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私のチャレンジ、好きなこと 4

みなさん、こんにちは。今日は2020年6月26日。

今日のトップ画像は、2006年のモデルロケット世界大会にて、実際の競技中に使用した機体を昨日撮影したものです。

状態は、未だほつれるところもなく現役。

正直私は驚きました。

ロケットのボディ(赤い筒の部分)の中に入った3枚のブレード(写真上部に広がっている翼のようなもの)がゴム動力にて上空で展開し、回転しながら下降してくる、というような機構をもったロケットです。

モデルロケット世界大会にはいくつかカテゴリーがあり、この機構をもったロケットは、『S9 - ジャイロコプター滞空時間競技』のレギュレーションに沿って作られており、その他、エンジンの出力や競技制限時間などのルールに沿って競技が行われます。

競技のカテゴリーやレギュレーションについて詳しく知りたい方は、下のFAI(国際航空連盟)のホームページを見てみてください。
(最新のレギュレーションは上部の『SPORTING CODE』のページからダウンロードできます)

前置きが長くなりましたが、『3』のつづきを始めます。

2年次になり、いよいよ世界大会へのチャレンジが本格的にスタートします。

ただ2年次は、学校の勉強も本格的になり、航空工学実験と設計製図に代表されるような、重い授業(取りこぼすと、ほぼ留年が決定という…)が入ってきます。

そういった意味では、より一層のプレッシャーを抱えながらのサークル活動です。

2年に1回開催される世界大会ですが、私たちが出場する予定の世界大会は2006年で、私たちのチームはその前年である年(私が2年次の年)に開催される国内予選に出場して成績をあげることにしました。

相も変わらず、といいますか、ロケット製作は連日夜まで及び、新規開発の機構を試すための機体製作に明け暮れます。

夜、学内にあるローソンで、人力飛行機を作っている航空研究会のメンバーと遭遇することが多く、不思議な連帯感からか、お互いを励ましあっていたことをよく覚えています。

前期テスト3日前にもかかわらず、ロケットの打ち上げをしていたのは、今となっては狂気とも思えますが、本気で世界一を狙っていた証拠とも言えるかもしれません。。(ホントか??)

やっぱりいくつの専門の単位は犠牲になりつつも、酷暑の夏を乗り切り、予選に臨みます。

国内予選で使用した機体は写真とは異なり、機体の回収などを考慮したローターが小さめの機体でした。

練習の成果もあり、無事にタイムを残せて、翌年の3月の選考会議にて日本代表選手として選出されました。

もちろん他のメンバーも無事に選出され、1人も欠けることなくチームでロシア大会に出場することが決まりました。

活動をしていると、メンバー間の問題もあったりするのですが、それも無事に乗り越えられて臨めることになったことは、9月からS9カテゴリーのリーダーとなった私は安堵といったところでした。

いよいよロシア大会本戦まで6ヶ月です。

機体の開発も最後の追い込み。

まだまだ決まりきっていない機体の仕様がたくさんあります。

ベストをどこまで尽くせるか、という気持ちで本戦まで駆け抜けていきます。

忘れちゃいけないのが学業の方で、連日の徹夜のかいもあってか、実験も製図もまさかの良い成績で単位が取れていました。

その他は、やっぱりいくつかの取りこぼしはありましたが、前年のリベンジで受講していた講義も取れており、激動の2年次は連日の徹夜の日々とともになんとか乗り越えていけたのです。。

4は終わり。

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