキシーを起こすような人たちです。以下の文献(米国の実際のデータ)によれば、アナフィラキシーは、11.1 症例/Pfizer-BioNTech vaccine 100万回投与(December 14-23, 2020) 2.5 症例/Moderna vaccine vaccine 100万回投与 (December 21, 2020-January 10, 2021).となっており、99.9%以上の人はアナフィラキシーは起きていないことになります。もちろんこれは実際に接種した人のデータなので、あらかじめアナフィラキシーを起こしそうな人は除外されています(=接種していません)。
今回のワクチン接種では、日本はアナフィラキシーが多いように見える?ということについては忽那氏が既に記載しています。
上の記事の中でも書かれていますが、原因物質はPEG(ポリエチレングリコール)という成分で、このPEGがmRNAワクチンのアナフィラキシーの原因の一つと考えられています。
ちなみにこのPEGについてはアレルギーの解説で有名な堀向さんが書かれていますね。余談ですがこの方のご著書も素晴らしいと思います。
ではワクチン接種してアナフィラキシーを起こした人だけではなく、そもそもPEGアレルギーの人ってどれくらいいるん?という論文が以下のようです。
The prevalence of PCP-documented vaccine allergy in Canada was 0.037% (395/1,055,677) and of PEG allergy was 0.0009% (10/1,055,677). In total, 0.01% of patients had a documented allergy to either PEG or CIMCP (135/1,055,677).
(余談ですがこの研究は電子カルテデータベースの文字検索をかけたようで、自然言語処理を使っているのでしょうか、すごいなぁと思いました。日本ではとてもマネできないでしょう・・・)
ということで、カナダには0.01%以上はいるようですが、0.1%もいないので、やはり99.9%の人は、(少なくともPEGアレルギーを理由として)接種できないということはなさそうです。
ちょっと余談になりますが、ワクチンでアレルギーといえば、アルコール綿を使いますが、アルコール綿にアレルギーがある人が結構いる印象があります(実際どれくらいいるんでしょう?ググっても見つからなかったのでご存知の人いたら教えてほしいです。私の体験でも複数いるので、低くないと思いますが)。そういう人たちの場合使用できる消毒はこちら。ワンショットプラス ヘキシジン0.2 60枚入
閑話休題
まぁなので、がんなど重い病気療養中でもない限りOR肺炎や尿路感染症などの急性疾患でもない限り、COVID19ワクチンはほとんどの人で受けることができるのではないでしょうかねぇ。
集団免疫状態になるのは何割がワクチンを打つ必要があるのか、については様々議論がありますが、米国のファウチ博士の数字が最も高い要求水準に思えます。
まぁしかしそれでもなお、可能な数字とも言えますね。
そういえば、打つことができない1~4のリストには明記されていませんが、子どもなどうなのか?ということもありました。
これについては小児科学会は以下で声明を出しています。
http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=374
結論的には「打った方がいいというだけの根拠もないので、一先ず保留で、まずは大人が打ちましょう」となっていますね。
いわゆる「子ども」が社会のどれくらいを占めるかは、以下などから考えると日本では1割ちょっとというところでしょうか。
まぁなのでやはり、子どもが接種しなくても、集団免疫は達成は可能ですね。
★コロナの被害の大きさは?
・Excess deaths associated with covid-19 pandemic in 2020: age and sex disaggregated time series analysis in 29 high income countries
BMJ 2021; 373 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.n1137 (Published 19 May 2021)Cite this as: BMJ 2021;373:n1137
高所得国(データが信頼できる)を対象とした時系列研究:オーストリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、イングランドとウェールズ、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、ラトビア、リトアニア、オランダ、ニュージーランド、北アイルランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スコットランド、スロバキア、スロベニア、韓国、スペイン、スウェーデン、スイス、米国。 ←韓国があるのに日本がない( ;∀;)
主なアウトカム指標: 2020年の週間過剰死亡数(モデルで予測された期待死亡数に対する観察死亡数)
性別・年齢別(0~14歳,15~64歳,65~74歳,75~84歳,85歳以上)に死亡率の時間的傾向と季節的変動を考慮した過分散ポアソン回帰モデルを用いて推定
29の高所得国で2020年に979 000(95%信頼区間954 000~1 001 000)の超過死亡が発生した。ニュージーランド、ノルウェー、デンマークを除くすべての国で、2020年に死亡者数が増加した。死亡数の絶対値が最も多かったのは、米国(458,000人、454,000~461,000人)、イタリア(89,100人、87,500~90,700人)、イングランドとウェールズ(85,400人、83,900~86,800人)、スペイン(84,100人、82,800~85,300人)、ポーランド(60,100人、58,800~61,300人)の5カ国であった。ニュージーランドでは、全死亡率が予想よりも低かった(-2500、-2900→-2100)。多くの国では、過剰死亡の推定数が、COVID-19による死亡報告数を大幅に上回っていた。
男性で過剰死亡率(10万人当たり)が最も高かったのは,リトアニア(285人,259~311人),ポーランド(191人,184~197人),スペイン(179人,174~184人),ハンガリー(174人,161~188人),イタリア(168人,163~173人)であった.
女性で最も高かったのは、リトアニア(210、185~234)、スペイン(180、175~185)、ハンガリー(169、156~182)、スロベニア(158、132~184)、ベルギー(151、141~162)であった。
過剰死亡の後の代償的減少については、ほとんど証拠が見られなかった。
年齢標準化された過剰死亡率は、ほぼすべての国で女性よりも男性の方が高かった。多くの国で、過剰死亡数はCOVID19による報告死亡数を大幅に上回っており、死亡率に対するパンデミックの影響を完全に把握するためには、過剰死亡数の評価が必要であることが示された。多くの国では、15歳未満の小児の死亡数が予想よりも少なかった。2020年にはほとんどの国で死亡率の男女差がさらに拡大した。
・Factors associated with deaths due to COVID-19 versus other causes: population-based cohort analysis of UK primary care data and linked national death registrations within the OpenSAFELY platform
RESEARCH PAPER| VOLUME 6, 100109, JULY 01, 2021
https://www.thelancet.com/journals/lanepe/article/PIIS2666-7762(21)00086-7/fulltext
目的:COVID-19による死亡率とCOVID-19以外の原因による死亡率の比較
NHS Englandの委託を受け、OpenSAFELYプラットフォームを用いてコホート研究を実施した。イングランドのプライマリ・ケア・データを全国の死亡登録とリンクさせた。2020年2月1日にデータベースに登録され、1年以上継続して登録されているすべての成人(18歳以上)を対象とし、死亡については2020年11月9日をカットオフ日とした。個人レベルの特性と、COVID-19および非COVID死亡(死亡証明書の原死因としてCOVID-19コードが存在するかどうかで分類)との関連は、これら2つのアウトカムについて年齢調整および性別調整のロジスティックモデルを当てはめて推定した。
17,456,515人が対象となった。17,063人がCOVID-19で死亡し、134,316人がその他の原因で死亡した。COVID-19による死亡に関連するほとんどの因子は、COVID以外の死亡にも同様に関連していたが、その関連の大きさは異なっていた。COVID-19による死亡とCOVID-19による非COVIDによる死亡との関連は、年齢が高いほど強く(例えば、80歳以上と50~59歳ではそれぞれORが40.7[95%CI 37.7~43.8]、29.6[28.9~30.3])、男性の性別、貧困、肥満、いくつかの併存疾患と同様であった。喫煙、がんの罹患歴、慢性肝疾患は、COVID-19死亡よりも非COVID死亡との関連が強かった。すべての非白人民族は、COVID-19死亡のオッズが白人よりも高かったが(黒人のOR:2.20 [1.96-2.47]、南アジア人:2.33 [2.16-2.52])、非COVID死亡のオッズは白人よりも低かった(黒人:0.88 [0.83-0.94]、南アジア人:0.78 [0.75-0.81])。ほとんどの個人レベルの因子がCOVID-19および非COVID死亡と同様の関連を示したことから、COVID-19は、いくつかの顕著な例外を除いて、患者が直面する既存のリスクを大きく増大させることが示唆された。非白人グループにおけるCOVID-19死亡リスクの過剰に寄与する独自の因子を特定することは、COVID-19による死亡を減少させるための取り組みを行う上で優先事項である。
・COVID-19 and the ‘rediscovery’ of health inequities
Ichiro Kawachi
International Journal of Epidemiology, Volume 49, Issue 5, October 2020, Pages 1415–1418, https://doi.org/10.1093/ije/dyaa159
Published: 24 September 2020
一部要約:パンデミックへの対応が不平等を悪化させる。パンデミックに伴う経済の縮小期には、通常、スキルも給料も低い労働者が真っ先に解雇される。パンデミック対応は、連帯の社会的基盤の弱点を明らかにする。持つ者と持たざる者が別々の世界に住み、別々の現実を経験すると、社会が共通の脅威に対して首尾一貫した対応を取ることができなくなります。分断された社会の特徴として、人々は普遍的な公衆衛生対策の必要性を疑問視します。自分の地域では問題がないのに、なぜ避難しろと言われるのか」という疑問です。連帯感という社会的基盤がない社会では、「一緒にウイルスに立ち向かおう」といったスローガンを掲げても、統一的な行動をとることができません。米国のように、政策対応が州、市、郡といった各地域に委ねられていると、問題はさらに深刻になる。多くの地域では、マスクの着用や社会的な距離を置くことなどの推奨事項を遵守するかどうかは、個人の選択に委ねられています。また、政治家が既存の対立軸を利用して、支持者に忠誠心の表れとして公衆衛生上の助言を無視するように勧めていることも助けにはなりません。最前線から遠く離れた場所では、企業がいつ再開すべきかについての会話は、髪を切らずにいられる期間など、まったく別の関心事を中心に展開されているように見える。遠隔地で仕事ができる人にとっては、今回のパンデミックはわずかながらも健康上の利益をもたらすかもしれません。彼らにとっては、テレワークによって、通勤のストレスが減り、日常的な運動をするための自由な時間が増え(固定式エクササイズ・バイクの売れ行きが好調であることからもわかる)、家庭での食事の回数も増えた。言うまでもなく、これらの理論的なメリットは、主に幼い子供がいない家庭に当てはまるものです。
意思決定に健康の公平性を明示することの必要性
後世の歴史家が、Covid-19パンデミックの際の不平等な社会の惨状を振り返ったとき、彼らの指導者たちは公衆衛生対策の実施が遅すぎ、それを緩めるのが早すぎたと結論づけるだろう。ウイルスから守られていると感じている人々が、弱者と同じ現実を共有していない二極化した社会は、誤った意思決定の原因となります。現在進行中のCovid-19危機に社会がどのように対応すべきかを議論するためには、健康の公平性に関する枠組みが必要です。しかし、予測モデルのベースとなる情報システムには、社会経済的なデータが非常に不足しています。米国の電子カルテには、職業、教育水準、世帯収入などの情報が記載されていないため、メディケイドの利用状況や近隣の社会経済状況などの不完全な代替手段に頼らざるを得ない状況です。
例えば、感染症モデルでは、感染経路や感染症の重症度における社会的不平等が正式に組み込まれていません。また、SIR(susceptible-infected-recovered)モデルのようなコンパートメント疫学モデルでは、異なる状態(例:曝露→感染、感染→回復)間の移行確率を推定する際に、社会的決定要因の影響を考慮していません。また、R0は総体的に議論されますが、人種や社会階級などの社会的階層に分けて議論されることはありません。その結果、政策選択による健康の公平性への影響は、定性的には示されますが、定量化されることはありません。
同様に、Covid-19のパンデミックに関する数学的な予測も、全体的な数字でしか語られていません。モデリングによると、糖尿病、呼吸器疾患、心血管疾患などの基礎疾患により、世界の5人に1人が重度のCOVID感染症のリスクにさらされているとされています9。その理由は、この予測のベースとなっているGlobal Burden of Diseaseプロジェクトが、重度のCOVID感染のリスクを高める基礎疾患の社会的分布について言及していないからです。社会経済的な文脈を無視した集計結果の予測は、ワクチンが利用可能になったときに誰が優先的に接種すべきかといった重大な決定を下すための十分な根拠にはなりません。既往症のあるホワイトカラーの専門家(在宅勤務)が、健康な黒人の現場作業員と比べて、より優先的にワクチンにアクセスする権利があるかどうかを議論する根拠は何でしょうか。
経済モデルは、政策選択の分配的効果に関しても同様に沈黙しています。国境閉鎖や封鎖に関する費用便益分析や費用効用分析は、全体としての社会へのコストを教えてくれるが、一般的には、雇用の喪失や生産性の低下のコストを誰が負担するのか、生命の喪失や罹患率の低下のコストを誰が負担するのかについては考慮していない。ロックダウンは、労働力の中で最も弱い層の命を救うことで、健康の公平性を高めることになるかもしれません(特に、雇用喪失の影響を緩和するために適切な社会的保護が行われている場合)。しかし、公平性を考慮した正式なモデル化が行われない限り、本当の答えはわかりません。例えば、イタリアで行われた全国的なロックダウンから得られた最近の準実験的な証拠は、裕福でない人々の移動性が比例して急激に低下することを示しており、その結果、貧困と所得の不平等が悪化することを示唆しています。
予測モデルは、意図的に社会経済的地位を無視しているわけではありません。問題は、生のデータがソースで収集されていないことです(例:病院記録、COVID登録)。疫学的な予測モデルは、総体的な予測を行うだけでなく、進化させる必要があります。公平性に配慮した予測の目的は、国境、学校、職場、公共の場をいつ再開するかという政策論争がもたらす避けられない健康の公平性への影響をどのように予測し、軽減するか、また、ワクチンの世界的な配布をどのように優先させるかについて、意思決定者に情報を提供することです。国際的な疫学コミュニティは、病院、保健当局、政府に社会経済的データの収集を開始するよう呼びかけるべき時が来ているようです。
・ワクチンの配分問題:高齢者に早い者勝ち?元気高齢者がうって虚弱な人が打てない?格差拡大?しかし元気な高齢者こそ外に回るので、これこそいいのではないか?関連論文は以下
April 2, 2021
Fair Allocation at COVID-19 Mass Vaccination Sites
William F. Parker, MD, MS et al
JAMA Health Forum. 2021;2(4):e210464. doi:10.1001/jamahealthforum.2021.0464
https://jamanetwork.com/journals/jama-health-forum/fullarticle/2778378
2021年2月26日、米連邦緊急事態管理庁(FEMA)は、主要都市に18カ所のコミュニティ予防接種センターを設置し、1日に最大6,000人分のワクチンを投与できることを発表しました。 貧富の差も同様に大きく、コネチカット州の最富裕層と最貧困層の郡間では65%もの差があります。連邦政府は、格差是正のために大規模な予防接種施設を支援していますが、その理由の一つとして、密集した都市部に設置することで、「公平性が設計に組み込まれる」と主張しています。
重要ではありますが、供給を増やし、十分なサービスを受けていないコミュニティの近くにワクチンを設置することは、必ずしもワクチンの公平性を生み出すものではありません。むしろ、参加資格や登録プロセスに公平性が積極的に組み込まれていなければ、集団予防接種会場は恵まれないコミュニティから供給を吸い上げ、格差を拡大する可能性があります。格差を軽減するための事前計画を策定することは、公平であるだけでなく、十分なサービスを受けていないコミュニティにおける格差のあるリスクに対処することで、利益を最大化することができます。
私たちは、集団予防接種会場での参加資格と登録プロセスについて、公平性を高めるための4つの運用改善を提案します。(1)既存の情報を利用した事前登録、(2)十分なサービスを受けていない地域でのCOVID-19の負担の大きさを認識した資格規定、(3)不利な立場にある人々を優先した予約の割り当て、(4)社会文化的な情報に基づいた抽選対象者への働きかけ。
既存の情報を利用した事前登録
集団予防接種会場の中には、先着順のオンラインシステムを採用しているところがあります。このシステムは、インターネットへのアクセスが速く、信頼性が高く、技術的に快適な人を優先するため、不公平感を助長し、ワクチンの配布とCOVID-19のリスクを関連付けることになります。事前登録とは、既存の医療システムや政府のデータを利用して適格な患者のリストを作成し、住居のない人など、従来のデータセットでは見逃してしまう可能性のある人のために、代替のアクセス経路(電話、テキストメッセージ、直接の登録など)を補足するというものです。患者さんは、公平に割り当てられたプリレジストリから選ばれ、予約時間になると積極的な働きかけによって通知されます。このアプローチは、英国や米国の一部の国ではすでに採用されています。残りの予防接種キャンペーンでは、FEMAのすべての施設でこの方法を採用すべきである。
COVID-19の負担の地理的な違いに合わせた適格性の方針
COVID-19に感染したり死亡したりする際の最も強力なリスク要因の一つは場所です。一つの方法は、深刻な影響を受けている地域のすべての成人にワクチンを提供することです。また、年齢による除外などの資格基準を、地域の平均寿命に合わせて調整することも可能です。COVID-19のパンデミックでは、マイノリティのコミュニティの死亡年齢の中央値が約10歳高くなっています3が、これは構造的な人種差別と場所に応じたリスクが原因と考えられます。一部の州では、教師や医療リスクのある人など、他のグループの年齢制限をすでに引き下げています。郵便番号を利用して年齢制限を調整することは、公平性の観点から容易に実施可能であり、画一的な基準よりも優れています5。
不利な立場にある人やワクチン未接種の郵便番号に住む人を優先する
リスクが高く、ワクチン接種率が低い地域を優先的に選んでいく方法の一つに、加重抽選があります。これは一般に公開されているデータを使って実施することができます。例えば、シカゴでは、COVID-19によるこれまでの累積死亡率は、白人が多く住む高所得の郵便番号60607の住民10万人あたり27人から、黒人や労働者階級の住民が多い郵便番号60649の住民10万人あたり324人までとなっています。重み付き抽選では、死亡の相対リスクなどのCOVID-19負担に基づいて個人に抽選券の数を割り当てます。例えば、ある郵便番号でCOVID-19による死亡の相対リスクが10.7であれば、その住民は1回の抽選でそれぞれ11枚のチケットを受け取ることになります。抽選の重みは、地域ごとにカスタマイズする必要があり、症例陽性率、入院率、地域の脆弱性指標などを組み込むことができます。
地域社会への積極的な社会文化的働きかけ
国勢調査や聞き取り調査に倣い、初回のワクチン接種の案内は、テキストメッセージ、電話、電子メールを同時に用いて行います。働きかけ担当者は、予約をしていない人に対して、必要に応じて戸別訪問してフォローアップを行います。人種や民族の異なるメディア、地域に根ざした組織や信仰の指導者、その他のリソースを活用した地域密着型の広告・教育キャンペーンが必要です。地域の医療従事者やその他の信頼できる人が、患者を医療機関に案内する。
・宮城県登米市は、事前にスケジュールを決めて通知し、都合悪い人だけ連絡をしてくださいという方式(いわゆるオプトアウト方式!!!)
2021/5/20 記事
”高齢者のワクチン集団接種の予約受け付けを巡る混乱が相次ぐ中、接種日と会場をあらかじめ個人に振り分け、はがきで通知する登米市の方式が市民に好評だ。高齢者側は都合の悪い場合や個別接種を希望する時のみ、コールセンターに連絡する。接種日時が印刷されたはがきを手にした安心感もあるようで、アナログ作戦は順調に進んでいる。” ”市での接種は22日に始まる。市は住民基本台帳を基に対象者約2万9000人を18カ所の会場に振り分けた。人数に応じて会場ごとの接種期間を決め、対象者個人にはがきで会場と日時を通知している。13日に発送した5月接種分の約6400人に関して、約240人から日時や会場の変更申し出があったが、電話が殺到するなどの混乱はなかった。19日に残り2万3000人分のはがきを発送した。接種は7月2日で終了する予定だ。市新型コロナウイルスワクチン接種対策室の担当者は「会場と日時が記載されたはがきが手元にある安心感があるのか、クレームはほとんどない。感謝の言葉をもらうこともあり職員が元気づけられる」と話す。” ”相馬市は18日までに集団接種対象の高齢者の57%が1回目を終えた。南相馬市も高齢者は7月中旬までに2回目を終える見通し。両市とも一般向けの集団接種もはがきで日時を通知する方式を予定している。 宮城県南三陸町は、集団接種を希望する高齢者に、割り振った接種日時を封書で通知している。”
5/23記事
”高齢者向けの新型コロナウイルスのワクチンの集団接種を「予約不要」とした宮城県登米市の手法が市民に好評だ。集団接種が始まった22日、会場を訪れた高齢者たちは「絶対的な安心感がある」と話していた。” ”都合が悪い場合の申し出は、これまでに620件(上の記事から2-3倍くらいに増えている)。市のコールセンターに電話がつながらないなどの混乱はないという。ただ、時間の余裕のある高齢者とそれ以外の世代では条件が違うため、今後64歳以下に接種する際、同じやり方にするかは検討中だ。市は個別接種についてもコールセンターで一元的に受け、医療機関への電話の殺到を回避している。熊谷盛広市長は「職員が知恵を絞った結果、非常にスムーズに進んでいる。市民にとってはメリットが大きかった」と話している。”
・コロナによるリモート学習は格差を広げる
Learning loss due to school closures during the COVID-19 pandemic
https://www.pnas.org/content/118/17/e2022376118
COVID-19パンデミックの際、学校で対面式の授業が行われなかったことで、生徒の学習への影響が懸念されている。これまでのところ、この問題を研究するためのデータは限られている。ここでは、オランダの非常に豊富なデータ(n≒350,000)を用いて、学校閉鎖が小学校の成績に与える影響を評価した。閉鎖の前後に国家試験が行われたという事実を利用し、この期間の進歩を過去3年間の同時期と比較します。オランダは比較的短期間(8週間)のロックダウンを行っただけで、学校への資金援助が公平に行われ、ブロードバンドへのアクセス率が世界で最も高いことが特徴です。しかし、我々の結果は、約3パーセンタイルポイント(0.08標準偏差)の学習損失を示しています。この効果は、学校が閉鎖されていた期間と同じ、1学年の5分の1に相当します。また、教育水準の低い家庭の生徒の損失は最大で60%も大きく、パンデミックが子どもや家庭に与える影響が偏っているという懸念を裏付ける結果となりました。そのメカニズムを調べたところ、効果のほとんどは、テスト当日の一時的な影響ではなく、学習した知識の累積的な影響を反映していることがわかった。結果は,推定された治療傾向に基づいてバランスをとり,最大エントロピー重みを用いたり,同じ学校や家庭内の生徒を比較する固定効果の仕様を用いたりしても,頑健である.今回の調査結果は、家庭学習中の生徒はほとんど、あるいは全く進歩しなかったことを示唆しており、インフラが弱く、学校閉鎖が長い国では損失がさらに大きくなることを示唆している。
・Household COVID-19 risk and in-person schooling
ProfileJustin Lessler et al. Science 29 Apr 2021:
DOI: 10.1126/science.abh2939
https://science.sciencemag.org/content/early/2021/04/28/science.abh2939
SARS-CoV-2パンデミックの期間中、対面式の学校教育は論争の的となり、調査が困難であることが判明した。米国で実施された大規模なオンライン調査の結果、対面式の学校に通う子どもと同居している回答者では、COVID-19関連の転帰のリスクが高まっていることがわかった。学校を拠点とした緩和策は、リスクの大幅な低減と関連しており、特に日常的な症状の確認、教師のマスキング、課外活動の閉鎖などが挙げられた。対面式の学校教育とCOVID-19の結果との間には、緩和策のレベルが低い場合には正の関係が持続するが、7つ以上の緩和策が報告された場合には、もはや有意な関係は観察されなかった。教師では、家庭外で働くことがCOVID-19関連のアウトカムの増加と関連していたが、この関連は他の職業(医療、事務職など)と同様であった。対面式の学校教育は家計のCOVID-19リスクと関連しているが、このリスクは
コロナ禍で求められる社会的処方 対談・座談会 近藤 克則,飯島 勝矢
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2020/PA03384_01
Mental health and social interactions of older people with physical disabilities in England during the COVID-19 pandemic: a longitudinal cohort study
https://www.thelancet.com/journals/lanpub/article/PIIS2468-2667(21)00069-4/fulltext
Covid-19: Pregnant women should be offered Pfizer or Moderna vaccine, says UK advisory committee
https://www.bmj.com/content/373/bmj.n1013
Women, children, and adolescents in the post-pandemic world
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)00792-3/fulltext
Effectiveness of the BNT162b2 Covid-19 Vaccine against the B.1.1.7 and B.1.351 Variants
https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMc2104974
上の日本語解説:https://www.carenet.com/news/general/carenet/52210
Association between pre-existing respiratory disease and its treatment, and severe COVID-19: a population cohort study
Inhaled budesonide in the treatment of early COVID-19 (STOIC): a phase 2, open-label, randomised controlled trial
COVID-19 and cancer: 1 year on
https://www.thelancet.com/journals/lanonc/article/PIIS1470-2045(21)00148-0/fulltext
Prevalence of ongoing symptoms following coronavirus (COVID-19) infection in the UK
Prevalence of ongoing symptoms following coronavirus (COVID-19) infection in the UK: 1 April 2021
https://www.ons.gov.uk/peoplepopulationandcommunity/healthandsocialcare/conditionsanddiseases/bulletins/prevalenceofongoingsymptomsfollowingcoronaviruscovid19infectionintheuk/1april2021
Planetary healthy publics after COVID-19
https://www.thelancet.com/journals/lanplh/article/PIIS2542-5196(21)00050-4/fulltext
Mask Mandates, On-Premises Dining, and COVID-19
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2778233
なぜ“日本製ワクチン”は出来上がらないのか?〈専門家に聞いた「ワクチン敗戦」11の疑問〉
https://news.yahoo.co.jp/articles/342cdead9cbc12dd29b25e5302424c436fb41d60
日本は本当にコロナ封じ込め「失敗国」なのか?データから「客観的事実」をお伝えしよう
https://news.yahoo.co.jp/articles/da4fa4f2258d227c26d441f95dd9e005513cb581
空気感染?
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)00869-2/fulltext
https://www.bmj.com/content/373/bmj.n913
https://www.thelancet.com/journals/lanres/article/PIIS2213-2600(21)00216-2/fulltext
コロナ空気感染、10の根拠…「換気の方が距離より大切」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8bb931dfb2c1ba36871afc0c4dfd9994325ebd2
新型コロナ感染・疑い患者への外来診療を評価する【院内トリアージ実施料】、再来患者でも算定可―厚労省
★抗原検査
迅速抗原検査でもPCRとの相関はかなり強そう
抗原検査は、保険診療でたぶん総額1.5万円くらいで3割だと自己負担は4500円?
しかし東京には自己負担2000円の野良PCR検査も・・・
★厚生労働省では新型コロナウイルスワクチンの接種業務に従事する被扶養者の方に一時的な収入の増加が生じることが考えられることから、「被扶養者の収入の確認における留意点について(再周知)」(令和3年2月12日付け厚生労働省保険局保険課事務連絡。別添参照。)を医療保険者宛てに発出しています。この事務連絡の中では、「被扶養者の収入の確認における留意点について」(令和2年4月10 日付け厚生労働省保険局保険課事務連絡)を再周知していますが、被扶養者の要件の確認に当たって、以下のような取扱いを示しています。
・例えば、認定時(前回の確認時)には想定していなかった事情により、一時的に収入が増加し、直近3ヶ月の収入を年収に換算すると130 万円以上となる場合であっても、直ちに被扶養者認定を取消すのではなく、過去の課税証明書、給与明細書、雇用契約書等と照らして、総合的に将来収入の見込みを判断すること
・被扶養者認定を受けている方の過去1年間の収入が、昇給又は恒久的な勤務時間の増加を伴わない一時的な事情等により、その1 年間のみ上昇し、結果的に130 万円以上となった場合においても、原則として、被扶養者認定を遡って取り消さないこと
●職場でのコロナ対策
・Preventing and mitigating COVID-19 at work Policy brief 19 May 2021 WHO&ILO
厚労省:職場における新型コロナウイルス感染症への感染予防及び健康管理に関する参考資料一覧
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00226.html
労働者健康安全機構 トップページ > 産業保健事業 > 情報の提供 > 職場における新型コロナウイルス感染症対策
外食業の事業継続のためのガイドライン(20/11/30 改正)
上には、外食業の事業継続のためのガイドライン(説明資料)だけではなく、外食業の事業継続のためのガイドライン【チェックシート】もあり、自己点検しやすい。
これを使って地元の飲食店をチェックしたが、散々な状況だった・・・・
危機感が無いのが、危機感があっても対策する気がないのか、やりたくてもできないのか、原因がどこにあるのかわからないけどやばすぎな状況に気づいた。
これでは、いくら田舎でも、市中感染フェーズになれば、飲食店クラスタになり、そうなれば、飲食店は営業できずに経営不振、地元の人は生活に楽しさがなくなるのLOSE-LOSEになってしまうのではないかとおもっていたところに、山梨県の認証モデルを知った。
まぁこれはいわば、第3者機関が、対策やっているか確認して、やっているところは承認して、そういうところは安心して客が入れる、という、正のサイクルを回すことを目指しているもの(だと私は理解した)。
地元でもやろうかと仲間と役所含めて話を進めていたところに、山梨の取り組みが全国に広がるということを聞き、じゃぁ自分たちでやる必要はないかと思った。
まぁ岩手県はもともと以下のようなことをやっていたそうですが、
このステッカー貼ってある店でも、飲食店協会のチェックリスト全然できていないですけどね・・・・いったい何を「認証」していたのかと・・・思ってしまいますが・・・・自己宣言したことを承認???
・患者だけではなく医療従事者も守らないと。
Perspective
Preventing a Parallel Pandemic — A National Strategy to Protect Clinicians’ Well-Being
Victor J. Dzau, M.D., Darrell Kirch, M.D., and Thomas Nasca, M.D.
August 6, 2020
N Engl J Med 2020; 383:513-515
DOI: 10.1056/NEJMp2011027
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/nejmp2011027
・コロナ禍の自殺問題
今こそ,医療者に求められる視点とは
対談・座談会 本橋 豊,金 吉晴
2021.04.05 週刊医学界新聞(通常号):第3415号より
本橋 ええ。社会的な不安の増大による自殺者の一過性の減少を「社会的不安仮説」と私は呼んでいます。社会的不安の定量化にGoogle Trendsによる「コロナ」の検索数が代理変数になると考え,日別自殺者数との変動の相関を分析しました。その結果,「コロナ」の検索数が増加した時期に一致して日別自殺者数の減少が見られたのです3)。3月下旬に東京都知事の「ロックダウン」発言と著名人のCOVID-19関連死等によって,社会的不安が急速に高まったと推測しています。
3)本橋豊,他.COVID-19パンデミック下の社会的不安(collective anxiety)が自殺率に及ぼす影響に関する実証的研究.自殺総合政策研究.2020;3(1):7-14.
本橋 4月の緊急事態宣言発出や,全世帯に対する特別定額給付金の支給などによって社会的努力が可視化されたと考えられます。一時的に不安が緩和された経過からみても,社会的不安が自殺者の増減と連動するとの仮説が導ける。実際に10万円が支給された直後の一時期,50代の男性の自殺者数は減ったのです。この他,雇用保険基本手当,緊急小口資金貸付,総合支援資金貸付などの経済生活支援施策によって自殺が抑制された可能性が考えられます。
女性の自殺者増加の背景要因を考える
金 2020年7月以降,自殺者数が増加に転じた背景をどう分析していますか。
本橋 背景要因の一つに雇用環境の悪化が挙げられます。COVID-19の影響が長期にわたり,自殺者が増加した可能性が考えられます。さらに,有名人の自殺報道による誘発効果(ウエルテル効果)が重なった影響もあるでしょう。
金 昨年は女性の自殺者が増加し,危機感が募ります。
本橋 男女別統計を見ると,2020年の自殺者数の対前年度比では,男性は23人の減少に対し,女性は935人の増加でした1)。この男女格差(gender gap)は,7月以降の自殺者数の増加が女性の自殺者数の増加に主として起因すると見ています。
金 女性の自殺の背景には一般に,雇用の問題の他,家庭内暴力(DV)被害や,育児・介護の悩みなどさまざまな問題が関連します。コロナ禍の雇用環境の悪化も男女差が見られますか。
本橋 はい,特に注意を払わなければならない点です。2020年4月には,非正規雇用の女性約108万人が職を失っています。コロナ禍の雇用への影響は女性に顕著に表れました。そして,女性の非正規雇用労働者数が減少した時期に遅れて自殺者数が増加している。この強い相関も明らかになっています4)。
金 非正規雇用者の解雇と女性の自殺,両者の関連を念頭に置いた対策が必要になるでしょう。女性の自殺者数の増加は,有名人の自殺報道の影響もあったとみてよいでしょうか。
本橋 そうですね。7月下旬の男性俳優の自殺によるウエルテル効果は1週間,9月下旬の女優の自殺報道後は1~3週間程度,統計学的に有意な増加が認められました5)。実際,10月に増加した自殺者数に占める女性の割合も高く出ています。ウエルテル効果には不況や雇用環境の悪化といった背景要因効果(background effect)があり,雇用問題で自殺のハイリスク集団となった女性が,有名人の自殺報道にさらされたことで自殺が誘発されたと考えられます。
金 個人を取り巻く雇用環境や報道の影響など,複合的な要因が相互に影響しながら自殺者数の増加につながっていることがうかがえます。
本橋 雇用環境の影響を念頭に置かないまま自殺の原因を報道の影響にのみ求めてしまうと,問題の本質を見誤りかねません。包括的な対策と支援が必要です。
金 自殺の男女差の関連では,女性の自殺者増加には外出自粛やリモートワークでDVの増加があると一般に考えられています。コロナ禍のDVの関連はデータに表れていますか。
本橋 緊急事態宣言が出された昨年のDV被害の相談件数は過去最多を更新しました6)。しかし,DV件数の増加が自殺者数に及ぼす影響との関連は,現時点で確定的な見解を示すのは難しいと思われます。政府の出すDVの相談件数によると4~5月は増えた一方,自殺者数は抑えられているからです。
金 パンデミック初期に起こった社会的不安仮説の動きと重なっていますね。
本橋 はい。ここで注意して見なければならないのは,DV相談件数の増加がDV発生数を真に反映した指標かわからない点です。
金 そうですね。DVの相談件数だけを指標に因果関係を見いだすのは難しいと思われます。社会的関心の高まりを受けて,積極的な相談の啓発が行われた結果として,相談件数が増えたのかもしれません。相談件数は,被害を受けながらも相談できるだけの余力がある被害者の実態を表しているとも言えます。DV被害者はまず自身の保護や逃避を考えます。それができずに,自殺に至ってしまう方は,こうした統計や診察の場では把握できないかもしれないわけです。
本橋 DVと自殺の関連は,データをさらに蓄積して検討する必要があるでしょう。
★COVID-19による直接・間接の健康被害:SDHの視点から
Stop COVID-19 Iwate 岩手
喫煙者はコロナ抗体が低い https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2026116
Mix-and-match vaccination regimens against COVID-19 provide an opportunity to speed up vaccination campaigns worldwide, maximising their impact on the control of the pandemic.
異なるコロナワクチン同士の組み合わせ(mix and match、今回はAZ→ファイザー)でも安全かつ有効である可能性がフェーズ2でも示され、世界的により広範なワクチン接種が進む可能性が出てきました。
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)01420-3/fulltext
Covid-19 Breakthrough Infections in Vaccinated Health Care Workers.予防接種を受けた医療従事者におけるCovid-19の画期的な感染症。
Journal The New England journal of medicine. 2021 Jul 28; doi: 10.1056/NEJMoa2109072.
「米国・ファイザー社は、7月28日に発表した第2四半期決算報告会議で、同社の新型コロナワクチンについて、3回接種により、デルタ変異株に対する中和抗体価が大幅に増強されることを示した研究データを公表した。同社は、現在推奨されている2回接種後6?12ヵ月以内に3回目のブースター接種が必要になる可能性が高いと説明しており、8月中にも米食品医薬品局(FDA)に対し、追加接種の緊急使用許可の承認申請を行う方針だ。」https://www.carenet.com/news/general/carenet/52728
July 15, 2021 CORRESPONDENCE|ONLINE FIRST
Comparative immunogenicity of mRNA and inactivated vaccines against COVID-19
https://www.thelancet.com/journals/lanmic/article/PIIS2666-5247(21)00177-4/fulltext
https://www.thelancet.com/action/showPdf?pii=S2666-5247%2821%2900177-4
93人の医療従事者のうち、ファイザー製ワクチン接種したのは63人(男性55.6%、年齢中央値37歳[範囲26?60歳])、シノバック製ワクチン接種したのは30人(男性23.3%、年齢中央値47歳[範囲31?65歳])であった。
・ファイザー製ワクチンを接種した医療従事者では、ELISAおよびsVNTで測定した抗体価は、初回接種後に大幅に上昇し、2回目接種後に再上昇した。PRNTの結果が得られた12人のサブセットにおいて、2回目接種後のPRNT50力価の幾何平均値は269、PRNT90力価の幾何平均値は113だった。
・一方、シノバック製ワクチンを接種した医療従事者では、ワクチン接種後にELISAおよびsVNTで測定された抗体価は低く、2回目接種後に中程度に上昇した。PRNTの結果も得られた12人のサブセットにおいて、2回目接種後のPRNT50力価の幾何平均値は27、PRNT90力価の幾何平均値は8.4だった。
著者らは「中和抗体価と新型コロナワクチンにおける防御との関連が提案されている。ここで示された中和抗体価の差は、ワクチンの有効性の差につながる可能性がある」
イスラエル6か月経過していると抗体化が低い
・イスラエルのデータ、解説する動画を作る 日本語ないから
https://www.gov.il/BlobFolder/reports/vaccine-efficacy-safety-follow-up-committee/he/files_publications_corona_two-dose-vaccination-data.pdf
2021年6月30日 5:50 (2021年6月30日 17:32更新)
米、デルタ株警戒広がる LAはマスク着用を再推奨 新型コロナ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN29E6Z0Z20C21A6000000/
2021/7/18
Covid-19 Breakthrough Infections in Vaccinated Health Care Workers@イスラエル
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2109072
7/23
スタンフォード大学のワクチン済の7人クラスターも解説
https://abcnews.go.com/Health/stanford-university-reports-breakthrough-cases-covid-19-fully/story?id=79007407
7/30. 8/6
Outbreak of SARS-CoV-2 Infections, Including COVID-19 Vaccine Breakthrough Infections,
Associated with Large Public Gatherings ? Barnstable County, Massachusetts, July 2021
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/70/wr/mm7031e2.htm
https://www.nbcboston.com/news/local/breakthrough-covid-cases-in-massachusetts-what-we-know/2457920/
MA州バーンスタブル郡で7月初旬、数千人が集まる複数の夏季イベントが開催され、クラスターが発生。
感染者469人のうち346人はワクチン接種を完了した人だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/867abe9e6d40d7d60acdd7e8512b78157ba58c4b
時短や自粛頼みは限界 「したいことを可能にする」指針必要 公衆衛生学の専門家に聞く 小坂教授
https://kahoku.news/articles/20210804khn000013.html
トルコも自国ワクチンあるのか‥‥日本・・・
Efficacy, Immunogenicity, and Safety of the Inactivated COVID-19 Vaccine (TURKOVAC) Versus the CoronaVac Vaccine