転職や就活の相談を受ける時に、コーチングを意識している話
今回はコーチングとキャリアです。
この記事でわかることは、
✓ 相談相手として意識しているコーチング (3つ)
直接答えを言わない
答えは相手の中にある
問い, 傾聴とフィードバックから相手の気づきにつなげる
誰かから相談を受ける時に、こういうスタンスや聴き方、伝え方への参考になればと思いポイントを解説しています。
ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
キャリアの相談 (記事の背景)
時々ですがキャリアの相談を受けることがあります。転職や独立、学生の方だと就活や進路相談です。
友人、以前の職場での同僚や知人、会ったことのない方もいます。同世代から20歳くらいの大学生の方までと色々です。初めての方では Twitter の DM 、Facebook のメッセンジャー、他には会社のホームページの問い合わせフォームから連絡をいただくこともあります。
相談を受ける時は、時間は30分から60分くらいで Zoom や Google Meet を使ったビデオ通話をします。
話を聞いたり、こちらから話をするときに意識しているのはコーチングです。
コーチングの肝 (3つ)
コーチングのポイントは3つあります。
✓ コーチングの肝
(相手が知りたい) 直接の答えは教えない
答えは相手の中にある
問い, 傾聴とフィードバックで相手の気づきにつなげる
以上の3つをキャリアの相談に乗る時の自分の基本姿勢にしています。
ではそれぞれについて順番にご説明しますね。
[ポイント 1] 直接の答えを教えない
転職や進路 (就職, 大学院進学, 留学) とは、突き詰めると 「次の自分の環境はどこがいいか」 というキャリアへの問いです。
この問いに相手に 「こうすべき」 という答えは言わないようにしています。伝えるとしても、もし自分がその立場ならや、自分は過去にこうしたという、あくまで参考情報までです。
キャリアの転換点での選択と決断は、結局のところは最後は自分で決めるしかありません。判断の参考情報までは出しますが、相手から求められている 「答えそのもの」 は言わないようにしています。
[ポイント 2] 答えは相手の中にある
キャリアの相談を受けていて共通して感じることは、答えはすでに相手は持っていることです。
ただし断言できるほど強くはなく、あるいは意識てきていたり言葉になっていません。しかし、何かしらの答えは相手の中にすでにあるのです。
自分のキャリア相談を受ける立場としてスタンスは、「答えは相手の中にある」 です。相手が答えを発見することに期待し信じるという姿勢です。
[ポイント 3] 問い, 傾聴やフィードバックで相手の気づきにつなげる
相手に答えを言うのではなく、では何をするかと言うと問いかけをします。
もし相手の言葉や説明が抽象的であれば、具体を掘り下げるために 「なぜなのか」 「何がそうさせたのか」 「その時の気持ちは」 などの質問を続けます。
相談相手として自分が意識したいことは、相手の説明には最後まで聴き、途中で遮らないことです。最後まで話をしてもらった後に、聴いた内容を整理しまとめたり、こちらが思ったことも伝えてフィードバックをします。
相手は問いへの答えを考えたり話をしている時、そしてフィードバックからも新しい気づきを得ています。その気づきが既にある 「自分の中にある答え」 につながることを期待しています。
まとめ
今回はキャリア相談とコーチングについてでした。
最後にまとめです。
コーチングのポイント
(相手が知りたい) 直接の答えは教えない
答えは相手の中にある
問い, 傾聴とフィードバックで相手の気づきにつなげる
キャリアへの相談相手として意識していること
相手に 「こうすべき」 とは言わない。キャリアでの選択と決断は、自分で決めるしかない。伝えるのは参考情報まで
相手が知りたい答えは 「相手の中にある」 。答えを自分が発見することを期待し信じる
答えを言うのではなく問いかけをする。傾聴とフィードバックで相手の気づきから答えにつなげる
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