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シュタイナー教育と心理学③

ルドルフ・シュタイナー著 新田義之訳 『教育の基礎となる一般人間学』を読んでいます。

第2日目、第二段落目まで↓

第三段落要約

表象の映像的性質を考察する場合、まず質的に捉える必要がある。
表象は移ろい易く、活動するという概念が存在物と同様にはあてはまらない。しかし同時に、思考的活動の中には映像的活動(bildhafte Tätigkeit)しかない。すなわち表象の中で動くものはすべて映像の動きである。
映像は何かの映像であり、何者とも関係ない「映像ただそれ自身」というものはありえない。例えば鏡像において、鏡像の全ては一つとして鏡の背後にあるものではなく、鏡とは無関係にどこか別の所にある。どんなものでも鏡に映ることができる。
同じ意味で、表象する動きが映像的なものであることを知ると、「表象とは何を映した像なのだろうか?」という問いが出る。
この答えは普通の学問からは出ない。答え得るのはただ人智学を基礎とする学問だけである。
表象とは、誕生以前ないしは受胎以前に体験した全ての体験の像である
死と新しい誕生との間の皆さんの生が現在の生の中に映し出されるのであって、この映像がつまり表象なのである。誕生前のかなたから表象が透入してきて、人間存在自身によって反射されるとお考えいただきたい。
真の認識者たちにとっては、表象ということだけでもすでに誕生前の存在を実証するものである。

第四段落要約

「誕生する前ないしは入胎する前に、純粋に霊的な世界の中で私たちの魂(Seele)が行なった行為を、表象の中でいま映し出しているのだということを知ることによって、私たちは表象作業とは何であるかを本当に理解することができる」。表象に関してこれ以外の一切の定義は何の役にも立たない。



今日は要約のみです。

今後はシュタイナーにおける「表象」はなるべく"霊的な体験の像"などと読み替えて進めていきたい。

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